Atsushi

デジタルマーケティングに従事している人。 https://twitter.com/At…

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デジタルマーケティングに従事している人。 https://twitter.com/AtsushiMKT

最近の記事

新卒で消費財メーカーに行った後のキャリア(転職考えている若手向け)

仕事柄、消費財メーカーの若手(1~5年目くらい)と話す機会が多々あり、彼らと話すと最近の世代のキャリア感について感じることがある。 訳あって転職事情に人よりは詳しいこともあって色々と相談をしてくれる(どちらかと言えばこちらが勉強になるのだが)が、自分なりの考えをまとめておきたい。 相対的にマーケティング部門の方と話す機会が多いので、マーケティング寄りの話になっている。営業、財務経理、調査の方にも多少は役に立つ内容だと思う。 1~5年目でキャリアを歩んでいる人にぜひ。外資

    • 消費者に届かない広告の無意味さ

      広告は日々あらゆるところから流れてくる。スマホでニュースを見ていても、電車に乗っていても、テレビをふと見ていても、書店に入っても、大学の学食でご飯を食べていても、広告は嫌というほどやってくる。 広告を見ることには慣れてきたので別に不快になることはない。 広告の作り手たちは、広告作成に莫大な時間とお金をかけているので、広告をじっくりと見る癖がついている。私もその一人だ。 一方で消費者は広告をしっかり見ることはない。目に入って、頭の片隅にほわっと残る程度だ。どのチャネルで、

      • 自称"マーケター"の議論に関して思ったこと

        最近マーケタ―に関して議論が起きていた。私もプロフィールにWEBマーケと書いており、主にWEBの側面からマーケティングをしている人間として、お話ししたい。学生から質問がきたので筆をとってみた。 WEBの人間なのでバイアスはかかりまくりなのはお許しいただきたい。 就職活動でマーケティング職(WEB含む)を目指している人向けに書いたのでぜひ学生の方にご覧になってほしい。社会人の方は色々意見があれば追記するのでtwitterのリプ覧へ。 昨今の自称"マーケター"の問題点さて、

        • マーケティングから他の職種へのキャリア

          マーケターは職種としては渡り歩きやすい職種で比較的職には困らない。 一方、マーケターから他の職種へチャレンジする人も全くいないわけではない。 最も多いのが、肌感ではGAFAの営業だろうか。GAFAはマーケティング職種があまり多くないのと、マーケティングカンパニーではないので職が変わってしまう。その分年収も高いわけなのだが。 また、マーケターからコンサルタントになる人も20代ならそこそこいる。これは学歴と地頭をいかしての転職に近いかな。 他の職種にチャレンジするなら若い

        新卒で消費財メーカーに行った後のキャリア(転職考えている若手向け)

          価格の適正さ

          価格についてとある方と話したところ高ければ高いほどいいという市場もあるという指摘をうけた。 高ければ高いほどいいという市場と、高くても売れる市場というのは異なる。 カリスマ性のある人が売ると売れるのは高くても売れる市場だ。 一方、高ければ高いほどいいという市場は富裕層向けにお金をいとめをつけず、高い方が安心安全といったたぐいのものだ。まずは自分が富裕層になってからこの類のビジネスをしてみたい。

          価格の適正さ

          D2Cの広告費について

          D2Cは小売店を介さないから、その分コストカットできるから安いなんてのは間違いである。 その証拠に、D2Cは広告費が高い。結局、D2Cブランドも規模の拡大を目指し、小売りに展開し、マージンをとられているので、広告費はそれなりにかかっている。 そして化粧品の場合、ネットの広告費用は高いので、マスで展開するよりも高くつく。(アパレルはネット広告費のほうが体感的に安く感じている) マス広告や小売りをたたいて売る流れは新しいマーケティング手法かもしれないが、間の卸、小売りがない

          D2Cの広告費について

          正しい方向に努力する重要性

          正しい方向に努力せず時間を無駄にしてしまうと感じることがある。私も半年くらい時間を無駄にしたと思うことがあった。 正しい方向にある程度の恐怖を感じながら努力しないと意味がない。 予算投資も売上を最大化するためにマーケティング活動をおこなわなければいけない。誤った方向にやってしまうと取り返しがつかない。これからも継続してやっていきたい。

          正しい方向に努力する重要性

          急成長をなぜしないといけないのか

          スタートアップはなぜ急成長を求められるのだろうか。 基本的なことだがいくつか書く。 1.新興市場なので、1 company takes allになる可能性があるため 新しいサービスは、一気にシェアをとりにくるので、まずはシェア獲得を優先すべきである。利益よりも優先すべきである。 例えば整形の記録を投稿するCGMサイトであれば、今のところどこが勝つかわからないが恐らく一社が勝つことになる。(市場規模がめちゃめちゃ伸びてくれば複数社存在する:サプリ市場も存在する) 2.

          急成長をなぜしないといけないのか

          消費者のことを考えることと流行を作ること

          消費者のことを正確に理解したら次に売れる商品ができるかというとそうではない。 次にほしいもの、買うものを予測しないといけない。それは、消費者のことを理解しているだけではだめでうまいタイミングで時流にのらないといけない。 消費者は今あるものしか知らないので未来にこれからでてくるものはしらない。 ガラケーの時代にどれだけ消費者のことを理解しても、スマホのアイデアはおそらくなかなかでてこなかっただろう。 トレンドを作りだすマーケターや企業はすごいなと思う。

          消費者のことを考えることと流行を作ること

          DUO上場

          DUOを販売している会社が上場した。DUOは売上もさることながらアフィリエイトモデルを活用したインフルエンサーマーケが最近かなりすごいように思える。 恐らくDUOを使ったことすらないユーザーがすすめているのをみるとネットワーク効果のようなものを感じてしまう。 割と利益upの余地はありそうなので、意外にいいかもしれない。 インフルエンサーアフィリエイトはこれから伸びそうだし期待がもてそう。 アメブロのときもそうだったがインフルエンサーが誰でもすすめる商材というのはすごい

          D2C大論争

          D2Cビジネスについては色々と言われている。これから入ってももうからない、厳しいなどの声はあり、確かにその通りだと思う。IT企業が増えた昨今においては人件費以外に大きな費用がかかるD2Cビジネスは敬遠されるだろう。 D2Cは配送料も大きく、利益を圧迫している。SaaSは一度契約すると、配送料もかからないし、原価も実質ないので利益率がよくなる。 D2Cは難易度が高いわりに参入者が多い。 こうした状況でいくとこれからビジネスを伸ばすのが難しくなってくる。できる限り、自分の優

          D2C大論争

          マーケティングのおままごとをしていても意味はない

          マーケティングの仕事にまったくかかわっていないのに、マーケティングのお勉強だけをしているのは意味がないと思う。 マーケティングをしたいのであれば、マーケティングポジションで募集している企業に応募して採用されるのが早い。 営業やファイナンスが他部署理解のためにするマーケティングの勉強はいいが、将来マーケターになりたいから、マーケティングの勉強していますといって、今はマーケティングの仕事していないというのはちょっと違うと思う。 起業と違ってお金をためなくてもできることである

          マーケティングのおままごとをしていても意味はない

          広告運用代理店について

          広告運用代理店は大変だ。ここでいう代理店はネット広告代理店をさす。電通や博報堂などの大手広告代理店も非常に大変ではあると思うが。 ネット広告代理店は、運用額に対して一定のパーセンテージで運用報酬をいただく。そのため運用額が大きければ大きいほど、代理店に入る実入りはでかいわけだ。 運用額に対して手数料をもらうことのいい点としては、成果がでなくてもお金をもらえる。アフィリエイト型の運用だと成果がでないと売上がでませんが運用型は違います。 運用型は案件獲得が非常に大事で営業力

          広告運用代理店について

          ベンチャー企業での長期インターンの必要性ついて

          たまには就活のことを書こうと思います。 いつも社会人向け(特にマーケティングキャリア)の発信をしていましたが、大学生からも連絡が来るのでたまには自分の考えを書かせていただきます。 「就職活動のためのベンチャー長期インターンはしなければいけないのか?」 という質問がたまにDMできます。 結論いうと大手志望なら、長期インターンを就活のためにしなくていいし、今やっている勉強やサークルに一生懸命打ち込むべきだと思います。もし生きたい大手企業が長期インターン募集していたらそれは

          ベンチャー企業での長期インターンの必要性ついて

          デジタル施策への無駄な投資

          デジタル施策へちょこちょこっと投資してお金を無駄にする企業が増え、元受けである広告代理店と、そこからさらに発注している代理店子会社やブティック系デジタル中小代理店がうるおってしまっていた。 これからはデジタルネイティブ世代がディレクタークラスになっていけばデジタル上でブランドエクイティの構築につなげるためにガチで頭を使いだす企業が増えてくるのでデジタル広告への考え方もかわってくるだろう。マス広告は4マスといってマス広告のなかでも区分けされているが、ネット広告は一部の詳しいデ

          デジタル施策への無駄な投資

          LTVをあげる施策について

          LTVをあげる施策についてはいくつかある。公式化されているものもあり、実践したら大体LTVはあがるだろう。BtoB向けのSaaSプロダクトから、BtoC向けのD2CまでLTVをあげる施策は様々ある。 ユーザー、消費者へのリーチ方法も、電話、直接訪問、メール、LINEと多様化してきて、これらを自動でおこなうようにサポートツールも発達してきているのも事実である。 だがLTVをあげる施策は、単にLTVをあげるものと、ブランドエクイティの構築に寄与するものがある。 D2Cでよく

          LTVをあげる施策について