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管理会計(Management Accounting)とは?

こんにちは、CFO視点を磨くビジネス英語コーチAtsukoです。
今日は、私の専門であるFP&A(Finance Planning & Analysis)という分野について解説をしたいと思います。

まずは、どの会社にも必ず存在する財務会計(Financial Accounting)と管理会計(Management Accounting)は何が違うのか?ということからご説明したいと思います。

一番大きな違いとしては財務会計は法律に則った数字の報告書を作らないといけないということ。
その国毎に決められている会計原則ルールや税法などに必ず準拠しなければなりません。
なぜならばその報告書の目的は、会社をめぐる利害関係者が正しい情報を得られるように保護するため、税務会計のルールが決められているからです。

一方で管理会計は、その目的が経営者の意思決定に役立つための数字を管理するということで、必ずこうしなければいけないというルールはありません。
大事なことは、経営者の方針、関心事に即した情報を分かりやすく、かつタイムリーに提供すること、たとえば売り上げ、そして使ったお金がそれぞれいつ、どれだけ、何のためにが分かるように説明することです。
そして最も大事なことは、それに問題があった場合の対処法まで提示していくこと。それかFP&A(Finace Planning & Analysis)の職務に求められる最も重要なミッションです。

すなわち管理会計とは、将来を予測し、適切なアクションをとれるようにするためのものであり、未来を知って未来を変えるための攻めの会計と言えるでしょう。


経営者陣に対して稟議を通したいなど、何か会社にアクションを起こしてもらいたいという時、この管理会計の考え方や役割というのは非常に重要です。
FP&Aとは、経営者の期待、関心ごとに関して分かりやすく数字を用いて説明し、何をすればよいかのアクションを提案するということです。
特に相手が英語話者である場合は起承転結を意識したロジカルな章立てが非常に有効です。

英語がうまく伝わらないのは、実はこういった経営者の視点で語られていない、経営者が理解しやすいような章立てになっていないということの方が原因であることも多いと、経験上感じています。

私が自分の肩書を『CFO視点を磨く英語コーチ』としているのは、英語でのプレゼンスを上げる上でとても大切な視点であるためなのです。

今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました❣️

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