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とってもコンパクトなまち 金沢旅行記

こんにちは!
とある後書き医学生です。

先日、友人達と5人で金沢に1泊2日で旅行に行って参りましたので、初めて旅行記なるものを書きたいと思います。

金沢は、街が非常にコンパクトで、1泊2日で十分に楽しめますので、旅行の際の参考にしていただければと思います。

※かなり長くなっています(約5,800字)。読む際は、お気をつけください。


1日目

07:40 金沢駅到着

朝早いです。皆さんはここまで早くなくても大丈夫かと思います。
今回は、この後のある観光地で長時間滞在する為、早くなっています。

さて、先にホテルに荷物を預けます。
これは旅のポイントです。

旅のポイント① 到着後すぐに、荷物をホテルかコインロッカーに預けよう

旅のポイント①

これをしないと、楽しめるものも楽しめません。
では、何を持っていくのか。
私は以下のものを持っていきます。
・スマホ
・モバイルバッテリーまたは充電器
・財布(現金は多めに入れておきます)
・目薬やハンドクリームなどの常備薬
(・折り畳み傘)

このくらいです。これを小さいカバンに入れて出かけます。

旅のポイント② 荷物は必要最低限にまとめる

旅のポイント②

08:00 金沢駅鼓門

荷物を減らし身軽になったら、観光スタートです。
着いた時点で見てましたが、鼓門をもう一回見にいきます。

金沢駅 鼓門

曇天です、、。
北陸地方で晴れの日はなかなかないと聞いてましたが、予想通りですね。

それにしても鼓門ってすごいですよね!!
支柱などもカーブしてるように見えて、直線の組み合わせ。
組子のようにバランスの良いデザイン。
構造とデザイン美がとても凄いと思います。

さて、ここから金沢市街をゆっくり歩いていきます。
当日は雪が降ってきました。

「弁当忘れても傘忘れるな」
北陸地方での言い伝えです。
北陸旅行では折り畳み傘を持っていくといいと思います。

09:00 金沢城

さて、金沢駅からゆっくり歩いて1時間弱。
金沢城に到着しました。

今回は、城に大変精通している友人と一緒でしたので、早速解説スタートです。

解説の内容を全て書くと、それだけでいっぱいになるので、ここでは金沢城の魅力紹介程度にとどめたいと思います。

金沢城の魅力①    石垣の博物館

金沢城はとにかく石垣がすごいんです。
高さと迫力はもちろんのこと、石垣の種類も非常に豊富です。

複雑に入り組んだ石垣
かなり高いところまで組まれた石垣
遠くまで高い石垣が連なる

あんまりいい写真がありませんね。伝わりづらいかと思います。
実際に行ってみると、全然違う迫力と趣が感じられます。

金沢城の魅力②    超美人なお城

金沢城は大変に美人なお城だと言われています。
徳川家の支配の印象が残る、白い海鼠(なまこ)壁を基調とした、洗練されたデザインです。友人の話によると、歴代城主の前田家はかなりデザインにはこだわっていたそう、、現代人を感嘆させるなんて、、やるなあ、

白を基調としたとても美しいお城

金沢城の魅力③    守りが硬すぎる

見ていて思ったのは、守りが硬すぎることです。
城好きの友人にこんなことを言われました。

「城を見るときは、攻めの視点でいけ」
これも旅のポイントですかね?

旅のポイント③    城を見るときは攻めの視点で

by 城好きの友人

実際、その視点で見ていきます。

まずはこちら。
「枡形」という配置になります。ここに敵が溜まることで、一網打尽にできる。
通称:Death Box だそうです。
門を潜って見てみると、「あ、終わったわ」と絶望に駆られます。
確実に死が待っている。枡形に入るとそんなことを思います。

次はこちら。なんか、のぼれそうじゃないですか??
でも、実際に鎧をつけて槍を持って登るのは不可能ですね、、
しかも、櫓が一部切り取られているような構造になっているのがわかるでしょうか。これを「横矢」というそうです。字の如く、登ろうとしてくる敵を、確実に仕留める仕掛けだそうです。恐ろしい、、、

こんな感じで、城を見るときに攻めの視点で見ていくと、面白いです。
城の一つ一つの構造の意味を考えながら、歩いていくと、より一層城への理解が深まるのかなと思いました。

14:00 昼食:ターバンカレー総本店

驚異的な時間です。5時間も城を見ていました。
喋り倒した友人は凄まじいです。尊敬です、、。

実際に旅行される際は、10時ごろから観光をはじめ、12時ごろに昼食というのがいいかと思います。

金沢カレー(チキンカツ)

昼食には金沢カレーの美味しいお店をセレクトしました。
「ターバンカレー総本店」というお店です。

熱々のカレーに揚げたてのカツやエビフライを乗せて提供してくれます。
かなりの人気店なようなので、時間帯には要注意です。

パクりと一口。
濃厚なルーと熱々のご飯、揚げたてのチキンカツがジュワッと、腹ペコの胃に染み渡ります。端的に、とても美味しいです!!金沢カレー舐めてました、、

14:45 石川四高・石浦神社・広坂稲荷神社

兼六園に向かう道中、いろんなところに寄っていきます。

石川四高記念館

昔の学校制度における、「高等学校」の一つだった石川四高記念館です。
大学の前半戦のようなもので、全国に8つ設置されました。
参考までに、、第一高等学校(東京)・第二高等学校(仙台)・第三高等学校(京都)・第四高等学校(金沢)・第五高等学校(熊本)・第六高等学校(岡山)・第七高等学校(鹿児島)・第八高等学校(名古屋)

金沢しいのき迎賓館

赤坂の迎賓館ではありません。
石川県の迎賓館のようです。中も無料で見学が可能です。

ドラマの撮影に使われてそうな、迎賓館内部

続いて、石浦神社というところに差し掛かりました。
金沢城の近くとあって、大変な加護を受けてそうですよね、、
境内はとても洗練されていて美しかったです。

大量のおみくじが結ばれたアーチ状の通路

ぜひ、時間があれば行っておきたいなと思えるオススメのスポット達でした!

15:15 兼六園

さて、お待ちかねの兼六園です。
今回は、金沢城で買った「兼六園+1券(500円)」を利用しています。
21世紀美術館や他の美術館・博物館等を巡らないのであれば、非常にお得です。

兼六園は写真でお伝えしていきます。うまく伝わるといいなあ、、

白い梅
ピンクの梅。どれも満開
流れゆく水
一番有名な景色のところ
小さいけど趣たっぷりな滝

どうでしょうか?
めちゃくちゃ「侘び寂び」を感じませんか?
私の友人は、心を打たれていました。もちろん私も感嘆しました。

さて、兼六園には見方があります。
以下は私が旅のしおりに付した資料になります。

兼六園は、名前の通り、六つの魅力がありそれに沿って見ていくのが良いとされています。特にその対称性に着目すると面白いです。

例えば、先ほどの兼六園で一番有名なところの写真ですが、あれは、池になりますので、「水泉」にあたります。その反対側には医王山などの雄大な「眺望」が広がっています。
このように、見ていくと新しい魅力に気づけるかもしれません。

17:00 石川県立図書館

一気に飛びます。この間、何をしていたのか、、。
実は、21世紀美術館の外の芸術的なヘモグロビン型のベンチで、フルーツバスケットをやっていました(笑)。皆さんも、5人以上で来ると楽しいと思います。

さて、石川県立図書館に向かいました。
なぜ、図書館??受験で頭いかれたのか?
皆さんそうお思いでしょう。
実はここ、金沢の中でもかなりの観光スポットなんです。
旅行冊子になんかには、小さく載ってたりします。

どこを切り取っても美しい、完璧な図書館です。
ここで勉強したら、頭良くなりそうですよね、、。
金沢市民、羨ましい、、!!

20:00 夕食:もりもり寿司

近江町市場にも行ったのですが、夜やってるお店は少ないです。
金沢駅に戻ってきました。

新鮮な鰤がたっぷり載った「鰤丼」です。
なんと蟹の味噌汁までついてきます。

内装も大変綺麗で、接客もよく、とってもいいお店でした。
何よりも、魚が新鮮でうまい!!

2日目

さて、2日目になりました。長くなりそうですね、、。
既に、編集中の画面には3000という数字が踊っています。
2日目もお付き合いください。

09:30 ホテル出発

金沢駅前のホテルで一泊しました。
さて、私、ほとんど寝ておりません。明け方まで友人と話し、ゲームをし、早朝に金沢駅に行き、1時間と15分の仮眠でなんとか持っています。

10:00 着物体験

着物を着ます。
女性陣の強い要望もあって、皆で着物を着ようということになりました。
七五三を除き、きちんと着物を着るのは初めてです。

今回は、「京都きものレンタルwargo 金沢香林坊店」様にお世話になりました。

他店に比べて、リーズナブルな価格に加えて、オプションも充実しており、スタッフさんの接客も非常に丁寧でした。
我ながらいいお店を見つけたという感じです。

こんな感じで着替えました。
友人達の方がよく似合うといったところです。
私は、豪商感というか、貫禄というか、おっさんというか、そんな感じでした。

11:00 長町武家屋敷街

着物に着替えて、街へ繰り出していきます。

趣のある武家屋敷街です。
九谷焼のお店なども多々あり、お店巡りもとても楽しいところでした。

11:45 尾山神社・玉泉院丸庭園

尾山神社 鳥居

神社なのに、神社っぽくない、、。
不思議ですよね。ステンドグラスが設置されている神社です。

ここに日光が差し込まないかな、、ずっとそう思っていましたが、曇天でした。

玉泉院丸庭園

整いすぎて、撮るのが難しい!!
なんとなく綺麗な庭園ということだけ伝わればいいな、、!
本来は、石垣が見どころなんだそうですが、能登半島地震の影響で崩れてしまったそうで、見ることはできませんでした。

12:30 昼食:近江町市場

近江町市場で食べ歩きをします。
ここからも写真でお伝えしていきます。

新鮮な魚介をお刺身で食べさせてくれる
超脂が乗った新鮮なブリとサーモンのお刺身
意外と美味しい、どじょうの蒲焼
口の中でとろけていく、うなぎの蒲焼
誘惑に負け、コロッケをふたつ
近江町コロッケ 磯の香たっぷりで美味しい
能登牛メンチカツ、これはうまいかめっちゃうまいかの2択
フグ焼き、、ドキドキ、、
なんだこれ、油乗ってて、味しっかりで、実はホクホクで、うますぎるやろ
気になるフグの塩焼き
うますぎて、最後の〆にフグの塩焼きをセレクト。もちろん、うますぎる

現金を持っておくと便利です。

旅のポイント④    現金は多めに持っておく

食べ歩きで十分お腹が満たされました。
やっぱり日本海レベル違うわ!!

14:00 ひがし茶屋街・主計町茶屋街

金沢旅行でここは外せません。

金沢の城下町では、昔から茶屋街が発達しました。
皆さんの想像するお茶屋さんではなく、芸妓などが舞う大人の社交場でした。
今でも、「一見さんお断り」の風習が続いていると言います。

そんな茶屋街ですが、とてもフォトジェニックです。
奈良井宿にも妻籠宿にも匹敵するであろう、美しい景観が続きます。
前者とは違う、整えられた美しさです。

綺麗ですよね。
基本的に観光客でごった返しているので、朝などがおすすめかもしれません。

さて、私たちは芸妓さんを呼ぶお金も、呼べる知り合いもおりませんので、文字通りお茶をいただくことにしました。

「プリンあらどーも 加賀棒茶セット」「アラモード」ではない。

金箔が乗った、抹茶もある、プリンパフェみたいなものをいただきます。
一口パクり。うますぎる!!
濃厚な甘味が口の中を伝わっていきます。
ちなみに、理系の私から言わせると、金に味はありません。金は、非常にイオン化傾向が小さく、王水というバケモノみたいに強い酸以外には溶けないのです。
よって、金は体内では分解されず、そのまま排出されます。
なので、味もありません。「うるさい!」って感じですよね(笑)

既にかなり疲労がきていますが、にし茶屋街に向かいます。

にし茶屋街の路地。人がいない景色が好き。

混んでいたのと、疲れていたので、ちゃんとした写真がありません。
狭い茶屋街でしたが、路地の景色が綺麗でした。

16:15 着物返却

着物を返却しました。
和服は意外と重ね着をするので重く、また歩きづらかったのですが、洋服って楽ですね。ただ和服自体のデザイン・文化はとても好きです。

17:00 金沢駅Rinto(お土産探し)

金沢駅構内のRintoでお土産を買います。
私は、加賀棒茶と和菓子(「丸ごとみかん大福」「金沢文鳥」)を購入しました。
九谷焼のガチャなども回し、これもお土産にしました。
個人的にこのガチャはとってもおすすめです。
きちんと九谷焼ですし、重すぎず軽すぎないちょうどいい距離感のお土産です。
他にも、日持ちしないものであれば、お魚系を買うといいと思います。

旅のポイント⑤   基本的にお土産は最後に、駅で買う。荷物の負担が少なくなる。

19:20 金沢駅出発

いい街すぎて、名残惜しいですが、旅には終わりがやってきます。
最後に綺麗な鼓門を見ておきました。

おまけ 帰りの車内で食べたもの、、、

帰りに新幹線で食べたものを紹介します。

こちらの金沢カツカレーパン。金沢カレーをそのまま再現した味でとても美味しかったです!!Rintoで購入できたので、ぜひ食べてみてください。
これを食べながら、思い出を振り返ると、きっと楽しいです。

旅のポイント⑥    旅には終わりがやってくる。旅の思い出には終わりはない。

名言っぽいこと言っておきます。

最後に

最後になりました。
現在、編集画面には5400という数字が踊っています。
驚異的です。カフェで書き始めて早2時間半が経ちました。

なかなか長くなってしまって、途中で飽きてしまったかもしれませんね。
ぜひ、金沢旅行の参考にされますと幸いです。

金沢は街が非常にコンパクトで、一泊二日でもとても密度の濃い時間を過ごすことができました。もうそろそろ春休みも終わりますが、GWにでもフラっと、金沢旅行に出掛けてみてはいかがでしょう。

また、今回は使いませんでしたが、北陸応援割も利用することができます。
かなり安くなりますので、検討されてみてください。

さらにこの度、北陸新幹線が敦賀まで延伸開業しました。
石川県内では、加賀温泉などの温泉地、福井にも足を伸ばすことができます。

今熱くなっている、北陸地方の旅。ぜひ検討されてみてください!!

最後までご覧いただきありがとうございました。
また、ご覧いただけますと幸いでございます。

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