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理科系夫の梅仕事(パート2)『ザ・梅シロップ2024』を探す旅・・・・その一覧表はっ

理科系夫は梅の時期になると梅仕事をします。
梅酒と梅シロップ作り。
家族全員に梅シロップが好評です。
今年は20個(正確に言うと20瓶)作る予定。
漬け込む前段階のノートはこちら。
均等な重さに力を注ぐ姿が。


梅と氷砂糖をつけこもう

さて、今日はいよいよパート2。
今年の梅シロップの完成までお伝えします。

梅がきれいになり、均等に分けられたところで瓶に漬け込みます。
漬け込み方は至ってシンプル。
梅と氷砂糖を入れるだけです。
この写真の1番右側が付け込んだばかりの状態です。氷砂糖そのものが見えますね。

氷砂糖と梅が独立している(右側)

しばらく経つと、梅のエキスが出てきます。

氷砂糖がずいぶん溶けてきましたね。
真ん中と左の瓶をもう少し拡大してみてみましょう。
真ん中が10日程度、
1番左側のびんが2週間程度経ったものです。

10日くらい
氷砂糖がまだ下のほうに残っている
2週間ぐらい
氷砂糖がほとんど溶けていて形が見当たらない
こちらは瓶にいれたばかり

あつこ「ずいぶん早く梅のエキスが上がってくるんですね」

理科系夫「冷凍すると、組織が破壊される。
エキスが出てくるのが早い。
4年前は、ようじで穴をあけただけの梅をつけていたので、1月ぐらいかかった」

そう、理科系夫は、主夫になった4年前に梅仕事を始めたのです。

作り方をざっと説明
ーーー
(パート1)
1、ヘタを竹串で取る
2、きれいに梅を洗う
3、タオルできれいに拭きあげる
4、梅を整列させる(乾かすため)
5、ジップロック(袋)に均等につめる
6、冷凍する
ーーー
(パート2)
7、瓶に梅と氷砂糖を入れる
8、毎日1度優しくかき混ぜる。様子が変でないかチェックする。
9、氷が全部溶けて、梅の実が沈むのを待つ
10、梅が全部沈んだら完成

ーーー
理科系夫「まず瓶に梅と氷砂糖を入れる」

あつこ「びんに入れないと、はじまりませんね」
ふざけたのに、スルー。

理科系夫「これを毎日1度は振ってかき混ぜる。
ただし、優しく均等に」

この時期になると、我が家のキッチンからは
「カチャカチャ、カチャカチャ、、」
という音が毎日聞こえるようになります。
まぜた時に氷砂糖がガラス瓶に当たって、
カチャカチャと音を立てるのです。

あつこ「まるで妖怪カチャカチャマンみたいです」
ふざけたのに、これもスルー。

理科系夫、無心に梅シロップの瓶をかき混ぜています。むむむ。無視された。

ーーー

さて、ここから、ノートで初の試み。
2024年、はじめての梅シロップの過程を
理科系夫に語ってもらいましょう。

理科系夫、2024年初の梅シロップを語る


【2024/06/20】

左: 漬け始めてから5日経過 氷砂糖がまだ残っている。
中: 10日経過。氷砂糖は完全に溶けた。14粒のうち6粒が沈んでいる。
右: 14日経過。14粒のうち12粒が沈んで、2粒が浮いている。明日か明後日には飲もうと思う。
どれも液面の高さがほぼ一緒なのが興味深い。
アルキメデスの法則だ。


浮いている2粒


【2024/06/22】

二日待ってみたけど、浮いている2粒は沈んでこなかった。
これで漬け込み終了とする。

ろ過装置

カスを取り除くために、ろ過の用意。
純粋に梅シロップだけの重さを測るため、ろ過装置は瓶に触れていない。
ここで、重さを0にリセット


ろ過開始。
興味深く見守る たっくん(5歳)



最終的に 728gの梅シロップができた。


シワシワになった梅の重さは 154.6g
漬ける前の梅の重さは、14粒で 493g

梅エキスとして抽出された割合は、

(493-155)÷493=68.6%

これは過去の実績と比べても、まあまあの値。


2023年1~14号と2024年1号


2024年第1号、色もいい感じ。
炭酸水で割って飲むのが楽しみだ。


『ザ・梅シロップ2024』を探す旅

ちょっと待ったぁ! 
あつこ乱入。

あつこ「確かに2024年第1号の実況を書いて欲しいとは言ったけど、
何?このExcel表?」

理科系夫「2023年度全部と2024年1号との一覧表。わからなかった?」

あつこ「こんなの記録してたの?」

理科系夫「梅の種類、
梅の量、
個数、
グラム、
梅の熟度、
漬け込み日、
終了日、
経過日、
生成量、
取り出し量、
抽出割合が書いてある」

あつこ「いや、Excel表の説明じゃなくって、、
なんでこんなことしてるの」

理科系夫「これでいろいろわかるでしょう。分析もできる」

(実はまだ項目があるのです。
購入した店の名前と購入日、購入価格の3点が加わっています。
今回のExcel表では見えないようになっています)

理科系夫「ポイントは冷凍だ。冷凍で梅を保存できるので、1度にたくさん作る必要がない。
1つ作ったら、また1つと、期間を長く梅シロップを作り続けられる」

あつこ「、、、アルキメデスの法則って何よ」

理科系夫「知らないの?」

あつこ「お風呂で思いついて裸で駆け回ったのは知ってるけど・・・・
あああ、もう、ややこしくなるからいいです」

理科系夫「すべては、おいしい梅シロップのため」

あつこ「・・・・・。
これって最初から、
ええと、4年前からやってるの」

理科系夫「やっている。当然でしょう」

あつこ「ま、まあ、確かに
年々グレードアップしていくとは思っていたけど」

理科系夫「でしょう。おいしい笑顔は嬉しいよ。
『ザ・梅シロップ2024』を探す旅だ」

あつこ「・・・・・・・・・」

理科系夫「去年は6月から次の年の3月まで梅シロップを作り続けたから」

あつこ「。。。冷凍するからこそ、できる技ですね」

ーーー

2021年、2022年の一覧表を見たい人がいたら、ノートにします。

どんな表が出てくるのか。
今よりはシンプルでしょう。

いやはや、、、

「すべては、おいしい梅シロップのために」

ぐうの音もでないあつこなのでした。

透き通った2024年1号。
たっくんにしゅわしゅわ炭酸水で割ってあげました。

たっくん「ばぁば、
もう1杯ちょうだい」

あつこ、思わず頭をなでなで。

去年は14瓶作った梅シロップ。
20瓶作る理由がここにありました。

果たして理科系夫が納得する
『ザ・梅シロップ2024』は見つかるでしょうか。

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