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ひとんちの、話

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日記のような、私的な、できれば極力下世話なことを書きたいマガジンです。
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2020年7月の記事一覧

新しい住所

新しい住所

朝、ミューズリー、コーヒー。
家を出る前に床をクイックルワイパーで拭いて、段ボール二箱分の荷造りをする。
どんどん詰めていきたいので、あまり細かく物の取捨選択はしない。だけど、ざっくりでも、捨てる物はちゃんと出てくる。
この10数年で6回ほど引越しをして、その度に荷物が減っている気がする。

新幹線に乗って三島へ行き、新しい部屋の回復を確認して、契約を済ませる。
わたしが三島へ行かなくちゃいけなか

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ミッション失敗。マイナンバー。

ミッション失敗。マイナンバー。

朝、ミューズリー。お茶。

区役所に転出届を出しに行く。(二週間前から受理できる)
マイナンバーカードを持って行っていなかったので、話がややこしくなった。
家の人がなにかの都合で転出日を8月17日と記入していたことに気付かなかった。
「ちなみにこの日付だと今日は受理できません」と言われて、いろいろと意味のないことをしたと自分に腹が立った。最初はマイナンバーカードという制度に腹を立てていたんだけど。

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ぽんちゃんとわたし

ぽんちゃんとわたし

朝、ミューズリー。お茶。
波紋のような寝ジワがついて、しつこい。

昼前、友達のぽんちゃんが妙蓮寺まで来てくれた。石堂書店をみて、ランチを食べて、菊名池を歩いて、お茶をした。
2月から会っていなかったので、たくさん喋ることはあった。
わたしは仕事も辞めて、家の人としか会話をしない日がほとんどだったので、壁を指さしながら「床がね」と言ってしまうくらい、言葉と脳がちぐはぐだった。

わたしも彼女も掃除

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ひっしのパッチの棒棒鶏

ひっしのパッチの棒棒鶏

朝、パン。
なんとなく昨日作ったお味噌汁を飲んだら、お腹が痛くなってしまった。
お汁は粗熱が取れたら冷蔵庫に入れるようにしているし、魚も肉も入っていないから、傷んでいたわけじゃない。

たぶん、胃の中に水分がたっぷり注ぎ込まれると駄目になる時がわたしにはある。
病気とかそういうのではなくて、強いて言うなら胃下垂と言われたことはあるけれど、なにしろ少しずつ食べないとすぐにお腹が痛くなる。

というわ

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知らない人に

知らない人に

朝、パン、お茶、ミューズリー。

昼、ホットドッグ、コーヒー。

また今日も眠い。
昨夜、21時過ぎ、大きな雷の音に飛び上がった。天が破れたような、すべてひっくりかえったような音に、しばらく動悸が止まらない。

眠りが浅かったのか、夜中に起きてしまった。後頭部が汗だくで、気持ち悪い。

だから今日も眠い。

スーパーのチーズ売り場の前で、すてきなマスクを着けた方を見た。ポールスミスみたいな雰囲気の

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なじみのない、わたし

なじみのない、わたし

朝、パン、ミューズリー。
雨がはげしく降ったかと思うとかんかん照りになる。今日はその繰り返しだった。

晴れ間にウォーキングに出る。
陽射しが強すぎて、途中で怖くなってギブアップ。

昼、パストラミサンドとアイスコーヒー。

20年前に“写ルンです”で撮った写真が、たくさん出てきた。ぱらぱらと眺めてもあまり懐かしい気がしない。どこか他人のよう。

最近までわたしは母や従姉妹に服のおさがりをもらうこ

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自分フェア

自分フェア

朝、パン。
昼、テイクアウトの穴キュウ巻。
そういえばミューズリーを食べるのを忘れていた。

夜、納豆、めかぶ、ごはん。お味噌汁。

荷造りをしている。
湿度が高くて、すこし動くとぼんのくぼがじっとりとしめる。
本棚の本をどんどん箱に詰める。
本棚を眺めて、好きな本ばかりあるなぁと当たり前のことを思う。

学級会とオリンピック

朝、洗濯機を2回まわす。曇り空で、予報ではときどき雨が降るようだったけれど、もうそんな日が一か月続いているから、洗濯した。

あちこちのゴミ箱からゴミを集めて、ゴミ捨て場へ持って行く。うちのマンションのゴミ捨て場は無法者たちのそれで、いつも荒れている。生魚の血がついたトレーが転がっていたおぞましい光景は忘れられない。

朝ごはん、ミューズリー。
しばらくぼうっとする。

本来はオリンピックが始まっ

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デコ、デコ

デコ、デコ

朝、ミューズリー、コーヒー。

zineのこと、ごにょごにょしてみる。
写真を撮ってみたり、エクセルでいろいろつけてみたりする。

昼、美容院へ行く前に石川町駅のドトールでソイラテとジャーマンドック。
小雨が降っているせいか、店内は空いている。
ジャーマンドックにトマトケチャップの小袋が添えられている。以前は頼まないとついてこなかった。ケチャップが好きなので、うれしい。

おそれを知らないわたしは

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食べられるものを食べまくる

食べられるものを食べまくる

朝、ミューズリー。ベリーティー。
強い雨が降る。

昼、納豆、ごはん。お味噌汁。
しばらく大雨が降り、やんだと思ったら日差しが強い。気温差か、とにかく差分に弱いので、頭が痛くなる。市販薬を飲んでしばらくようすを見、早めに処方薬も投入した(あわせて飲めるもの)。
しばらく休むと頭が朦朧として、あしに力が入らなくなる。
こういうことは初めてではないけれど、すこし怖くなる。
これは、なにかしたほうがいい

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この胸の痛みは…トゥンク…

この胸の痛みは…トゥンク…

朝、パン。
胸が痛い。呼吸器とか恋とかそういうことではない。肉が痛い。

毎年春に人間ドックに行っている。乳がん検診もそこで受けていて、一度引っかかった(結果はなんともなかった)。

今年は感染症がはやってしまったので、人間ドックに行かなかった。医療機関だから大丈夫なんだろうけど、そこは検診にくる人でいつも混雑しているのだ。怖くなって、行かなかった。

ふと、受けなかった乳がん検診のことを考える。

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ミューズリー、衣笠丼、さらさらカレー

ミューズリー、衣笠丼、さらさらカレー

朝、パンとミューズリー。
いつもの朝食なのにお腹が痛い。原因が思い当たらない。
気持ち悪くなって、しばらく寝ていた。

昼、衣笠丼。
図書館へ行く。予約していた『82年生まれ、キム・ジヨン』の順番がきた。半年ほど待っただろうか。のんびり、待った。

月曜はときどき図書館の休館日になっているので、出かける前にあいているかを検索して出た。着くと、駐輪場が見慣れたチェーンで閉じられている。ああ、このよく

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生肉にするか、揚げた鶏肉にするか

生肉にするか、揚げた鶏肉にするか

昨夜、消灯して横になると悲しみが増してきた。
なぜだかわかった。
何ヶ月間も日々感染症のことで不安や政治への不信が高まっているところに飛び込んだ若い俳優の訃報は、わたしにダメージを与えていた。彼の作品を欠かさずみていたというわけではない。それでもドン、と一撃をくらわされたようだった。たぷたぷに張っていた水が、ゆらされて、コップからこぼれるような。
こういうことに、彼のスター性を思い知る。

あわて

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うろことの戦い、二度目の敗北

うろことの戦い、二度目の敗北

朝、ミューズリー、コーヒー、パン。食べすぎたのか、お腹が痛い。

昼、いなり寿司。コンビニのレモン鷄スープ。スライスレモンが入っていて、その苦みがとけだして、つらかった。

引越し業社の営業さんが見積もりに来ているときに、料理をしながらなにげなくスマホを見ると、三浦春馬さんの訃報がとびこんできた。「ひっ」と声を出してしまった。
家の人に「なんなの」と不思議そうな顔をされ、もごもごと訃報をつたえると

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