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雨が降って、森はキノコで大賑わい♪

フィンランドでコテージを借りると、「キノコとベリーは自由に採ってね。自然享受権といって、私有地でも見つけた人が採って良いことになっているから」と言われます。私有地といっても柵がある訳ではないので、どこが境界かもわからず、見当をつけてずんずん進んでいきます。地面はふかふかで、とても心地良く、まるで森全体が語りかけてくるようです。 

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ちなみにこちらは、何とも合理的な形のベリーを摘むスコップ(Poimuri)

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「今年はずっと乾燥していたけど、雨が降れば、1~2日でキノコが出てくるよ」と言われた通り、雨が降った翌日裏手の森にいくと、到着したときには影も形もなかったキノコが、にょきにょき生えていました。あらまあ、どこに隠れていたん?

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いつもオーナーさんに写真を送って、食べられるか伺うのですが、なんとポルチーニ(Herkkutatti)が混ざっていました。シンプルにソテーしたら気絶しそうなくらい美味しい! 生でスライスしてサラダに入れるのもお薦めだそうです。「これからは、ポルチーニを狙うぞ!」と、思わず目がぎらついてしまいました(笑)

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黄色いカンタレッリ(Kantalelli アンズタケ)は覚えやすい。

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森に行かなくても、マーケットではフレッシュなベリーやキノコがたくさん売られています。まっ黒いのは、香りの良いクロラッパタケかな。 地元で知りあった女性は、キノコマイスターの資格を取ると張り切っていました。誰でもお気に入りの秘密の場所があって、絶対人には言わないそうです。 キノコ愛を感じますね。

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売り場に並ぶ優等生君ではなくても、いかにも「アタシには毒があるから食べちゃダメよ」という子や、

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個性的な子がいっぱい。

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明日には開いてるね・・

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こんなキノコたちに出会うと、食べ物は本来、自然の恵みなのだと実感します。世界中を覆っている気候変動の波は、フィンランドも例外ではありません。 スマホで天気予報をみると、森林火災の注意報が出ていることがよくありました。ある年にカナダ上空で、森林火災を見たときは、地球が泣いているようで、心が痛みました。あとに続く世代にも森の恵みを受け取ってもらえるように、大きなことは出来なくても、目の前にある小さなことをコツコツ実践していこう・・

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