タピオカティーの次に、何が流行るのか?
2019年上半期に大ヒットした「タピオカティー」。
約3年というジワジワ期間を経て、2019年の上半期は一大ブームとして盛り上がりをみせましたが、少しずつブームも落ち着いてきた印象を受けます。
そんな今、話題にあがるのが「タピオカの次は何か?」という問い。
未来のことは予測が難しいけど、せっかくだから宣言したい「私が考えるネクストブレイク候補」を紹介させてください。
▷有力候補されるチーズティーやバナナジュースなのか?
いま有力視されているのはチーズティー。
烏龍茶や台湾茶、紅茶などのお茶にメレンゲのような食感のチーズクリームをトッピングしたモバイルスイーツです。
タピオカの甘みに、チーズの「しょっぱい」がプラスされて一層の新感覚スイーツとして注目されています。
また、バナナジュースという呼び声も。
バナナジュースは、東京・広尾や大阪道頓堀に専門店ができていて
7月にマツコの知らない世界で取り上げられたりしました。
苺ミルク専門店も話題ですが、これまでノーマークだったメニューのドリンク専門店に注目が集まる傾向ですね。
▷私は「かためプリン」を推したい。
そんな中で、私が推しているのは「プリン」です。
プリンでも馴染みのある「なめらか」なプリンではなくて、ずっしりと重量感があって、苦めのカラメル、それに負けない卵の味わいが楽しめる「かためのプリン」。
instagramにはすでに1000件以上の「#かためのプリン」「#固めのプリン」「#かためプリン」写真が投稿されていますし、
各食ニュースサイトも注目しているようです。
▷タピオカティーに飽きた今、全く別のスイーツを求める。
無数にあるスイーツの中でなぜ「かためのプリン」を選んだのか。
それには一応理由があります‥。
ブームの敵は「飽き」です。
日本中が、タピオカに夢中になって、
日本中が、タピオカに飽きつつある今、
次は「タピオカじゃないもの」が流行るのではないかと思ってしまいます。
風味はもちろん、体験のすべてが別物であることがポイントです。
タピオカティーとプリンを比較すると、同じスイーツではあるけど、別の体験、別の価値を提供する存在だと感じませんか?
タピオカティーは、新感覚な存在。
かためプリンは、懐かしい存在。
タピオカティーは、甘みがメイン。
かためプリンは、苦味もあります。
食感もモチモチに対して、
歯ごたえを感じますし、体験場所も異なります。
そんなタピオカティーとは全く異なる体験をするものを、人は恋しくなってしまうのではないでしょうか。
▷タピオカと固めプリンの共通点は、実は若者が体験していない食感。
タピオカと「かためのプリン」の共通点もあります。
それは、20〜30代の女性たちはあまり経験したことがない菓子ということ。
「かためのプリン」は食べられる場所は純喫茶という点から「どこか懐かしい存在」というイメージになっていますが、実体験として固いプリンを食べた経験はそこまで多くないはずです。
1993年(平成5年)にパステルから「なめらかプリン」が発売されて、プリンは「なめらか至上主義」へ。いまコンビニなどで食べられるプリンの多くも、固くはないですよね。
タピオカも何度かブームを経験していますが、メインターゲットにとっては、実は食べたことがないスイーツたちなのです。
▷タピオカの規模は難しい。でもバスクチーズケーキ並はいくはず。
では「かためのプリン」は、タピオカティー並のメガヒットになるのか?と問われれば、それはYESとは回答できないなと思っています。
タピオカブームは牽引した商業的なメーカーが存在しています。
ゴンチャとかジ・アレイとか。シンプルに需要と供給のバランスが成立しない限り、その曲線はリフトしないので、提供側が組織的に存在するのかも大事なポイントです。
提供が純喫茶だけならば、そこまでブームは拡大しないでしょう。
その意味だと、18年後半〜19年に盛り上がった「バスクチーズケーキ」並には成長すると思います。
専門店が全国規模で増えて、かためのプリンのお店をスタンプラリー的に巡ってくださる方が増えて、コンビニやコーヒーチェーンのスイーツ枠をどんどん獲得していくイメージ‥。
プリンが盛り上がるのは、秋冬。
秋冬のスイーツトレンドに注目していきたいです‥!
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