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知識はネットワーク
「何を勉強していけばよいのでしょうか」という疑問は,多くの場所で耳にするものです。受験勉強に時間を費やしている生徒たちであればなおさら,限られた時間の中でいかに効率よく目的を達成していくかということが目標の一つになりますので,「何をどのように勉強して達成していくか」が大きな目標になります。
そして,「ムダなことは覚えたくない」「できるだけ純粋に,合格に必要なことだけに集中したい」「余分なことはしない」という方向へと向かって行きがちです。
ムダな知識はムダではない
以前にも似たようなことを書いたことがあります。ムダだと思うような知識が,次に新しいことを覚えていくきっかけになることがあり,さらにそこから雪だるま式に知識が増えていく,ということへとつながります。
ネットワーク
というのも,知識は「つながり」だからです。それも,思わぬところでつながって,ネットワークをつくっていきます。教科書に載っているようなつながりではなく,それ以外のところでつながっていく知識もあるということです。
学校の教科書はどれも,背後にものすごく細かい知識があるものを,ピックアップして限られた誌面に並べていきます。学校で勉強をしていると,非常に多くの知識を覚えなければならないように思うのですが,教科書に書いてあるたったひとつの単語の後ろには,厖大な文献や研究者たちの考察,研究結果,どうやってその知識が得られたのか,歴史的な経緯……などが隠れています。
こういった背景知識があると,「その言葉」を簡単に覚えることができるのですよね。それが「深い学び」というものなのかもしれません。
興味があれば
興味があれば,そういった周辺の知識をどんどん身につけていくのでしょうね。あのことも知りたい,このことも知りたい,知ったら誰かにいいたい,説明したい……という気持ちが起きてくるものです。
ある事柄を知って,その周辺のことを知るようになると,さらに深くそのことを知ろうとしていきます。その事柄を中心に,知識のネットワークができていくイメージです。受験勉強でも,どの段階の勉強でも,そういったネットワークの形成が重要ではないでしょうか。映画でもマンガでもアニメでも,好きなことならその作品以外のこともどんどんネットワークにつながっていく経験はあると思います。
もちろん,勉強しなければいけないことでそれをやっていくのは,簡単なことではないですけどね。でも,ものごと同士のつながりを意識すると,少し深い勉強ができるかもしれません。
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