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諦めたり失敗する怖さ。

こんにちは!
対話で可能性を掘り起こす人、もりたあつこです。
この肩書き的なネーミングは、この記事に詳しく書いています↓

さて今回は、プロボノ活動の一環で、子どもたちに「自分の仕事」について語り質問を交えながら対話する、というグループ形式のプログラムに参加したときのことを書いていきます。(ちょっと前の話です^^;)


素直、率直な子どもたちの言葉

参加したプログラムでは、まず自己紹介から始まり、職業や仕事の話がひと通り終わった後に生徒の方から質問を受け付けるのですが、この質問がとてもまっすぐ!

素直、率直ーー

この言葉そのものです。
これだけまっすぐに来られたら、大人は一瞬、怯みますw
けど、そこでヘンに言葉を取り繕う必要もないかな、と思って(もちろん言葉選びや配慮は必要)、正直に、自分の心に素直になって応えました。

その中でも印象に残っている質問について、ふり返りを兼ねて綴っていきます。


「夢を諦めたときどんな気持ちでしたか?」

私は幼稚園の頃から、「キャビンアテンダント」(当時、スチュワーデス、という言い方でした)になることが夢でした。

それは高校1年まで続く「私の将来像」だったのですが、身体的な理由で諦めました(身長と視力が主)。

自分ではどうすることもできない理由で諦めるってあるんですよね。
どんなに頑張ってもあと5センチ以上の身長を伸ばすことは到底できなかったし、視力だって生まれつき持っていた特性があって手術で回復できないものだった。

悔しいけれど仕方ない。
だったら高校留学でもしようか!?とも思ったけど、それほど裕福な家庭でもない。

結局は諦めてしまったけれど、自分なりに納得できたことだったので、悔いはなかったですね。

きっと聞いてきた生徒の方は、そんな長年の夢を簡単に諦めちゃうの?という気持ちがあったのかもしれません。
でも致し方ない理由で夢を諦めるコトもある、ということは生徒の方にも伝わったようでした。


「仕事で失敗したときの立ち直り方は?」

これはなかなか鋭い質問でした(笑)。

こんな私でも失敗したときって正直、落ち込みます。
でもここで終わっちゃいけないんですよね。

心の中で「あーしておけばよかった」とか「こうしていたら」などのタラレバをいくら挙げても、今後に活かせない。
だから私の場合は、「どこが悪かったのだろう?」「何が原因だったのだろう?」と原因を探る作業をします。

そのときに重要なのが「書き出す」ということです。

頭の中で考えることが増えていくと、どんどんこんがらかってしまうので、思いつく言葉をとにかく書き出す!
書いていくと、視覚的な言語情報として、脳内に伝わり、ぼんやりとした輪郭だけだったことから気づきが生まれたりします。

そこから反省点、その原因などが明確になり、それを元に
「では次に同じ失敗をしないために何をしたらよいか」
を冷静に考えることにつながっていく。
そうすると、それにトライして次に進むことができる。
その繰り返しの中で、成功体験を少しずつ掴んで、前に進んでいる。
結果、立ち直っているといえるかなー、と。

もちろん、書かずに考えるだけで内省、脳内整理できる人もいらっしゃると思いますが、私の場合は、ちょっと面倒でも書き出す作業をすることで、気づきが得られるのです。

これは会議の議事録を書くときにも活かしています。
というか、実は私、なんでもメモする「メモ魔」です!w
思い返せば、この「書き出す」作業、きっと中学時代に経験した「生徒会の書記」時代に培われたものなんじゃないかなー、と思います。

私の思考整理術は「メモること」、と再認識しています。


まとめ。

今回のプログラムだけでなく、子どもたちのストレートな質問を聞くと、
「なんて本質的な問いを投げてくるんだろう!」と驚くと同時に、自分自身が本気で考える貴重な時間になります。

そんな時間をいただけることが、なんと幸せなことなのか、と。

そして、今回の問いに対して、自分の言葉で語れたことで、諦めたり、失敗した際のその先の行動が大切だなー、と改めて実感することができました。


今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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