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むさしの写真帖

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「写真っていうのはねぇ。いい被写体が来たっ、て思ってからカメラ向けたらもう遅いんですよ。その場の空気に自分が溶け込めば、二、三秒前に来るのがわかるんですよ。その二、三秒のあいだに…
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#写真

むさしの写真帖

むさしの写真帖

古いデジカメについて書いています。
ただしこれらの記事は2018年前後のものであるので、カメラのほとんどは手許にないのをご承知おきください。

追記: ネタが尽きたので写真、カメラにまつわること。またアラカンおじさんの日常について書いたりします。(2023年霜月朔日)

Just A Little Bit

Just A Little Bit

写真は2012年のものだけど文章は新しく起こしている。
ちょうど2012年の今日に撮ってブログにも書いているが、内容がズレすぎていてあまりにも恥ずかしいので書き直したのである。

1番上の写真は、たぶんぼくの写真の中では1番多く見られているものだと思う。
つい先日もYouTubeのショート動画の中で見かけて驚いたものだ。

七里ヶ浜駅のすぐ近くの踏切。
外国人観光客でごった返す鎌高横の踏切ではない

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ほっつきある記44

ほっつきある記44

ところでRicoh GX100を使っているわけだけど、誰かぼくの自動開閉キャップLC-1知りませんかー。
あったはずなんだけどなァ。

多摩川を渡る

多摩川を渡る

和泉多摩川というと「岸辺のアルバム」を思い出す。
1977年のドラマだというから、ぼくは小学6年だったと思うが、母が見ていたので何となく記憶がある。
珍しく主題歌が洋楽(ジャニス・イアン「Will you dance」)だったのも印象的だが、八千草薫の美貌には子どもごころにもときめいたものだ。
ドラマは1974年に起きた多摩川水害を背景にしていて、番組の冒頭でも堤防決壊によって流されてしまう家屋の

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「7」というフィルムカメラ その2

「7」というフィルムカメラ その2

この記事を見返していて思い出した。
キヤノンの「7」といえば、EOSとかではなく「Canon7」というそのままズバリのカメラがあったじゃないか、と。
というか「7」というフィルムカメラというならこっちのが的を得ているではないか。

まあいいか、とも思ったのだけど、せっかく使っていたのだし、何枚か写真もあるから記事にしてみることにした。
カメラについての詳細はこちら。

この7以前にVt Delux

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ほっつきある記40

ほっつきある記40

今日はEOS10Dという2003年に発売されたカメラを使っているが、このカメラは630万画素である。
こんなふうにネットに掲載するだけなら何ら不自由はないのだけど、これをA3に伸ばすよ、なんてことになると、さすがに心許ない。
そういうときはAdobeさんのお世話になるのが吉である。
LightroomやPhotoshopなんかに実装されている「スーパー解像度」というのがあって、これを使うとAIによ

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高瀬舟(2012)

高瀬舟(2012)

森鴎外による「高瀬舟」はお読みになった方が多いのではないだろうか。
安楽死についての問題提起だとしたりする解説を能く見かけるのだけれども、僕は以下の一文が印象深い。

愚かしくも悲しい半生である。
木屋町を通る度、高瀬川の川面に立つ細波に吐息を吐く。

ひまわり

ひまわり

マストロヤンニとソフィア・ローレンの「ひまわり」を見たのはかなり昔の話だ。

見終わった後、彼女は映画館の近くにあった喫茶店で
「あんなのってないわ」
と憤慨していた。

思い出はいつも美しい。

ほっつきある記38

ほっつきある記38

ここで現像ソフトを変える。

そして元に戻す。

何しとるんじゃ、俺は。

六道の辻(2014)

六道の辻(2014)

落語では妻の墓所は高台寺にあって、「それもそのはず墓所は『子、大事 ( こうだいじ )』」とサゲる。
お伽話ともつかない様な話のデティールが実際に在る不思議さ。
僕が感じる京都の魅力はそんな所にもある。
( 写真は上から、1. 六道珍皇寺、2. 小野篁冥土通いの井戸、3. 井戸の縁起書、4. 六波羅蜜寺、5. みなとや )