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コミュニケーションのズレは「認知の限界」が原因!

こんにちは。
キャリアコンサルタントKです。

今回のテーマは「コミュニケーションのズレは「認知の限界」が原因!」です。

自分が「見えるもの」「見えないもの」

突然ですが、以下の項目を「自分で見えるもの」「自分では見えないもの」で分けてみてください。

A.自分の行動(表情)
B.相手の行動(表情)
C.自分の認知(思考)
D.相手の認知
(思考)

さて、どうなったでしょうか?

答えはこちらです。

【自分で見えるもの】
B.相手の行動(表情)
C.自分の認知
(思考)
【自分では見えないもの】
A.自分の行動(表情)
D.相手の認知
(思考)

もう少し詳しくみてみましょう。

人間には「認知の限界」がある

あなたの部下が報告書の提出を忘れたとしましょう。

1.それに対してあなたは
「報告書の提出なんて新人でもできるのに、本当にあいつはダメなやつだ」
と思ったとします。
→これは「C.自分の認知(思考)」なので「自分で見えるもの」です。

2.そしてあなたは部下に対して
「報告書、出し忘れているよ」
と話をします。
※あなたは「報告書の提出なんて新人でもできるのに、本当にあいつはダメなやつだ」と思っているため「諦め・怒り」といったネガティブな表情でしょう。
→これは「A.自分の行動(表情)」なので「自分では見えないもの」です。

3.対して部下は
「上司は自分が今週、どれだけ忙しかったかを分かっていない。部下を見ていないダメ上司だ。」
と思います。
→これは「D.相手の認知(思考)」なので「自分では見えないもの」です。

4.そして部下は
「あなた(上司)だって、ミスをすることくらいあるでしょ!怒」
と強い反発を示します。
→これは「B.相手の行動(思考)」なので「自分で見えるもの」です。

このように、人間は「自分で見ているもの」と「自分では見えないもの」の2つがあります。

目の構造上、人は自分を見ることをはできない(常に鏡を持って自分を見ているわけではない)ですし、相手の認知(思考)を超能力で見透すことはできません。

【自分で見えるもの】B.相手の行動(表情) C.自分の認知(思考)
【自分では見えないもの】A.自分の行動(表情) D.相手の認知(思考)
があることを「認知の限界」と呼びます。

コミュニケーションの齟齬は「自分が見えていないこと」が原因

さて、上記のやりとりの中で「自分が見えているもの」だけを集めると以下の2つです。

<部下に対する自分の認知(考え)>
「報告書の提出なんて新人でもできるのに、本当にあいつはダメなやつだ」

<部下のあなたに対する行動>
「あなた(上司)だって、ミスをすることくらいあるでしょ!怒」という強い反発

あなたは「本当にダメなやつだ」と思っている部下から「あなただってミスをすることくらいある!」と反発を受ける...
この後、2人の会話(関係)が悪化しそうですね。汗

では、もし本来は自分が見えない「D.相手の認知(思考)」が分かったとしたら、何が変わるでしょうか?

<相手(部下)の認知(思考)> ※自分では見えないもの
「上司は自分が今週、どれだけ忙しかったかを分かっていない。部下を見ていないダメ上司だ。」

きっと、その後の会話が変わり、ここまで会話(関係)は悪化しないでしょう。

つまり、会話や関係の悪化の一旦は「自分では見えていないもの」が見えていないことが原因です。

「人間に『認知の限界』があることが原因」という言い方もできます。

「認知の限界」があるから「コレ」が必要

では、どうすれば良いのでしょうか?

「24時間、鏡を持って自分をみる」「相手の認知・思考を読み解くために超能力を身につける」必要はありません。

もっともシンプルなことは「相手の理解に徹して、話を聞く」ことです。

「認知の限界」が存在している以上、相手の認知・思考は分かりません。

しかし、自分が分からないだけで、確実に相手の中には認知・思考が存在しています。

「自分は分からないけど、相手が知っていて、自分が『それ』を知りたい」のであれば、聞く以外に方法はありません。

「相手には相手の認知・思考がある」ことを理解し、その内容に最大限の理解を示しましょう。

そして、相手の考えを聞くことで、自分の認知・思考を伝えましょう。

※「認知の限界」があるので、相手も自分の認知・思考は見えていません。

まとめ

今回のテーマは「コミュニケーションのズレは「認知の限界」が原因!」でした。

私たちには「認知の限界」が存在します。

認知の限界で「見えるもの」と見えないもの」は以下の通りです。

【自分で見えるもの】
相手の行動(表情) 自分の認知(思考)


【自分では見えないもの】
自分の行動(表情) 相手の認知(思考)

コミュニケーション(会話)や関係の悪化は「認知の限界」が原因なことが多いです。
特に「相手の認知(思考)」が見えないことが「ズレ」の原因です。

まずは「相手の理解に徹底して聞くこと」を実践してみましょう!

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