「うつ病」を機に働き方の価値観が変わった
今回はnoteのイベントである【パーソル×noteで、投稿コンテスト「#私らしいはたらき方」を開催します!】を読んで記事を書きます✨
私自身、あることがキッカケで働き方・働くことの価値観が変わった経験があるので、今回のイベントはまさに「自分のこと」だと思っています!
https://note.com/info/n/n183782059b95
note内の写真は無料写真素材サイトの「O-DAN」を利用しています。
なぜこのnoteを書こうと思ったか
「私らしい働き方」ってなんでしょうか?
「終身雇用の崩壊」「年功序列の廃止」「働き方改革」「副業解禁」「能力・成果主義」...など、「働き方」はどんどん変化しています。
私は「キャリアコンサルタント」というキャリアの専門家なので、言葉の意味は理解しているつもりですが...
正直に言うと、少し前まで「私らしい働き方」が何かが分かっていませんでした。
しかし、人生の大きな転機を経て、少しだけ「私らしい働き方」が言葉できるようになりました。
私たちは今、社会の大きな変化の波の中にあり、これまで以上に「私らしい働き方」が見えづらい世の中だと思います。「私らしい働き方」に悩んでいたり、考えている人にとって自分の経験が少しでも活きれば嬉しいなと思い、このnoteを書きました✏️
働き方が変わったキッカケ
私は2008年に社会人になり、一度の転職を挟み30歳過ぎまで「正社員として1社で働く」ことをしてきました。転職の経験はあったものの「正社員として1社で働く」という以外の選択肢はなかった...というか知りませんでした😅
そんなある日、私は仕事のストレスから体調を崩すことが多くなりました。あとから振り返れば、これが「うつ病」の始まりだったのですが...
私自身も「自分への違和感」はずいぶん早いタイミングで感じていました。周囲から「休んだ方が良い」と言われることもありましたし、何より私自身も「休んだ方が良い」と感じていました。
しかし、私は会社を休むことができませんでした。
なぜなら、一度、会社を休んだら「自分の居場所がなくなる」と思っていたからです。
「正社員で1社で働く」以外の働き方・生き方を知らなかった私は、「今の会社で居場所がなくなったら終わりだ」「会社から捨てられてしまったら生きていけない」と心の底から思っていました。
「辛いことがあっても我慢をする」「言いたいことがあっても上司や周囲の顔色が気になって自由に意見を言えない」「言われたらYESと言う」
それが私でした。
そしてある朝、会社のトイレで動けなくなり、なんとか上司に話をして病院に行きました。
その日、人生で初めて「病名:うつ病」という診断書をもらい、その日が前職の最後の出社日になりました。
休職期間中はボーっと過ごす日々が続きました。
そして、時間が経ち、少しずつ回復をしてきた時に私は「国家資格キャリアコンサルタントの勉強会」に参加をしました。資格取得後、特に活動等もしていなかったのですが、たまたま勉強会に参加できることになり、休職期間中で特にすることもない私は勉強会に参加しました。
そこで出会った仲間は「私が知らない世界」を生きている人たちでした。
「正社員として1社で働いている人」は私1人だけ。
フリーランスや副業・兼業で働いている人ばかりでした。
また、複雑な家庭環境をお持ちの人もいて、そこには「私が知らない世界」がありました。
そして、「私が知らない世界」を生きる仲間は、いろいろある中でも前向きに「自分の人生」を生きているように見えました。
その仲間達と関わる中で、私はあることに気づきました。
自分は会社に依存していた。
本来、従業員と会社は対等な立場であり、【従業員は労働を提供して、その対価として賃金(給与)を払う】という関係性です。
しかし、私は「正社員として1社で働く」というキャリアを歩んできたので、「仕事は会社がくれるもの」であり、「会社が仕事をくれなければ生きて行けない」と考えるようになっていました。
1人の人間として本来、自由であるはずなのに、「会社」という存在に甘えて依存をしていたことに、その時、初めて気づきました。
私の「働く価値観」はどう変わったか
自分が依存をしていたことに気づいてから、私は改めて「会社ってなんだろう?」「人生ってなんだろう?」と考えました。
そして、私なりに辿り着いた答えがあります。
自分がやりたいことの道の途中に会社がある「だけ」
会社とは目指す方向性が近い人たちが集まった「箱」
会社と個人に「守る・守られる」という関係性はない
自分の「人生の責任」は自分が負う
うつ病&休職中で「将来」の見通しが無い中ではありましたが、この4つが自分から出てきた時に「心が軽くなった」ことは今でもよく覚えています。
働き方が変わって何が変わったか
「うつ病」が回復して転職活動を開始したとき、私の会社選びの基準は「自分がやりたいこと」と「複業」ができることの2つでした。
その時点では「復業」で何ができるか?は分かりませんでしたが、「いつかやってみたい」という思いだけはありました。なにより「1社だけに依存をする」のが良くないという考えも大きかったです。
その後は不思議なご縁に恵まれ、転職をすることができ、複業も開始することができました。
そして、現在は渋谷にあるIT系の会社で勤務をしながら、キャリアコンサルタントを養成する講座の講師や、企業向けのキャリアカウンセリングを復業として行っています。
正社員でありつつも、複数の仕事を並行して行う働き方で変わったことは次の2つです。
自分の意見を堂々と言えるようになった
自分の仕事への責任感が増えた
1社に縛られている・依存をしている状態ではなくなったことで、私は「自分の意見」を少しずつ言えるようになりました。
「辛いことがあっても我慢をする」「言いたいことがあっても上司や周囲の顔色が気になって自由に意見を言えない」
...そんな自分が少しずつ変わっていることを感じています。
そして、自分が言いたいことを言うからこそ、自分の仕事に責任を感じるようになりました。
当然、上司に「それはおかしいと思います!」と言えば「じゃ、お前の意見はなんだ!」となります。そして、私は「私は***考えています」と言うので、自分が言ったこと・考えたことに対して責任が発生します。
以前は影で不満・愚痴を言っていました。今、振り返れば不満・愚痴を言うのは「楽」なことだと思います。なぜなら、自分の言ったことに責任が伴わないからです。
不満や愚痴は勝手に言っているだけなのでとても「楽」ですが、一方で何も「解決はしない」です。
ちなみに私は、複数の仕事をしていますが「副業」という漢字は使わず、必ず「復業」を使います。
これが国語としての良いのか悪いのかはわからないのですが、私にとって仕事に「正」「副」はなく、全て「自分が責任を持って取り組むこと」です。
単なる印象かもしれませんが、「副業」と書くと【 正社員の仕事が「正」で、それ以外が「副」でオマケ 】のように私は感じてしまいます(これは「好み」かもしれません)
これからの働き方
私は復業という働き方をしていますが、この働き方だけが「正しい」とは思いません。
「働き方の多様化」のなかで、私にとって「自分らしい働き方」が「複数の仕事をする働き方(復業)」なだけです。
そして、この先も自分の考え方・価値観が変われば、より「自分らしい働き方」に変えていくと思います。
大切なことは「自分らしい働き方」を大切にしつつも、「これだけだ」と決めつけないことだと私は考えています。
「自分らしい働き方」が見つからない時に
このnoteを読んでくださる人の中で「自分らしい働き方がわからない・見つからない」と感じている方は、
【少しで良いので「自分らしい働き方(仕事)」ができているな】
と感じる場面/感じた場面を思い出してみてください😄
「ブリーフセラピー」という対人支援のアプローチでは「例外を見つける」という支援があります。
例外とは「上手くいかないことや問題が発生しない時や多少、マシな時」のことを言います。そして、例外は「解決の一部」だと考えます。
「自分らしい働き方がわからない・見つからない」という状況の中でも、多少、マシな時(=少しでも「自分らしい働き方・仕事ができているな」と感じる時)が見つかれば、すでに「解決の一部」が見つかっている証です❣️
あとはその例外(少しでも「自分らしい働き方・仕事ができているな」と感じる時)を少しずつ増やしていけると良いと思います✨
「自分らしい働き方」は、「自分の外」にあるものではなく、きっと「自分の内」にあるものです。今は「それ」が分からなくても、少しずつ見えてくるものだと思います。もし「自分らしい働き方」が今は見えなくても、ぜひ小さな例外(「自分らしい働き方・仕事ができているな」と感じる時)を見つけていってください😊
私の【志】は「人のキャリアの可能性を広げる」です✨ 【志】をもち、私ができることで「自分らしい働き方」「自分らしいキャリア」が実現できる社会に向けて貢献していきたいと考えています🌅
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました❣️
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キャリアコンサルタントK
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