《連続投稿560日目》タイムマシン効果のUX
日経電子版の記事【試合結果を隠して表示 スカパーJSATが無料アプリ】では、スカパーJSATの、試合結果表示を遮断してウェブサイトを閲覧できるスマホアプリ(ユーザーがアプリで球団を1つ選ぶと、球団名・選手名などの単語を含むサイトの閲覧をブロックする仕組み)がリポートされています。
確かに、仕事からの帰宅後などの試合の録画視聴を楽しみにしていたのに、何気なくサイトを見ていて試合結果が分かってしまうような表示が出てくる事は、映画の視聴直前にいきなり結末が告げられてしまうような、ネタバレの極端なケースに相当し、著しくUX(ユーザーエクスペリエンス)を損なうものです。
そのような事態を回避できる記事のようなサービスには卓越したものが感じられ、それは、「(録画を見ながら)今まさに試合が行われているような感覚に浸りたい」というユーザーのインサイトをしっかりと捉えていると言えます。
このようなサービスは、いわば、ユーザーを数時間前の試合開始時間に連れていってくれるような、タイムマシンのようなサービスであり、タイムマシン効果でUXの最大化を図るようなサービスは、それが過去に遡るものであれ、未来に連れていってくれるものであれ(例えば、冬に夏のバカンスを疑似体験させてくれる旅行予約サイト、のようなもの)、探せばまだまだあるのかも知れず、その心理的な効果、インパクトは大きそうです。
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