デザイン“コンセプト”って? リサーチする意味って? 強い言葉。
◎ 調べて、コンセプトを立て、調べる。
良いデザインをつくる流れ、第二〜三弾。
360度見渡す中、どこに向かって走るべきか、仮説を立てる部分。
濃ゆいヒアリングができたのであれば、90度ぐらいは見えているはず。さらに狙いを定める。そのためのリサーチ & コンセプトです。
正確にいうと、A. クライアントリサーチ → B. コンセプト立案 → C. デザインリサーチ。
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クライアントさん(が提供するサービス)に関するリサーチ。
しっかりとしたコンセプト立案に必要な要素、と考えてください。カフェのロゴをつくる場合、下記を調べます。
・ カフェができる立地について …例. どのような特徴があるか?
・ カフェに来てほしい客層 …例. 好みのシーンは何か?
・ カフェ業界の動向や時代性 …例. 今の流行、今後のトレンドは?
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コンセプトとは、このデザインのゴールは、「一言でいうと何よ?」。
テーマでも、スローガンやキャッチフレーズでもいいです。デザインを言葉のみで伝えた場合の「一言でいうと何よ?」。
最高のコンセプトを立てることが、最高のデザインをつくる第一歩。んじゃあ、最高のコンセプトって、どう立てるのぉっ!?
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◎ 01. キーワードを書き出す
ここで、ヒアリング内容・クライアントリサーチ内容を整理。
全体を俯瞰的に見て、「一言でいうと何よ?」につながりそうな、単語をグワァーと書き出していきます。キーワードですね。
例. 家/家族/写真/歴史/喜び/素敵/センス/高級感/特別感……
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◎ 02. デザインコンセプトを立てる
たくさんのキーワードの中から、コンセプトにつながりそうな、これは! と感じる単語、2〜3個に○をしましょう。それらをくっつけて、1つの言葉に。これがコンセプトです。
例.「ステキ 家族」
え? これは! と感じる基準がわかんない? 直感ですよ、直感。まさに、着手するデザイナー次第です。
この直感、つまり判断力を鍛えるためには、常日頃から、「何が良いデザインなのか?」を知って、「どうして良いデザインなのか?」を考える必要があります。筋トレのようなものです。
そもそも、良いデザインを知らない人は、良いデザインをつくれないですよね。
だからこそ、リサーチ含め、今って何が流行っている? とか、どうして売れてる? とか、チェックチェック!
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デザインリサーチは、自分が立てた、「コンセプトに近い、既存デザインを探す行為」。
すぐにラフを描いちゃう人がいますが、遠回りになることも。世にあふれるデザインの力を借りましょう。デザイン書籍や資料、実際に配布されている印刷物や冊子など。
集めてきたら、コンセプトをブツブツ唱えながら、既存デザインを “作り手視点” で見る。
「これ! 近い! わりと!」と感じるものに付箋ペタペタ。でもって、「なぜ近いと感じたか?」気づきをメモメモ。
例. モコモコした形 → 家族を感じる / キレのある文字 → 高級感がある
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コンセプトを立てて、気づきをメモった後、いよいよラフに入るわけです。
大枠の方向性の次段階、デザイン根っこができている。裏付けを持った、強い言葉がある。その言葉を、最適な形に起こす。そのためのラフ描き。
いきましょ。あかりをつけましょ。GO! GO! ふぃ〜
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* 2020年1月28日_追記 : 本noteの「▶ 動画版 YouTube」を公開しました。よろしければ、下の動画↓もご覧いただけると嬉しいです!
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