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両親は私がフランスにいることを知らない

私の両親は、私がまだタイの日本語学校で働いていると思っています。実際に働いていたのは、今年の4月上旬までですけどね。

私は学校を辞めた話も、フランスに来た話も、両親にしていません。もし聞かれたら答えますが、タイの学校で働いていると思っているので、まさか「今、どこにいるの」とは聞かないはずです。

父はケータイを持っていませんし、持つつもりもありません。(山形の田舎に住みながら、車の免許証さえ持っていません。)母はケータイを持っていますが、SNSは一切使いません。理由は「おっかない(=怖い)から」

実家にパソコンはありますが、ワープロとしての機能しか使われていません。両親がインターネットを全く使わないからです。

もし父か母、どちらか一人でもインターネットが利用できれば、私の日常を簡単に知ることができます。Facebookには写真をたくさん載せているし、noteやYouTubeに投稿したら、かならずFacebookでもURLをシェアするし、Twitterでは1日に何度もツイートしています。

そんな身近なところに娘の日常が見られるツールがたくさんあるのですが、それを利用しないのは、私に興味がないからなのか、信頼されているからなのか、よくわかりません ^^;

もちろん、全く連絡をとっていないわけではありません。たまーーーに母のケータイからメールが届くので(ケータイのメールアドレスって、まだあるんですね!)そのときは返信します。弟には私の方からよくLINEを送ります。弟は、時々甥っ子姪っ子の写真を送ってくれます。(子供が4人います!)

うちは昔から、何かと事後報告なんです。私がタイに就職が決まったと報告したのは、出国の2週間前でした。その時、母が言った「会いに行きたいとは思わない」という言葉が印象的です。(母は飛行機が大嫌いです。)スペインに留学するときは、出発直前に空港で電話しました。

現時点では、私は現状を両親に伝えないのが親孝行だと思っています。

● 日本語学校(=両親から見たら、安定した仕事)を辞めた

● フリーランスになった(両親から見たら、不安定極まりない!)

● フランスにいる(感染者激増中の国!!)

このように、どれ一つとっても、両親を不安にしかさせないからです。私は自分が正しい方向に進んでいると思っているのですが、それが両親にとっては真逆だというのがおもしろいです。

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