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【ワーママたちの本音】時短勤務で育児真っ最中にチームリーダーに。子育てと仕事をどう両立している?

 ヒューマングループ各社には、小さなお子さんを育てながら働くワーキングママがたくさんいらっしゃいます。仕事と育児の両立テクニック、同僚や家族のサポート、今後のキャリア形成など、さまざまなテーマについて本音で語っていただきました。

ヒューマンリソシア株式会社 RCM推進室 北日本コーディネートマッチング  エリア長 |  三浦 朋子さん

――まずは、三浦さんがヒューマンリソシア株式会社に入社された経緯と、これまでのキャリアについて教えてください。

 私は2007年に新卒でヒューマンリソシア株式会社に入社しました。仕事を通して人の役に立ちたい、いろんな方々から「ありがとう」をいただけるような仕事をしたい、というのが志望動機です。入社後は2011年まで東京本社で営業職を勤め、12年に仙台支社(現 東北支社)に異動しました。

――コーディネートマッチングとは、どんなお仕事ですか?

 「派遣で働きたい」方への希望条件などのヒアリング、情報登録、希望に合ったお仕事の紹介や企業へのご紹介など、求職者の方が実際に就業いただく前までのお手伝いをさせていただいています。2023年4月からは、北日本のエリア長として、北日本4拠点(北海道・盛岡・仙台・宇都宮)の取りまとめも行っています。

――2019年にご結婚されたそうですね。

 はい。2020年5月に長男を出産し、丸1年間育休をいただいて、21年5月から仕事に復帰しました。

――復帰後の働き方や、1日のタイムスケジュールはどんな感じですか?

 朝9時から夕方5時までの時短勤務で働いています。朝6時から6時半頃に起床して、身支度や朝食、子どもの当園準備を終え、自宅を出るのが8時頃。保育園へ子どもを送るのは、夫にお願いしています。
 出社後、まずは前日のメールチェックと、エリア全体の日計の成果の取りまとめを行います。10時15分からは、オンラインで北日本CM(コーディネートマッチング)のエリア全体の朝礼。ここまでがデイリーで固定している業務で、以降はミーティングに参加したり、現場に入って登録スタッフの方に電話で連絡をし、お仕事の状況の確認をしたり、報告書をまとめたりと様々です。また、日々の業務の改善に向け施策を練ったりすることもあります。
 仕事は遅くとも17時30分までには終えるようにしており、退社後は保育園に直行し、子どもを連れて帰宅するのが18時半頃。そこから夕食の準備をして、夕食、入浴、子どもの寝かしつけをするのですが、困ったことにうちの子は宵っ張りで、23時頃まで起きているんです。なんとか子どもを寝かしつけたあと、私も0時頃には就寝しています。

――休日の過ごし方は?

 基本的には、たまった家事を片づけます。平日のために作り置きのおかずを作ったり、平日できなかった細かい場所の掃除をしたり。冬場は家で過ごすことが多いですが、暖かい時期には子どもを連れて遊びに出かけます。近所の公園や、東北楽天ゴールデンイーグルスの球場に併設されている「スマイルグリコパーク」という遊園地に行くことが多いですね。

――ワーキングママとして、育児と仕事の両立で大変なことはありますか? 大変なことを乗り越える秘訣があれば、それも教えてください。

 何が大変というよりも、まずシンプルに「体力的にきついな」と感じることはあります。乗り越える秘訣は、これは諸先輩方からの教えなのですが、「両立=仕事も家事も完璧にすること」と考える必要はない、ということ。夫も同じ考え方なので、助けられる部分は多いですね。仕事は手を抜くことはできませんが、家事についてはある程度あきらめながら、なんとか乗り越えている感じです。
 仕事に関しては、出張などフルタイム勤務であれば可能なこともあるとは思います。けれども、今の私の時短勤務という状況を理解した上でエリア長のオファーをいただいているので、この状況下でどのように管理職の業務を果たしていくかが、私に与えられたミッションの1つであり、自分の中でもチャレンジだと捉えています。今はオンラインでミーティングなどができる時代ですから、限られたツールと時間の中でいかにメンバーとのコミュニケーションを図るか、成果を上げていくかをテーマに仕事に取り組んでいます。

――家事の時短や効率アップのコツはありますか?

 我が家の場合、「自動化」です。ロボット掃除機や食洗器、自動乾燥洗濯機を導入しました。多少お金がかかっても、家事にかかる手間と時間を省いてくれるメリットにはかないません。夫が家事や育児に協力的なことも、私の負担軽減という意味では非常に助かっています。もともと自分の身の周りのことは自分でするタイプの人でしたが、食事を作ってくれたり、食洗器や洗濯機を回してくれたりといろいろやってくれるので、ありがたいですね。

――産休・育休取得者に対する社内の雰囲気はいかがですか?
 
 ワーキングママが多い職場環境なので、すごく理解のある雰囲気だと思います。職場である東北支社の社員は約20人で、うち5人がワーキングママ。全員が、産休・育休を経て職場復帰した人です。時短勤務の社員は現在、私を含めて3人います。北日本コーディネートマッチングのメンバーも、9人中3人がワーキングママです。ワーママの先輩が大勢いらっしゃるので、育児の悩みや困ったことがあれば相談に乗っていただけて、とても心強いです。

――ちなみに、ご主人は男性育休を取得されましたか?

 夫は自営業なので、育休制度そのものがありません。ただ、ちょうど私の出産時期がコロナ禍と重なり、夫の仕事も休業や時短営業を余儀なくされたので、結果的には育休を取得したような形でした。

――最後に、これから産休・育休を取得される方へのアドバイスがあれば、教えてください。

 出産や育児は、正直いって大変なこともたくさんあります。けれども、妊娠・出産・育休・仕事復帰を経て見える景色は、私がこれまで経験したいろいろな転機の中でも一番変化が大きく、自分の人生にとっても大いに役に立つ経験だったと実感しています。まだ長男は3歳なので、子どもの成長とともに見える景色も変わっていくでしょうし、この先見る景色も楽しみです。 
 ヒューマングループは、グループ全体として産休・育休の取得や出産後も働き続けることを歓迎する風土があり、ワーキングママとして仕事を続けている先輩も多いことも心強いです。

<三浦 朋子さんプロフィール>
2007年ヒューマンリソシア株式会社に新卒入社。東京本社での営業職を経て、2012年より仙台支社に勤務。2013年4月よりコーディネートマッチングにおける北日本エリアのエリア長に。
2019年に結婚し、20年に長男を出産。取材時のお子さまの年齢は、3歳。


※2024年1月に取材した内容に基づき、記事を作成しています。
 肩書き・部署名等は取材時のものとなります。

<ヒューマンリソシア株式会社・会社概要>
総合人材サービス会社として、人材派遣、人材紹介、業務受託サービスを全国27拠点で展開しています。1988年創業以来、教育事業をバックボーンに多彩なサービスを展開するグループの総合力を活かし、「人材」に関する幅広いサービスを提供しています。


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