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2020年下期トレンド予測🎉 コーヒーフロートとグリルドチーズサンド

時々「食のトレンド予測」を発信してます。
未来なんて誰にも予測できないけど、食トレンドは社会をタイムリーに映し出してくれるので、”仮説→検証”の分析精度を上げるトレーニングを兼ねて続けています。”予測の打率”は特別まとめてませんが、かためのプリンの流行は19年の9月に深めに語ってたりします。

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タピオカドリンクに飽きた時、次は正反対の存在に食いつく
知覚、風味、食感、喫食シーンの軸で、タピオカドリンクと正反対の存在として、かためのプリンは存在しているのではないか。

↓詳しくはこちらの記事

そんなかたちで、今後どんなものが社会に受け入れられるのか考えてみました!

2020年下期トレンド予測①:コーヒーフロート

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そんな私が2020年下期のトレンド予測として提案したいのが2つあります。
1つがコーヒーフロートです。
デザートコーヒー的ポジションのこちらは、アイスの甘みとコーヒーの苦味のコントラストが楽しかったり、コーヒーとアイスが溶け合い、新しい飲み物になっていく過程が楽しくて美味しかったりしますよね。

ブラックコーヒーでもなくカフェラテでもない‥そんな気分の時に飲みたくなります。このコーヒーフロートが今後はしっかりと注目される存在になりそうだなと思っています。理由は3つほどあります。


コーヒーフロート予測の3つの理由

コーヒーフロート、たしかに言われると美味しい‥でもなぜこのタイミングで?という問いに対しての理由を3つあげてみます。

1./ 喫茶ドリンクの文脈
2./ お店&自宅で楽しめるメニューである
3./ 余白がある


1./ 喫茶ドリンクの文脈
これまでも純喫茶ドリンク&フードは注目されてきました。
タマゴサンドやクリームソーダ、ナポリタン、フルーツサンド、パフェ‥など。ふわっとした言い方ですが、個々のメニューの歴史も長くて、たくさんデザインされてきたから既に独特のカルチャーになりえているんですよね。それが、今みると新鮮に感じられる。
そんな純喫茶メニューの中でまだ開拓途上なのがこちらのコーヒーフロートなのかも。

2./ お店&自宅で楽しめるメニューである
これまでは、トレンドは外食のお店起点でした。
食も超情報化社会。だからこそ同質のアイコンともいえるメニューの画像がが創出できる飲食店は強いのです。調理法や食器、提供方法を管理できる飲食店だと、記号(アイコン)が量産できますからね!
でも今は少し状況が違って、お店だけでは体験者数が絞られてしまうので、お店→自宅での再現のエコシステムが成立していないと、GCUが作れないかもしれませんね。
お店・自宅でも楽しめる場合は、その再現性が問われます。
[限られた食材で][限られた調理スキルで][限られた食器で]、感動(態度変容)を与えなくてはいけないので、お店とは違った難しさがありますが、コーヒーフロートなら上手に自宅でも楽しめそうです。

3./ 余白がある
コーヒーフロート、と言っても様々なアレンジができますよね。
アイスクリームをバニラやミルクにしたり、コーヒーをブラックじゃなくてカフェオレにするのもOKですし。トッピングに🍒やクッキーをトッピングするのもいいでしょう。
余白があることでお店や個人の発信に個性がのってきて、コーヒーフロートの”創作”が楽しくなりますね。

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私のイチオシはBlueBottleCoffeeのノラフロート

ブルーボトルコーヒーのシグニチャードリンク「ニューオーリンズ」 に、牛乳の旨みを生かした口溶けの良いなめらかなアイス「美瑛シングルオリジンミルク」をのせたドリンク「NOLA FLOAT(ノラ フロート)」が完成度高くて大好きです。マジうまい。


2020年下期トレンド予測2 :グリルドチーズサンド

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2つ目がこちら「グリルドチーズサンド」‥NY.発祥で一種類以上のチーズをパンに載せたホットサンドです。広義ではそんな解釈ですがパンをバターやガーリック風味でベイクしているのが、従来のホットサンドとの違いとして言えるような気がします。

ビローンと延びるチーズが映えるので既に韓国ではブーム済。日本でもグリルドチーズサンドの専門店は上陸しつつありますね。


グリルドチーズサンド予測の理由

ではでは、こちらが話題になりそうな理由も整理してみましょう。

1./ フルーツサンドからのジャンプ
2./ お店&自宅で楽しめるメニューである
3./ 余白がある

1./ フルーツサンドのジャンプ
2020年は第二次フルーツサンドブームと整理しても良いぐらい、フルサンが話題でしたね。
2017年に一度フルーツサンドは盛り上がっていましたが、この時は飲食店がメインで、パフェなどと一緒にフルーツ=デザートとして上り詰めて来た頃でした。

2020年はおうち時間が長期化されたことで、自宅で楽しめるテンション上がるメニューとして評価されたことや、フルーツサンド専門店のダイワさんのインパクトで話題になったように思います。

フルーツサンドの延長線(若干Jump)のとして、ホットサンドに移行&チーズ&フルーツという構造も想定できるかと思います。

2./ お店&自宅で楽しめるメニューである
上記のフロートでも記載しましたが、今後はお店でも自宅でも楽しめるもののほうが話題の母数が増えるので伸びると思います。グリルドチーズサンドも専門店はもちろん、自宅でもフライパンで作ることもできるので両軸から盛り上がりそうです。

3./ 余白がある
チーズの工夫(種類)、食パンの工夫(高級食パン、バターの風味、焼き方)、そして具材。アレンジ力もあって若年層をはじめ子供も喜びそうです。ホットサンドなら秋冬シーズンも良さそうですね。


ブームは少しだけ業界を潤してくれる。

トレンドは社会が落ち着いていないと生まれません。
緊急事態中はそれどころではありませんしね、(だから今年はパンデミック以降、大きなトレンドを確認できていない‥😂)ニワトリ・タマゴな話ですが、トレンドが生まれるとその関連飲食店や食材関連は潤いますし、トレンドの話をすると、みんな表情が少しだけ和やかになったりするもの。
みんなで美味しいものを語り合う、そんなきっかけになってくれたら幸いです。


食トレンド研究会では、こんな感じでメンバーと気になる傾向について会話してたりします/

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ゆるゆるっとやっています。もしよかったらぜひ〜。

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それでは、またnoteのタイムラインでお会いしましょう!

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