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12. 普段のレッスンでは何をしているの?

フリーランス日本語教師のレッスンスタイルは「自由!!!」です。…が、そう言われてもイメージがわかない方がほとんどだと思いますので、私が普段していることをご紹介します。

私は大きく分けて、3つのコースを用意しています。1) 初級の文法と会話、2) フリートーク、3) ひらがな・カタカナです。それぞれについて、ご説明します。

1) 初級の文法と会話

私は「みんなの日本語」に基づいて文法を導入し、会話の練習をしています。私が学校で働いていたときに自分で作ったワークシートをオンラインレッスン用にアレンジし、事前に生徒さんにメールでファイルを送って、使っています。

先生によっては、生徒さんが持っているテキストに沿ってレッスンをする人もいるかもしれませんが、私は自分が楽なように、初級の文法コースは全ての生徒さんに対して同じ進め方をしています。

流れは学校で教えていた時と同じです。

語彙確認→ 文型導入→ 文作成練習→ 短いQ&A練習→ 応用会話練習

先ほど「全ての生徒さんに対して同じ進め方をしている」と書きましたが、応用会話練習の際に、生徒さん自身に関することを話させたり、生徒さんにとって役に立ちそうな言葉を紹介したりするので、カスタマイズもちゃんとできています!

2) フリートーク

1時間日本語のみで話し続けられる、初中級以上の学習者向けのコースです。

私は「フリートーク」レッスンを「教師は何も準備しない」と定義しています。(1の文法と会話コースは、シラバスやワークシートの準備が必要です。)その分、授業料は安くしてあります。

このレッスンは2つのパターンに分けられます。文字通り1時間フリートークをするパターンと、生徒さん自身が何か準備してレッスンするパターンです。

後者には、以下のようなものがあります。

●生徒さんが使いたいテキストをスキャンして私に送り、それを使ってレッスンする

●生徒さんが読みたい記事ののURLを私に送り、レッスンで一緒に読む

●生徒さんが事前にGoogle Documentに書いた作文を私とシェアし、レッスンで添削する

フレキシブルなレッスンですから、初回レッスンで生徒さんが何をしたいのか確認します。

3) ひらがな・カタカナ

文字は独学できると思っている学習者が多いですが、独学で文字を身に付けた学習者の字はたいてい酷いものです^^; 原因は考え方の違いにあります。日本は昔から書道が芸術の一分野であるように、字をきれいに書くことがステイタスになっていますが、書道のない国にはそういう考え方がありません。

また、本のフォントと手書きは異なることが多いのですが、それを知らない学習者はフォントのとおりに真似して練習し、ネイティブの手書きと違う字を覚えてしまうというリスクもあります。

こちらの動画で、それを学習者向けに英語で説明してあります。

とてもラッキーなことに、私が働いていた学校では、文字をきれいに書かせることに力を入れていました。(タイなので、日本企業に就職を希望する生徒さんが多いんです。)ですから、私もきれいな字を書くコツが教えられるようになりました。

私のひらがな・カタカナコースを受けた生徒さんは、一般的な日本人よりきれいな字が書けるようになります^^

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ちなみに、私が使っている語学学習サイトitalki (https://teach.italki.com) に登録している他の先生達のプロフィールページを見てみると、他にもいろんなコースがあります。

JLPT対策コース

ビジネス日本語コース

旅行会話コース

子供向けコース

作文添削コース

これらの情報を参考に、自分が自信を持って、楽しく教えられるコースを設定しましょう!

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