「対話」の正体に迫りたい/夫婦会議アンバサダー®︎就任にあたって。
「夫婦には対話が必要だ」
この言葉ってよく聞きますよね。
話し合いを通して、お互いの要望をすり合わせていく。
自分の意見を押し通すんじゃなくて、相手の意見も聞いて、どうするかを導き出していく。
それが夫婦にとって大切なんだと。
だけど、それってめちゃくちゃ難しくないですか?
ぼく、(本当はこうしたいな、ああしたいな)と思うことがあるときって、つい妻に文句を言うような言い方になってしまうんです。
そして、言われた妻は(わたしが悪いのかな……?)という表情を浮かべるんですね。
逆の場合もあります。妻がなにかをぼくに伝えるときに、ぼくが(怒られているのかな……?)と感じるときもあります。
だけど、あとから話を聞くと、怒っているわけじゃなくて、ただ話し合いをしたかっただけということが多いんです。
なんで、夫婦の話し合いってこんなに難しいんだろう?
どうすれば、もっと夫婦は楽に話し合いができるんだろう?
そもそも、夫婦の「対話」ってなんなんだろう?
ずっと、そう思っていたんです。
その答えが知りたくて、Logista株式会社さんの夫婦会議アンバサダー®︎をつとめさせていただくことにしました。
なぜ、夫婦会議アンバサダー®︎をしようと思ったのか、この記事で詳しく書きますね。
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以前、世帯経営ノートというツールを使って、妻が皿洗いが苦手だということを知った話を記事にしたことがあります。
世帯経営ノートについてはこちらのサイトがわかりやすいです。
結婚して何年も経っているのに、ぼくは妻のことをよくわかっていなかったんです。
毎日、当たり前のように過ぎていく家事や育児。
それらに対して妻がどう感じているのか、なにを思っているのか、ぼくはよくわかっていなかったんです。
今でもわからなくなるときがあります。
3人の子どもたちの育児に追われ、育児に家事に仕事に、あわただしい日々を過ごしていると、ぼくら夫婦の会話時間って、ほとんど残っていないんです。
事務的な会話だけで終わるときもあるし、それすらないときは家事や育児をめぐって関係がギクシャクすることもあります。
それが、この世帯経営ノートを使ったことで、少しだけ前に進むことができたんです。
妻が感じていること、ぼくが感じていることを素直に話すことができ、その上で、ぼくらにとっての最適な「ふたりの答え」を見つけることができたんです。
それは、どちらかがガマンすることで成り立つものではなく、お互いにとって心から納得できる「ふたりの答え」でした。
なぜ、ぼくらは自分たちの意見をぶつけ合っても傷つかず、相手の意見に屈服する情けなさを感じることもなく、お互いが納得できる答えを見つけることができたのか?
その答えは、Logista株式会社さんが丁寧に作り上げた「夫婦の対話メソッド」のなかにあったんです。
◇
Logista株式会社さんは、夫婦会議®︎をこのように定義づけされています。(商標登録もされています)
詳しい夫婦会議®︎の説明はこちらがわかりやすいです。
そして、この夫婦会議をだれもが簡単にできるようにしたツールが、世帯経営ノートだったんです。
夫婦が自然と対話ができるように設計されていたからこそ、ぼくらはこのノートを使うことで「ふたりの答え」を見つけることができたんです。
このノートのことを知ったときから、ぼくは夫婦関係に悩んでいる方にこのノートをおすすめしまくってきました。
「これを使えば夫婦の話し合いがスムーズにいくよ!」
「ケンカにならないで話し合いができるよ!」
知り合いのなかには、長年抱えていた夫婦の問題を解決できた方もいました。
ですが、そもそもこのノートをパートナーがやってくれませんという話を何度も聞いたんです。
その場合、日常会話すら難しいことが多いようです。
会話があったとしても事務的な話で、それ以上に突っ込んだ話(気持ちに関わる話)をすると、ケンカになるか黙り込んでしまう。
そんな話をたくさん聞いたんです。
なんで、こんなことが起こるかというと、夫婦が話し合い(対話)にいたるには三つのステップが必要だからなんです。
これはだいぶ後になってから知りました。
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Logista株式会社さんでは、夫婦が対話にいたるには「会話」と「議論」が必要だと定義づけしています。
この一番最初の「会話」が、実はめちゃくちゃハードルが高いんです。
なぜなら、信頼できない相手と「たわいもないおしゃべり」をしたいと思わないからです。
そうですよね?話したくない人と会話なんてできないですもんね。
まずは「たわいもないおしゃべり」をする関係性になる必要があるわけです。
相手のことを信頼できないまま「議論」だけ戦わせて、お互い強く傷つき、(もう、話し合いなんてしない……)と思ってしまった人はたくさんいると思うんです。
どうすれば、夫婦は「会話」ができるようになるのか?
どうすれば、お互いに傷つかない「議論」に進めるのか?
どうすれば、お互いに納得できる結論を出せるのか?
この1年間、夫婦会議アンバサダー®︎として、ぼくらが夫婦会議®︎をするなかで、この答えを見つけ出していこうと思っています。
ぼく、この2年間で、夫婦関係に悩み傷つき、辛い決断をした方のお話をたくさん聞いてきたんです。
家に帰ったら、妻と子どもたちが荷物を持って出ていってしまっていた。
一方的に妻から離婚協議の手紙がきた。
妻と別居したら、子どもが以前家族全員で住んでいた空き家に行ってしまい、誰も出てこない玄関の前から動かない。
パートナーが浮気をして、いったいどうしていいかわからない。
彼らが「会話」をできていたら、彼らがお互いに傷つかない「議論」をできていたら、彼らがお互いに納得できる「対話」ができていたら。
そう思わずにはいられないんです。
どうすれば、信頼関係が壊れてしまった夫婦でも、お互いに納得できる「ふたりの答え」を見つけることができるのか?
どうすれば、人は「会話」ができる信頼関係を作れるのか?
どうすれば、「議論」や「対話」ができるのか?
そもそも、誰もが簡単に口にする「対話」の正体とはなんなのか?
この1年間でじっくり考えていきたいと思います。
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もし、世帯経営ノートをやってみたいと思う方がいたら、説明会に夫婦二人で出られることをおすすめします。
ぼくは先日初めて出ましたが、夫婦会議の大切さに関する説明を直接聞くことができるので、夫婦の目線を合わせることができるなと感じました。
説明会に関する情報は、こちらのサイト(下の方に書いてあります)がわかりやすいです。
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