その声に耳を傾けること。52ヘルツのクジラたちを読んだ。
やっと!本紹介します。(遅い!)
読書にまつわるお話は前回の記事をご参考に↓
今回ご紹介したい本は、
「52ヘルツのクジラたち」
という本です。
とっくに知ってるもん!!と思わせてしまっているかもしれませんが…。
まあ、聞いてくださいな…笑
この本を手に取ったきっかけは、
表紙の絵柄が可愛いからでした。
そうです。超単純です。
(次に、本屋大賞1位という言葉にやられた)
なにか本読もうと思って1人でまあまあおっきい本屋さんに入って、目に付いたのがこの本でね。
いやぁ、可愛くないですか?
この手の絵柄は本当に可愛くて。雑貨屋さんとかでもこういう柄のものを見つけると可愛い!と眺めます(高くて買えないことが殆ど)。
とても好き!と一目惚れしたのです。
絵柄もそうですが、色!
深みある青を基調とした表紙と、本屋大賞第1位の黄色の配色。
天才じゃないですか?(そこ!?)
そして52ヘルツのクジラって、なんのことだろうなって思いました。タイトルのインパクトが強くて。その後、裏のあらすじを読みました。
以下にあらすじを引用させていただきますね。(私が本屋さんでこの本を買うまでの流れを完コピします。笑)
あ、これは絶対に面白い。私の好きなジャンルだと感じました。(マイノリティにフォーカスを当てるものはとてつもなく興味深く好きなのです。)
そしていざ購入!という流れでしたね。
このお話は、とにかく皆様に読んで頂きたいと感じました。
以下、ネタバレをしないように(書くとあんまり濃く書けませんが、)
貴湖と少年。
この2人は、それぞれが孤独を抱えています。そんな2人だからこそ、互いの声に耳を傾けることが出来たのではないでしょうか。そしてお互い少しずつ、自身では気が付かないうちに相手に色んなものを分け与え、救い救われているように感じました。その姿がとても印象的で、ほっこり、そしてうるうる、しました。
話を聞いてもらえることって、嬉しいこと。これは私も同じです。きっとみんなそう。
うんうん、って。今この瞬間、私の声に耳を傾けてくれていること。特別的確なアドバイスがなくても、ただお話を聞いてくれること。それだけでも、とても救われると思うのです。
というか、これがいちばん人間が安心出来るあたたかいことなのかな…と。
話せば長くなりますが、とてもとても、考えさせられたのでした。
人間って脆いです。
今にも壊れそうな状況で、必死に形を保って、孤独に生きる52ヘルツのクジラは、今日にも多く存在していることと思います。
だけれど、
その声に耳を傾ける1人でいたいなと、感じた人間がここにいます。
とにかく、この本は本の中に留まるものではなく、この本を読んだ私たちがどうしていくかということが重要だと思いました。
私は、この話を最後まで読んだ直後、感情や言葉が交錯した状況で解説を読んだら、綺麗に絡まりがほぐれてとてもスッキリしました。
解説まで読んだら、表紙の絵をもう一度見てみましょう。
そういう事かと。一つ一つの絵に作中の記憶が呼び起こされていきます。
そして、最後には表紙カバーを外して、もう一つの作品も読みましょう。笑
せっかくの素敵作品が拙い文章で台無しになってしまっている気がしますが…
52ヘルツのクジラたち
心からおすすめしたい作品でした!
私に見つかってくれてありがとう!
その声に耳を傾けさせてくれてありがとう!
りんごとごはん🍎🍚
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