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理科系夫の梅仕事(パート1)

梅の時期になりました。
この時期になると、理科系夫は梅仕事を始めます。
彼が作るのは梅シロップと梅酒です。

梅シロップがはるちゃんやなっちゃん(長女と次女)、たっくん(5歳)までお気に入りとなり。
梅シロップ対梅酒= 5対1くらいの生産量になりました。
ーーー

今年は梅が不作です。理科系夫はせっせと梅を買ってきて、梅シロップを作り出します。

1、ヘタを竹串で取ります。
2、きれいに梅を洗います
3、タオルできれいに拭き上げます
4、梅を整列させます(乾かすため)
5、ジップロックに均等に詰めます
6、冷凍します

ーーー

整列〜。いちにっ!

あつこがもしも梅を並べたら、おそらくこんなきれいには並びません。梅たちに号令をかければこんな風に並ぶのかな。
ーーー

これらをジップロック6袋に少しずつ詰めていきます。
順番に詰めているわけではありません。
大きさ、うれ具合が6袋全部均一になるように、
1個1個確かめながら詰めているのです
(よくやるわ)。

今回は、梅をジップロック6袋に詰めます。
6袋を、例えばA、B、C、D、E、Fとすると
まず、Aの袋に、梅を1個
Bの袋に似たような大きさの梅を1個
これを、CDEFと続けます。

理科系夫「大きさだけではなくて熟れ具合も見ている。最初に少し赤い実を取ったときには、次の袋にも赤めの実を入れる。」

あつこ「同じ赤さで、同じ大きさがなかったらどうするの?」

理科系夫「その時は大きさを優先するが、できるだけ近づくような努力をする」


梅の空間がところどころにあるのは
大きさを選んでいるため

ーーー
これで終わりではありません。
そうです。理科系夫と言えばスケールです。
タニタのスケール登場!

ジップロックごと梅の重さを量ります


こちらは500グラムより軽い

全部の袋の重さをメモします。

左側の13と言う数字は、今年作った13袋目との意味
既に12袋目までは作り終えていた

・ 534グラム
・517グラム
・529グラム
・490グラム
・510グラム
・512グラム
の6袋です。

490グラムから534グラムまでありました。
とは言え、ほぼ500グラム程度ですが。

理科系夫、梅を入れ替えています。

矢印の通り13の袋から16の袋へ1粒入れ替えた

1番重い袋から1番軽い袋へ梅を1つ入れ替えています。
そうすると、こうなりました。

534グラムが507グラムへ
490グラムが517グラムへ

理科系夫「まぁ大体このくらいか」

ーーー
ところがそれで話は終わらなかった!
せっかくジップロックにきれいに詰めた梅を、また外に取り出し始めたのです。

きれいに詰められた梅をまた取り出した

あつこ「何してるの」

理科系夫「袋の重さを量る」

あつこ「はあ?」

彼はおもむろにそれぞれのジップロックの袋の重さを量り出しました。

このジップロックの袋は、7.1グラム

ここで、重さを0グラムに切り替えます
それから再びジップロックに梅を詰めました。
そして、重さを量ると…。

505グラム

理科系夫「これが梅だけの重さだ」

そして、この作業を6回繰り返したのです。
あつこ「これ、最初の重さから7.1グラム引くだけじゃダメなの?」

理科系夫「袋の重さも、それぞれ違いがあるので、一つ一つやらないと正確にはならない」

最終的な彼のメモがこちら。

確かに空袋の重さは違うみたい

左側から。

最初の重さ、
梅を入れ替えたときの重さ、
それぞれの袋の梅の個数
袋を引いて、純粋に梅だけの重さ
です。

出来上がった梅たち
箸置きのピーちゃん遊んでる

これからこの梅たちは、冷凍庫でちょっとお休みします。

理科系夫「凍らせた方が、組織が破壊されて、中の成分がよく染み出すようになる」

あつこ「なんでここまで」

理科系夫「シロップの味にばらつきが出るから。たっくんまで待ってくれているんだから、できるだけおいしいものが良いだろう」

あつこ「はあ」

理科系夫「そのためには、できるだけ同じ状態に作って、データを取らないと」

あつこ「梅シロップのデータをとってるの?」

理科系夫「とってるよ」

あつこ「どのくらい」

理科系夫「作り始めたのが4年前だから4年分だね」

あつこ「ふーーーん」

確かに、理科系夫のシロップはおいしいです。
エキスがよく出ている!

炭酸水と割って飲むと疲れが取れる感じが。
シュワシュワして、甘くて、でもすっきりしていて、、、。
だから5歳のたっくんもすっかりファンになりました。子供は正直です。

この時期の夕食の定番に梅シロップが加わるようになりました。
生産量もこの4年でどんどん増えました。今年はこのような梅の袋を20袋作ります。

ーーーー

まだこの時は、あつこはこのデータが、どのレベルのものかまったく知らなかったのです。。。。。。

梅たちが、よく凍ったら氷砂糖と合わせて熟成させます。

パート2でその様子と、理科系夫のデータについてお知らせします。

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