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カミーノ19日目 フランス人の道ゴール!カミーノを歩くことは人生を歩くこと|O Pino〜Santiago de Compostela(19.88km)

6月21日:ついにゴールの日!残り20km。台湾からきた同年代のユインと出会いこの日一緒に歩いた。最終日をどう迎えるべきか朝モヤモヤしちゃったけど、太陽のように明るいユインの存在が気持ちを前に進めてくれた。ゴールで待っていたのは・・・。フランス人の道、ついにゴールです。

今回は長いよ!1万字w

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2023年6月、33日間のスペイン巡礼 ”カミーノ” の振り返りnoteです🚶‍♀️
前回の記事はこちら


6:40 O Pino出発

朝一ちょっとしたハプニングが発生。
日本とのmtgがあるから5時に合わせて起きて、どこでやろうかアルベルゲの中うろうろして、喋るから外の方がいいかなとふらっと外に出てしまい、オートロックのトラップにハマった。

朝5時、夏とはいえ寒いのに、締め出しを喰らってしまった😇

幸い、みんな早起きなので、20分くらい外で待ってたら中の人に気づいてもらえて、戻れたけど、、、焦った。

ちなみに出席するmtgは出なくていいやつだったので、もうちょっと寝てればよかったとも思いながら身支度をする。

学生団体も朝早くから出発

📻今日も出発


カミーノは自分の人生そのものである

残り19km!!!

今日サンティアゴ・デ・コンポステーラに到着予定!

歩き始める前に「この旅の意味は何だったのか」を考える。

距離をスキップした分、日数が余っているのだけど、今日が歩く最後の日だとしたらどんなふうに歩くのか。

遠隔で伴走してもらっているコーチから「カミーノを歩くのは人生を歩くこと。あっちゃんの人生そのものを歩いている。ゴールというのは命が終わる場所に向かってると思って、歩くことに集中してみて!誰と歩くのか、どう歩くのか。このすべてがあっちゃんの生き方そのものだよ」とメッセージをもらった。

モヤモヤしながら歩き始める

800km歩こうとした目標は早々に変更せざるを得なくなり、そこから悔しさをずっと引きずって歩いている。サリアから再出発したここ数日は、リベンジしたいと思いながらも、次いつ来れるかわからないんだから結局イマココに集中しなきゃと言い聞かせて歩いた。

これまでの学びとしては

・理想や人との比較に惑わされず、自分のペースを守ることを大事にする
・自分のペースは自分で決める
・心と体共に耳を傾けて余裕を持つ
・全部に頑張るな。やりたいことときだけ頑張れ

というのがこれから守っていきたい自分との約束!

すぐに歩くスピード早くなるし、規定に沿って歩きたくなってしまうのよね。だから、短い距離でその日を終えるのは少し気持ちが悪い。けど無理しない、ゆっくり行くを守る。

朝一の率直な気持ちは、

今日ゴールだけど実感が湧かない。
ゴールはゴールだけど、何かまだ途中な感じ。

これが最後、人生の終わりと思って歩くのもあんまりピンとこない。

サンティアゴ着いたら実感が湧くかもしれないけど。
この先フィステーラまで歩けば何かを得られるのか?

別に、ゴールはしなくてもいい。
しなきゃいけないことなんてない。
ゴールしてもしなくても楽しければいい。

でも、これまでの私としては

「もっとちゃんと歩くことができたんじゃないか?」
「これがベストなのか?」
「なんのために歩いてきたのか?」

どこかで正解を求めてしまう。

いや、これからの私としては、

「これが私の道なんだし。小難しく考えず、ただ歩きゃよくない?」

小難しく考えるのやめて気楽に行こう、歩くのに集中!と思い直した。

とはいえ、これだけのチャレンジをしてるんだから、何か得るものとかないとダメよねーとは思っている。

私の人生の歩み方ってなんなんだろう…

最終日晴れた気持ちかと思いきや、めっちゃモヤモヤのスタートで、大丈夫かなと心配になった。

ハッピーな明るい女の子と出会う

出発した時はなんだかモヤモヤとした気持ちでしたが、割と序盤で台湾のユインと出会い、最後まで一緒に歩いた。

私の前を1人で歩いていて、歌を歌っているのを見て、うわー、なんか1人でるんるん🎶してる人いるわ〜とすごく冷めた目で見てしまったのだけど、これ、羨ましさの裏返し。

1人でいるのにすごく幸せそうで、楽しもうという気持ちが全面に溢れてる。

挨拶も声のトーンが高く、自分からみんなに声をかけに行く。

(私もあんなふうに歩きたい)

日常で会ってたら、なんか元気だけど若干空気が読めない人なんじゃないかと思って、すぐに仲良くはならなそうだなーとまで脳内で瞬時にシュミレーションする。

なので、一回その子を追い越して1人のまま歩いてみたんだよね。

でも、今朝モヤモヤしていた時のことを思い出したら、今までと同じように歩いても結局モヤモヤしたままゴールする未来しか見えなくて、それを変えてみるほうがいいんじゃないかって思い直した

出発した時はどうなることやらと思ったけど、一方で、なんとなく私のことだから、最終日はいい感じになるだろうなという楽観的な期待も持っていた。

思い込みを変えるために行動を変えてみる

なんで苦手意識を持ったのか、思い込みに向き合ってみると「既存の仲良しグループに入りたいけど入れてもらえない」っていうのが原体験になるのかな。

学校とかでこういうの経験したのだけど、そうなると私は、入れてくれないならこっちから願い下げだ!と強がってこっちから壁を作って混じろうとしなくなる。

これは相手が嫌いとかじゃなく、入れないという事実に傷つきたくない自分を守るための手段として。

ユインが写真をたくさん撮ってくれた!歩いてる全身写真初めてw

それがなんで今出てくるのかというと、

サンジャンから800km歩いている人たちはこの1ヶ月何度もすれ違って、一緒に歩いて目に見えない絆ができてきている。(と私が思っている)

本当なら私もその中に入っていたのに、今回入れなかった。
計画変更で100kmしか歩けなくなったから、800km歩く人たちの輪に入れるはずがないという思い込みがあった。

だったら、別に私はあえて入ろうとしません。声かけてくれた人だけと交流するようにしときます。って超ふてくされてる態度w

私も800km歩いたら、映画「星の旅人たち」のように絆が強い仲間と出会い、最終日もみんなで一緒に頑張ろう!って歩いてたんだろうな・・・

800km歩けてないから今1人なんだ。いや、1人でも別にいい。と強がる。

ほんとは誰かと歩きたいくせに。

800km歩けなかった悔しさがいつの間にか、嫉妬になってたね。

そういうの、よくない!!!!

仲間に入りたいなら1人でいても平気とか強がってる場合じゃない。

仲間ができるのは、800km歩いた人だけじゃない。
100kmだろうが、10kmだろうができる人はできる。800km歩けてないことを言い訳にするな!

サリアからの1週間の出会いを思い出して。いろんな人と出会ったでしょ。

この人とは単にすれ違っただけと勝手に決めつけてるのは自分。
この人とは一生付き合うかもしれないと思うのも自分。

そんなの時間が経ってみないとわかんない。

そんなふうに思い直して、嫉妬心を捨て、またユインとすれ違うときに声をかけて一緒に歩き始めた。

ユインはサリア出発。私と違って、この限られた日数を最高のものにしようと積極的に明るい挨拶をしていた。

明るく元気に挨拶すると相手からも元気で返ってくる。
挨拶は毎回していたけど、そんなに明るく言葉を発してなかったから、本当人は自分の鏡だなって。ふてくされて歩いてる自分が恥ずかしくなった。

人と話しながら自分とも対話する不思議な感覚

「星の旅人たち」を観て、2時間に凝縮された1ヶ月の歩み、人の心の変化、旅の終わり、そういうのあえて調べずに歩けばわかるっしょと飛び込んでみたけど、道のことや目指す姿を知っておくのはいいことだなと思った。

よかった。最終日、友達できて。

サリアから再スタートして、誰かと一緒に歩く機会は3-4回あったかな。

メリデからローレンとクリスと雨の中歩いたのに続き、イケオジ集団とも歩いたし、この最終日にユインと歩けてよかった。

カミーノで出会う人たちは初対面でもオープンマインドで、軽い話から深い話までできる。

カミーノを歩いている人みんなが日々考え、話して、人の話も聞いて、歩いて、また考えて、を繰り返してどんどん研ぎ澄まされていくからだと思った。ゴールに近づいているから余計に。

「なんでカミーノを知ったの?なんで歩くことにしたの?」
「カミーノをどんなものと捉えているか」
「この後は何していきたい?」

こんな話をするんだけど、社交辞令的に表面のやり取りではなく、建前とかない状態。だからこそ真っ直ぐに届く。

しかもそんな感じなので相手に向かって話していることが、そっくりそのまま自分に返ってくるような感覚もあった。

2人で話しているのに、自分とも対話をしている。

何度も同じ問いに答えるうちに、考えが変わることもあるし、相手の話に影響を受けたりして、話しながら自分の思考が研ぎ澄まされていく。

道端で会った人とそんな関係を作るのは、普通の生活では難しい。

いや、難しいのか?

出会ってすぐというわけにはいかないけど、互いの心の状態や向く方向が近ければ深い話をしたり、関係を深めることは日常的にできるはずなんだろうな。そんなことをぼんやり思った。

高校生はお揃いの矢印がついたTシャツを着て歩いている。

ホタテデザインと落書き

10km地点

10km

10kmぴったりのモホン。これフォトスポット用に作ったんじゃないかって思うんだけど、他のやつこんなキリのいい数字じゃないんだよ。

記念写真を撮り合う

風景が街になったり森になったり、ゴール近づくにつれて街の割合が増えてきている感じ。

カミーノは徒歩と自転車のほかに馬で走るというのもある。
その馬を借りる場所なのかな〜って話していた。

あと10km、今日の距離のちょうど折り返し。

ゆるやかな坂、長い道、まだまだ遠いな〜と。早くゴールしたいなー。

残り5km!!ランチ休憩

📻人生で一番大事なものは?(↓その部分から再生できます)

ユインと歩きながら話してて印象深かったのはこのテーマ。
「歩いてきて、人生で一番大事なものベスト3はなんだと思った?」

私のベスト3

1.健康
何よりも大事で基本。これがないと何もできない。
今回は風邪や足首の痛みで満足に歩けないということがあったけど、これまで大きな病気や怪我をしたことがないから余計に、ちょっと調子が悪いと不安になりがち。心身ともに健康であることを意識する。

2.自分を大切にすること
つい相手を優先して自分を犠牲にしてしまうので、それを辞める。相手を気遣うことは大事だけど、癖づけするために自分を第一優先において過ごしてみる。相手と同じように自分に対しても気を遣わないとダメよ。

3.周りとのつながり
1人じゃ歩くのしんどい。周りとの会話で新しい刺激をもらえたり、話さなくても前後に人がいるだけで安心感があったりする。この関係性に生かされてるし、私にとってはとても大切なもの。

こうやって誰かから聞かれて考えながら話しながら歩くの好きだな〜。

11時半くらいにカフェに入って、揚げたてチュロスを食べる。

このまま残り5kmを歩くのはしんどいから、お昼も食べようとプルポ(タコ)を頼む。

1人で食べるには量が多いのよね、日本だとこの量なら2-3種のデリ盛り合わせとかになるけど、全部タコ!美味しいけど正直飽きる。2-3人でシェアしたい。が、大体みんな一人一皿スタイルなんだよね〜。

私たちより先にゴールへ向かうグループ。

ユインが前に道であった女性とランチを一緒に食べる。

📻あと5kmだーー!(↓その部分から再生できます)

星の旅人たちで見た巡礼者のモニュメント

ゴールの1つ手前の場所まで来て、教会でスタンプをもらう。
サリアからは1日2スタンプをもらうというルールがある。

サンティアゴが見える〜!

映画でサンティアゴにつく直前にモニュメントが写っていて、これもしかして今日通る道にあるのかなと、カミーノのアプリの道順をみる限りルート上にはなさそうで。

通り越すにしては大きいからそんなはずないよなーと地図を見てたら、少し離れたところにあった!!

向かう途中にこんなのもあった。

カゴの中にサカナいてちょっと面白い
手がヨーロッパになっていてカミーノが表現されている
肩に貝殻ついてる?なんだろ、この図

パシャパシャ写真を撮っていて、振り返ると真っ直ぐな道が見える。

モニュメント見えてきた〜〜!

📻映画で見たやつだ〜〜(↓その部分から再生できます)

これか〜〜〜。

映画見てなかったら、絶対に素通りしていた。

この日はユインと2人で写真をたくさん撮って楽しかった。

あと一息!

あとは歩くだけ!

遠くに見えてきた街が近づいてくる。

📻街が見えてきた(↓その部分から再生できます)

サンティアゴの街の入口

ゴールまであと4km。
ここからが長かった・・・笑

街が広い!

進めど進めど建物がどんどん出てくる。
大自然の何もない道を歩くのとはまた違う辛さ。

ゴールの教会がどこにあるのかわからず、ただただ矢印を追って進むから、あとどれくらいなのか、ここか?ここか?と探しながら歩いて余計に長く感じる。

この角を曲がればとか、この坂を上がればとかに勝手に期待して疲れが増す。

まだ着かない・・・。

街広すぎじゃない?

道が狭くなって、どこからきたのかと思うほど巡礼者の数がグッと増える。

📻巡礼中に人と出会うってこんな感じ(↓その部分から再生できます)

ようやくモニュメントが現れ、人も増えてきてそろそろなのかなという雰囲気に。

教会のどっち側から入るとかも分かってなかったけど、あ、これかもしれない!

ランチ一緒に食べた人が先に着いていた!

教会の裏側から広場に向かう感じみたい。
キョロキョロしてたら「Hey!」と声をかけられた!

なにごと!?と振り向くと、5日前Gonzarのアルベルゲで一緒だったご夫婦がニコニコしてた。

このおじさんは足に大きなマメを作っていてすごく痛そうに見えたんだけど、無事にゴールしてたんだね〜。よかった!
そして、覚えててくれてすごく嬉しい。

ついにゴール!

📻ゴール手前からノーカットで!(↓その部分から再生できます)

最後の5kmからがすごく長く感じたけど、20km歩いて、ついに到着!!!

会うべくして人は出会う

カミーノって本当に不思議で「会いたいと思ったら会える」。
何も連絡を取らなくても、会うべき人には会うようになっている。
さっきのご夫婦もそう。

メリデで会ったローレンとクリスとは3日前雨の中一緒に歩いていて、2日後にゴールするなら私たちもいるから会いましょう!って言われていたので、今日14時くらいに着くと思うとメッセージを送っておいた。

実際1時間も早く着いたんだけど、広場でたまたま遭遇してお互いに、きゃ〜〜〜〜!といって抱き合う。

友達がいてくれる、待っていてくれる嬉しさとか、安心感とか、ゴールした実感とか、また会えて嬉しい、よかったとか、そういう感情がこの時溢れて涙出てきた。

私もきゃーーーー!!って感じだったけど、私よりも2人の方がすっごい勢いで駆け寄ってきて、力強くハグしてくれてて、そんなに喜んでくれてるのか!!!!とさらに嬉しくなる。

これがこの旅最大のハイライト。

とにかく駆け寄るスピードがすごく早くてびっくりしたw
さすが、特に足の怪我もなくサンジャンから歩き切った人たち。強い。

📻(音量注意)私よりも喜びが大きい!ゴールの様子(↓その部分から再生できます)

さて、朝感じていたモヤモヤ。
解消されてない気がするんだけど、そんなの考えすぎてもしょうがないくない?それよりこの1日を楽しんだ方がいいでしょ。

今日はもう色々考えるのめんどくさいから、一旦おいておこ。って感じで、パーっと明るい気持ちになったわけじゃなかった。

さっきの再会でめっちゃテンション上がって嬉しかったのは本当。

ゴールした時に感動はしたけど、この聖地に来た、教会に来た、というところではなくてまたいろんな人と再会できたことに感動した。

広場では到着する人、待つ人、余韻に浸る人いろいろ

巡礼証明書をもらう

教会の近くにあるかと思ったら、少し離れたところにあって場所を見つけるのが難しかった。GoogleMapには「長い巡礼を終えた人が訪れる場所」って書いてあった。

入口にQRコードがあって事前にオンライン申請をする。名前と出発地とか日付を入力して、最後窓口で発行してもらう。
どうしてもできない人は建物の中の機械で入力。

スマホで入力すると整理番号が出てくるので、隣の部屋で番号が呼ばれるのを待つ。

映画では、事務所のスタッフに巡礼の目的は?と聞かれてやり取りをする描写だったから、すごく現代的なシステムになってるなと。昔はそうだったんだろうね。まあ、これだけ巡礼者増えてマンパワーでやるのはしんどいよね。

とはいえ、窓口には人がいて入力したデータを読み取ってもらう。

ここまでスタンプを押してきたクレデンシャルを見せて3ユーロ払って巡礼証明書を発行。

サンジャン出発だけど、途中ログローニョからサリアまではバスでスキップしたと申告したら、サンジャン〜ログローニョ、サリア〜サンティアゴまでの距離を計算してくれてカスタム対応してもらえた!

証明書の出発地にサンジャン・ピエド・ポー&サリアって書いてくれた。

合計すると271km!!!!

サリアから再出発するときに、当初800kmだったのに100kmになったことに気を取られて、チャレンジ失敗した、道を歩けなかったと思いすぎていたんだけど、どうやら初めの4日間で100kmは歩いていたようでw

合計で200km歩いたんだなと、これまでの歩いてきた部分が無かったことにならないということに気づいた。そりゃそうだ

800kmチャレンジが失敗したとはいえ、その歩みが消えてなかったことが嬉しかった。

自分がやってきたことをしっかり認めてあげる。
毎回振り返ってみる。
そして、自分の行動を自分で納得する。
それはこれからも大事なこと。

(会社員の時とき、どこまでやってもまだまだ、もっともっとと、上を目指し続けてしまい、振り返ったり客観的にみたりするとまあまあな実績が積み上がっているのに、それを無かったことにしながら、そんなんじゃダメだもっとやらなきゃとやっていた)

規定の距離を歩き切ることは一つの指標ではあるけど、距離を歩いたからといって、全部歩いたほうがいいというものではない。

でもそういうのにすぐ囚われちゃうのだ。

もう一枚もらったんだけど、スペイン語読めないからさー。なんで2枚あるのか理解してない(調べればわかると思うけど調べてない)。

📻よくがんばりました!(↓その部分から再生できます)

事務所を出るところのモニターに「カミーノのどこで神に出会ったか、1つ2つ覚えておいてね」と書かれていた。

キリスト教じゃないからわかんないけど、日本的には八百万の神という点で歩いているときにいろんな神様を出会っていたと思う。そこに意識を向けられてたかと言われるとできてないけど、少なくとも誰かに生かされているという気持ちにはなった。

外出たら、また違う夫婦に遭遇。
この街すごいな!みんなに会える!

広場で旅を振り返る

到着後の感想!!!
大聖堂前の広場で撮ったよ!

終始眉間に皺がよってるのは、8割太陽が眩しいせいだと思いますw

📻今の気持ちはいかがですか?(↓その部分から再生できます)

今日の宿:Albergue Santiago KM0

0kmってエモい

巡礼事務所のすぐ近くの宿が空いていた。
サンティアゴにもいくつか宿があるんだけど、街が広い分この教会広場から離れているところも多い。もう歩きたくないので近くがよかったけど、予約なしでも空いててよかった。

他の街に比べて観光地でもあるので割高。ここはドミトリー25ユーロ。

サンティアゴの宿は事前予約しておいた方がいいかもしれない。

2日前に一緒に歩いたイケおじ集団の一人アルベロも、ゴールしたかどうかメッセージくれて応援してくれていた。着いたよー!とカフェで乾杯。

サングリアまじうまい。

「800km歩けなかったから仲良い人と出会えなかった」って、どの口が言ってるんだろうね笑

もう十分に出会っている。
ないものではなく、あるものに目をむける。
そして、関係を続けていく。

シンプルにそれだよね。

それがたまにできなくなって、人の間に壁を作って勝手に自分は一人だと思い込んでしまうんだね。

ゴール直後はそこまで思えなかったけど、半年経った今思えるようになった。

カミーノの体験は、これからも一生じわじわと効いてくる

そんな言葉をこの前コーチに言われて、なるほど、すごいなと実感。
この時の思い出は鮮明に蘇るけど、楽しかったことの方が美化されて残りやすいので、なるべく辛かったことを思い出しながら書いてみた。

フランス人の道ゴールで一区切りなので、19日間の振り返りもしてみようと思う。

明日の予定どうする

さて、1日休んで、明日からの計画を立てます!!!
7/6に出発するまであと13日間。

ちょっとだけ休んで、最後の目的地:フィステーラ(地の果て)に向かおうと思います!!あと90kmくらい歩く予定です!!!

ユーロ円がえげつないことになってる。
1ユーロを100円感覚で使ってしまいがちだけど、1.5倍だからなっ!!!
恐ろしい。

スペイン着いてから、サンセバ寄り道3日間+19日間、途中バルとかレストランとかで我慢せずに食べ歩きもしていたのだけどちょうど現金800ユーロを使い切った。(序盤の休養のためのホテル代はカードなので別途かかってる)

12万か〜〜
円高に早く戻ってほしい。
宿がアルベルゲで12〜20ユーロ/泊

もっと節約できると思うけど、貧乏旅行にしてないから、まあこんなもんですかね。20万くらい使ったのかな。

「ありのままカミーノ」メンバーシップ

今はクローズしました。

歩く直前から、noteのメンバーシップを始めた。
この掲示板には毎日リアルタイムでその日の様子や音声を投稿。そのおかげで半年経った今でもnoteにこうやって思い出しながら書くことができている。

あの時の私グッジョブ。

読み返すと忘れていることも多々あり、人の記憶って当てにならないなと思い、悪いことは忘れて自分の都合のいいように解釈していることにも気づく。

数人フォローしてくれて、毎日応援してもらいながら歩けた。直接コメントがなくてもスキされるだけで励まされてました。
参加いただいたかた、本当にありがとうございました。
(まだ振り返りは終わりじゃないんだけど)

はじめの方の動画や音声と、最後の方を比べると明らかに声が違っていました。

後半声が明るくなり、不安が減っていっているような感じ。
せっかくここまできて歩くのだから、ありのまま全部さらけ出そうとサリアからは結構リアルに様子を書けるようになりました。マインドが整ってきてオープンになってきたんだと思います。

公開はしないまでも、人に見せない前提で自分の喜怒哀楽を映像で記録してきたのもとてもよかった。写真、文字だけより、音声、映像の方がリッチ。

自分の表情を撮るの恥ずかしいかもしれないけど、後で見返して気づきが大きいから、これから歩く人にもおすすめ。

歩けなくなって泣いた瞬間とか、今はつらいけど後から笑いのネタになるなと思って、泣きながら動画を回してました。

今日のハイライトです!

今日も一日お疲れ様でした!!
フランス人の道ゴールおめでとう〜🎉

これが19日目で折り返し。残りまだ10日以上あるのでゴール後どうするかな〜。

>>次回、ゴール翌日はお休みにしたんだけど、明日から何しようかなと考えた結果、楽しい方を選びました!

最後までお読みくださりありがとうございます!

★ありのままの自分でカミーノを歩く🥾マガジンにまとめています
はじめから読む↓


★あつみのプロフィール
新卒から13年働いたトヨタ自動車を退職して海外ノマド(フリーランス)に。法人のマーケティングコンサルティングや海外ノマド体験プログラム『ノマドニア』の運営スタッフなどをしています。
大企業にいた経験やスキルを言語化して価値を見出すべく「#大企業スキル勉強会」主宰。
思わず誰かに話したくなる面白い経験が好きで、会社員しながら月イチで海外に行ったり、退職する際にコロナ禍3ヶ月海外行ったりして、旅レポを書いています。直近はスペイン巡礼”カミーノ”33日間の体験をnoteで振り返り中です。

Twitter:https://mobile.twitter.com/atsumiee
Instagram:https://www.instagram.com/atsumiee_/

★【連載まとめ】大企業スキルの活かし方ってなんだろう
大企業で培ったスキルに価値を見出したい!と取り組むに至るまでとか、大企業にいた当時の経験を振り返る連載

★大企業スキル勉強会の開催レポート

★海外ノマドになるまで「ノマドニア」体験記

★コロナ禍3ヶ月の海外旅行、1カ国目パリ旅の記事まとめはこちらです💁‍♀️

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