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夫に反論できないあなたへ
夫に不満を伝えると、いつも言い返されてしまう。
「これが普通だろ」
「みんなこんなもんだろ」
言い返したいのだけど、なにも言えず黙ってしまう。
心のなかにモヤモヤだけが残り、夫への恨みが静かに降り積もっていく。
そんな経験はないでしょうか?
うまく言い返せないのは辛いですよね。
なぜ、自分は反論できないのか?
このモヤモヤの正体はなんなのか?
先日、ある方とお話をさせていただき、ちょっとだけわかったことがあるので、書いてみたいと思います。
夫にうまく反論できず、悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
◇
夫がこちらの不満をきちんと受け止めてもらえなかったときに、あなたはこんなことを思っていませんか?
(わたしが求めすぎなのかな?)
(わたしがガマンすればいいのかな?)
(わたしが悪いのかな……?)
もし、そう思っているなら、これは本当にあなたの本心でしょうか?
あなたは自分の気持ちにフタをして、言いたいことをガマンしていないでしょうか?
本当は自分の気持ちを夫に伝えたいのに、伝わらないことを自分のせいにしていないでしょうか?
もしかしたら、まずはあなた自身が「自分自身の気持ちを受け止めてあげること」が必要なのかもしれません。
「大変だったよね」
「辛かったよね」
「子どもが小さかったあの頃、あなたは一人でがんばっていたよね」
他の誰よりも、まずは自分自身が自分の気持ちを受け止めてあげる必要があると思うんです。
人は思っている以上に自分の気持ちに気がつけない生き物です。
あなたはきっと大変な思いをしたはず。
だけど、(泣き言を言っても前に進まないし、何も変わらないし)と、辛い気持ちを感じることをやめてしまったのではないでしょうか?
きっと、あなたのその柔らかな気持ちを受け止めてくれる人がまわりにいなかったんだと思います。歯を食いしばって、一人でがんばってきたんですよね。
でも、「辛かった」「大変だった」「傷ついてきた」というあなたの感情は、誰にも奪わせてはいけないものなんです。
それはあなたの大切な感情であり、あなただけの特別なものであり、あなたの大切な心なんです。
あなた自身がその気持ちを受け止めてあげれていないから、夫にその感情をないがしろにされたときに、うまく反論ができないんです。
自分で自分の気持ちを認めてあげれていないんです。
あなたの感情は居場所を与えられずに、今でもさまよっているんです。
それが、あなたのモヤモヤの正体なのかもしれないなって思うんです。
◇
自分の柔らかな気持ちを受け止め、大切にすることができれば、きっとあなたは自分の感情と言葉に自信を持つことができるはず。
「わたしは傷ついたんだ」
「わたしは辛かったんだ」
「わたしはそれがイヤだったんだ」
これはワガママなんかじゃないんです。あなたが感じていい感情なんです。
あなたにとってとても大切な気持ちなんです。大切に扱わなくてはならない気持ちなんです。
それができるようになれば、夫に気持ちを伝えることにストレスを感じることが減るようになるかもしれません。
もし、うまく反論ができなくても、あなたが今までのようにモヤモヤを感じることは少なくなるかもしれません。
夫が自分を理解してくれなくても、あなた自身があなたのことを理解してくれているからです。
自分が自分にとっての一番の理解者になれるからです。あなた自身があなたのそばに寄り添ってあげることができるからです。
もちろん、夫と対等な話し合いができると一番いいのだけど、まずはあなた自身があなたの柔らかな気持ちを受け止めてあげることが、最初のステップになるんじゃないかなって、思っています。
そのステップが、「自分のことも、相手のことも大切にする」という夫婦にとって大切なコミュニケーションにつながっていくんじゃないのかなって、ぼくは思うんです。
少しでも参考になれば幸いです。
ポッドキャスト「アツの夫婦関係学ラジオ」でもこの話をしていますので、合わせて聴いていただけると、よりわかりやすいかなと思います。
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#458 夫に反論できないあなたへ
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