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ほんの少しの差が大切~ユーザーに寄り添うプロダクト~

 日経電子版の記事【排水しやすい牛用水飲みタンク、酪農家の負担軽減】では、農業・酪農用具などの製造・販売を手掛ける企業が、「(記事より)汚れがたまりにくく、排水がしやすい」牛用水飲みタンクの新製品を開発したことがリポートされています。



 このごく短い記事は、とても大切な事を教えてくれているように思います。

 ――それは、後継者不足等が問題となっている酪農の現場で、重くて、排水がしずらく、清掃も面倒な、扱いにくい「牛用水飲みタンク」というプロダクトを、そのままコモディティ化した商品として放置し、昔通りに作り続けるのではなく、そこで一歩踏みとどまって、ユーザーの立場にっ立ってそのUX(ユーザーエクスペリエンス)を見直す、という事です。

▶少しの差でUXが激変する

① 傾斜付きの溝と+側面の排水栓=排水しやすい

② 凹凸のない水槽表面=汚れを落としやすい



 そういえば、私達の身の周りにも、さりげない装飾やデコボコしたデザインのせいで著しく掃除しにくい製品・設備がままあり、なんでもっとスッキリしたデザインになってないんだろう、とボヤいたことが何度ある事か……

 ユーザーに寄り添い、ユーザーのかかえているマイナスのUX、不便さ、ボヤキ、諦めてしまっている利便性といったものに応えることこそ、コモディティ化したプロダクトを蘇らせるポイント、ほんの少しの差が大切なのだと思います。




(付記:2020年5月19日、皆様のおかげをもちまして、noteへの連続投稿が500日を達成できましたことに、改めてお礼を申し上げます。下記の拙稿で振り返りをしています。




連続投稿508日目。
 当ページにご来訪いただき、ありがとうございました!

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