平凡社ライブラリー【新訳】モンテ・クリスト伯 を読んでいます。その2
先に敵役のことを色々書いておいて主人公のエドモン・ダンテスを後回しにするのはいかがなものか。
と思うけれども、1巻前半あたりのエドモン・ダンテス氏、小説の登場人物としてはあまり面白みがない。と個人的には思う。
いや、とても良い奴なのはわかる。病身の父親をいたわる姿とか、本当に良い息子なんだろうと思う。ダングラールとダンテスと、どちらと同僚になりたいかといえば圧倒的にダンテス。
なのだが。
「屈託のない」という言葉は、だいたいは褒め言葉として使われる。
エドモン・ダンテスは