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絵で学ぶ!人の心情を読み取る思考術


ここ最近美術館に行き絵を見ることが好きになった。





古い絵を見ても

あ〜うまいなぁ〜

わけわかんねぇな〜



で終わってました。





でもふとした瞬間に


あれ?


ちょっと待てよ‥‥。




この作者なんでこの花を選んだんだろ‥‥


と、疑問に思ったわけです。




そこから絵を見るのが面白い面白い。



人物画も面白いが、風景画も面白い。





正解はわからない。


正直(笑)




でも推理が楽しくなってきました。




この時から自分の感覚を大切にしなければいけないと考えるようになりました。



今僕はメルボルンにいて、休みの日に博物館や美術館に行っては見物するようにしています。



作家のことも作品のこともわからないことばっかりで、この絵たちがどれだけ貴重かも分かってはいないんだけど



そのことも含めて



なぜこの絵は200年もの間保管されているんだろうか‥‥



この額縁はなぜこんな形をしているんだろう‥‥



と興味が湧いて止まりません。




正直説明書きを見てもよくわからない(笑)



情景を詳しく書いている説明書きがないんです。




だったら!!!




僕自身で解釈して楽しんでいる方がよっぽどいい時間の使い方になるし



観察力が上がるじゃない!!



と、思ってオーストラリアに来て絵の鑑賞にハマったわけです。





複雑に見るのではなくまずはありのままを見てみると見えてくる

ビクトリア国立美術館にて


偉そうなこと言ってますが、絵の見方は全く分かってません(笑)


でもわからないからこそ変に推理しようとするのではなく


まずはそのまま絵を見ることにしました。




上記の絵を見て



たくさん果物があるなぁー

ほとんど食べてないな‥‥


いや、普通食べたら皮はゴミ箱に捨てるか‥‥。じゃあどれだけ食べてるかわからないな。



真ん中のやつなんだ‥‥?この果物の名前知らないな‥‥


なんて食べ方してるんだ‥‥?

これは切ったのか?


ナイフが描かれてないなあ〜



じゃあこれはかぶりついたか


別のところで切って食べたのか。




牡蠣がある。

でも全部食べてない‥‥。 

これはもしかしたらパーティの途中なのかも知れない。




映っていないところでパーティは続いていて


部屋の端に置いているだけなのかもしれない。


そう考えると果物やパンも含めほとんど食べられていない理由がわかる!




よく見るとグラスが2つある。


液体が透明だから白ワインか‥‥


スパークリングワインか‥‥。




お皿の下に敷いてある敷物がとても高級そうだ。


パーティを開いている人は貴族で、お高いものを日頃から身に纏っているのかもしれない。

ということは、このパーティは日常的に行われているのかもしれない‥‥





一つ発見してから想像を膨らませていくと見えてくる


乱雑に置いているから綺麗好きな人ではないのかもしれない。



もしくは

もうすでに結構酔っ払っていて乱雑になったのかも


としたらお酒にだらしないか、元々強くないか。




この調子だとおそらく床もたくさん果物の皮やパンくずが落ちていたりお酒もこぼされているのではないか。




1枚の絵でたくさんの発見があり想像力を使うことができました。


もちろん合ってるか間違ってるかは置いといて!というお話です(笑)


自分から観察することによって人の内面がみえてくる。


もちろん1人だけの観察だけではその人がどういう人かあまり見えてきません。



見えた来たとしても、それはただの想像です。



しかし、たくさんの人と会って観察していくと自分の勘が当たっているのかそうでないかがわかってきますよね。




合ってればいいという話ではありません。


もし違っていたらその情報も頭に入れて再度観察してみる。


すると今までとは違った角度から見ることができるかもしれません。



人のことを知ることはとても困難。


でも自分から知ろうとすることで見えてくるものがたくさんあるのかもしれないなと絵の鑑賞を続けていて思ったことでした。



最後に


同じビクトリア国立美術館に飾ってある絵です。


大きさは縦に2mくらいあるもの。


これを見てあなたは何を発見し何を感じることができましたか?


正解不正解を気にせず楽しんで観察してみてください。

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