かけっこ練習ノート – ルール、チーム、アップの目的


 
6月24日(木)
 
今日は最初に3つの大切なお話をしました。

ルールの目的は?

一つ目は、ルールの話です。
みんなの周りで一番ルール(規則)が多いのはどこでしょう。
きっと学校ですね。
では、学校のルールの目的ってなんでしょう?
そして、なぜ学校にルールが多いのでしょう。
 
ルールがないとみんなが集中して勉強しないからでしょうか。
または、危ないことをしたり、他者に嫌な思いをさせると思われているからでしょうか。
もしかすると、過去にそういう事をした子がいたから、先生たちがそれを未然に防ぐためにルールを作ったのかもしれません。
 
では、太尾ランナーズはどうでしょう。
太尾ランナーズには、最小限のルールしかありません。
ルールが増えれば、どうしても必要以上にみんなの行動を制限してしまいます。
だから僕は、先回りしていろんなことを禁止するようなことはしたくありません。
その代わり、みんな自身が、何が危なくて、何をしたら他者が傷つくか、それぞれ考えてほしいのです。
それでももし、太尾ランナーズにルールが増えていったとしたら、それはみんなが信用されなくなってきた、という事だと思います。
そうならないように、みんなで考えていきましょう。

チームの目的は?

二つ目は目的についてです。
太尾ランナーズに参加する目的はなんでしょう?
「今よりも速く走れるようになる」ですね。
この一点が共有されていれば、太尾ランナーズに誰でも参加していいのです。
足が速くても、遅くても、関係ありません。
目的は自分が今より速くなることです。
この目的意識を強く持ってほしいと思います。
また、この目的意識を持っていれば、先に言ったルールも少なくて済むと思います。

準備運動の目的は?

 三つ目はアップについてです。
これまでは、練習の前にドロケイをしていました。
このドロケイの目的は、動的な準備運動を行うことです。
これは2年前からずっと変わっていません。
 
でも、当初4年生だった子たちも今は6年生。
さすがにドロケイだけでは飽きて来たようです。
 
よく考えると、動的な準備運動ができるのであれば、必ずしもドロケイでなくてもいいのです。
それぞれが考えて目的を達成すればいいのです。
ということで、次週からはみんなそれぞれの方法でアップをしてみましょう。
もちろん、ドロケイをやりたい子たちは、引き続き一緒にやりましょう。
 
 
今日の練習では、スタートでとても重要な前傾について深堀りしました。
前傾には偽物と本物があります。
そして、多くの人が偽物の前傾で満足してしまっています。
偽物の前傾とは、止まっていられる前傾。
本物の前傾とは、前に進んでしまう前傾です。
これはとても重要な考えなので、次週にもじっくりやりたいと思います。
 

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