インスタントメッセージグループのヘビーユーザーたちの特徴
インスタントメッセージングといえば,何を思い浮かべるでしょうか。この記事(Most popular global mobile messenger apps as of April 2024, based on number of monthly active users)によると,次のような利用者数になっています。
◎WhatsApp:20億人
◎WeChat:13億人
◎Facebook Messenger:10億人
◎Telegram:9億人
◎Snapchat:8億人
日本だとLINEのシェアが多そうですが,世界で見るとこの次くらいの利用者数です。
インスタントメッセージ
インスタントメッセージ(IM)は,コンピュータやスマートフォン上のやりとりの仕方をずいぶん大きく変えてきました。また,インスタントメッセージンググループ(IMグループ)は,インスタントメッセージングの中でも多くの人がグループで会話を進めることができますので,より魅力的な会話や複雑な社会的・感情的相互作用が可能になると考えられます。
IMグループは,個人のネットワークと仕事上のネットワークの両面を拡大します。プライベートでも仕事でも,生活のさまざまな場面でも,IMグループは広く用いられています。個人間の緊密なつながりは,IMグループにどっぷりとハマってしまう,粘着性と呼ばれる傾向を高める可能性があります。
背景要因
インスタントメッセージンググループをよく使ってやめることができなくなる,粘着性にはその他に何が関連するのでしょうか。パーソナリティ特性や機能面に注目して,心理要因を検討した研究があります。こちらの論文を見てみましょう(The five-factor model, social network, and social influence in instant messaging groups)。
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