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43歳妻子持ちの転職~サラリーマンか自営業か

5月中旬の最終出社日からおよそ1か月が経ちました。

就職して以来、こんなに長く仕事をしていないのは初めてのことで、ゆっくり考えたり、会いたい人と会ってじっくり話したり、明日の仕事のことを考えずに好きなことに没頭できることで得られる充足感を感じています。

ただ、43歳にして、妻子持ち(子供3人)なので、ほんのり「そろそろ次に向けて動き出さなきゃ」と転職サイトを探したり、転職エージェントに登録したりと、動きはじめてはいます。

転職産業のノリに合わない自分

やりたいことの方向性が、この1か月で見えてきて、その業界に特化した転職エージェントにも登録し、面談をしてもらったり、いくつかの企業にエントリーもしてもらいました。

担当のエージェントさんも、親身に希望を聞いてくれたし、手持ちの求人の中から、条件に近いものを提示してくれたり、自力で行う転職活動よりもはるかに手間なく、ことが進み、その点は本当にありがたいなぁと思っています。

一方で、転職エージェントさんのビジネスモデルを考えると、お金を出しているのは、求人企業側なので、そこはたくさんの人を選考に送りこみ、企業側が求める人材をマッチングさせることが本質的な業務内容になります。

そこを踏まえると、求職者に対して、求人企業の魅力を伝えたり、求人企業が求める人材像を伝えたり、マッチング精度をあげることが、各担当者の腕の見せ所。

自分の転職の目的が、より良い条件で働きたい、狙っている業界に入りたい、とりあえず次を早く見つけたいなら、転職エージェントとの相性は抜群だと思います。こんなありがたいサービスはありません。

でも、自分の場合は、そういうノリではないのかなと、ちょっと思っています。

案内された求人は、確かにやりたいことの大枠を満たし、給与的な条件も許容範囲。ただ、勤務終了時間が22時とか23時とか遅めだったり、土日休みじゃなかったり、祝日は通常勤務だったり、今の自分が大切にしたいライフスタイルができなくなりそうなものばかりでした。

一応、エージェントに相談すると「希望する業界ではこの条件が当たり前です。また経験を積んで役職が付けば土日休みや日中の勤務時間にもなりますから」と言ってくれました。

異業種転職かつ、43歳という年齢を考えたら、いわゆる「転職市場」では、私はおいしい人材ではありません。まさに選べる立場ではないわけです。

「選べない立場」を受け入れるべきか?

ただ、もう少し俯瞰で見てみると、転職産業の枠組みで転職しようと思うから、「転職市場」のニーズに自分を寄せていく必要があるのかもしれないと思います。

「転職市場」的には、「選べる立場にない」であっても、自営業という選択肢だってあるわけですし、1つの会社で満足する十分な給料が得られなくても、今の時代はパラレルワークも可能です。

そう考えると「選べる立場にない」なんて、自分を不必要に落として、無理に「転職市場」のニーズにはめ込まなくてもいいのかもしれません。

本当は自営業をしたい

ちなみに転職活動をしているものの、まだ自営業(フリーランス)にチャレンジしたいという思いもくすぶり続けています。

当面の収入不安を考えると、自分が将来的にやりたいことに向けた経験が積める業界でサラリーマンとして働くのが、ベターな選択肢ですが、一方で、その業界は、今の自分が大切にしたいライフスタイルの実現は難しそうな感じ。

悩みます。

だったら、自分でやりたい仕事と、大切にしたいライフスタイルを実現を調整しやすい、自営業の方がはるかにダイナミックかつワクワクできるチャレンジだよなぁと本心としては思っちゃうんですよね。

何より、今回の退職は、将来的にフリーランスになるための次のステップに進もうと思ったからに他なりません。

あとは妻をはじめとする家族に心配をかけずに済む収入の確保と、自営業とやっていけるぞという安心感を与えること。

ちなみにこの1ヶ月、会いたいと思ってお話を聞いてきた方々は、みんな自営業(フリーランス)の方々でした。前回の転職の時は、サラリーマンの中心に話を聞いてきたから、無意識のうちに自営業志向になっているのかもしれません。

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