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エスポーの市立図書館にみる、フィンランドの公共サービス

ヘルシンキのお隣エスポーの市立図書館SELLO LIBRARYを訪ねました。ヘルシンキ中央駅から電車で10分ちょっと、レッパヴァーラ駅(Leppavaara)のショッピングモールの一角にあります。2018年にOodi(ヘルシンキ中央図書館)が出来て脚光を浴びましたが、こちらはそれより前の比較的新しい図書館で、コンパクトながら、フィンランドの公共サービスの考え方がよく分かる図書館です。

図書館正面。 広場を囲むように、大型スーパー・レストラン・ホール・インポートのメガストアなどが集まっています。

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補助バーがついた幼児用自転車。 かわゆい~ 

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吹き抜けの明るいエントランス。 2階がメインの開架スペースです。

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入ってすぐの正面は、児童コーナー。かなり広く、ベビーカーを押して中まで入ってこられるのは、ママさんには嬉しいですね。もちろんパパさんたちの姿も。 隣接して、行政の各種申請&相談窓口があります。

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大人は読書、子供たちはチェスでゆったりくつろいでいます。ついでにお買い物も済ませられる、とても便利なロケーションです。ワンちゃんも同伴OKなんですよ🐶

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同じエントランスにある予約本コーナー。自分で取って、カウンターに持っていくスタイルのようです。本は、何と100冊まで4週間借りることができます(延滞は課金あり)

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100席のミニステージ。日本のコミュニティセンターみたいですね。ギャラリーや映画が上映できる部屋もありました。

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こちらでは、ボランティアによる無料のフィンランド語講座も行われているそうです。複数言語のオンライン講座もあります。

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明るく開放的な空間。

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ミュージックルームのカウンター。 ギターやドラム・キーボードなどの楽器を借りることが出来ます。お兄さんはギターのチューニング中? 演奏のコーチも受けれらるそうです。 

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ミュージックルームで、真剣に作曲中?の男性。

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オーディオコーナー。CDやDVDが揃っています。

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女性トイレ。あらま(笑)

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メインの開架スペース ”くつろぐ女性”という彫刻が展示されていました。ちょっとリラックスし過ぎ??

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ゲームコーナー

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創作コーナーMakerSpace 「**を作りたい」を形にするための様々な機材、ミシン・作業台・3Dプリンターなどが揃っています。 部屋はガラス張りで、作り手と通りかかった人の交流も生まれそう。

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長い冬を過ごすフィンランドの人は、手仕事やモノづくりが大好きなのかも知れません。(公式サイトの写真より引用)

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ビリヤードにサッカーゲームまで! 

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マンガコーナー  進撃の巨人、コナン・・見覚えのある作品がいっぱい。 

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マンガが置かれた書架の上に、ペットボトル飲料に含まれる糖分表がリアルに掲示されていました。 う~ん、私も気をつけよう。

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SELLOはモール全体を指す名前ですが、楽器のチェロから取ったネーミングだとしたら、オシャレですね♪ 

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図書館が、あらゆる人の”知りたい・創造したい・楽しみたい・つながりたい”というニーズに応える場になっていて、暮らしのなかで生じる様々な行政的課題も、ここで解決できるシステムになっています。本を読む人も読まない人も、大人も子供も、言語や出身が異なる人も、自分の居場所があると感じられるって素晴らしい! SELLO図書館をみると、Oodi(ヘルシンキ中央図書館)は、ある日突然出来たわけではなく、このような公共サービスの考え方の延長上に、集大成として作られた気がします。 今、”図書館が静かに熱い”時代なのかもしれません。市民とともに成長する、という思いが伝わってくる図書館でした。 もうすぐ12月、図書館では高齢者にクリスマスカードを送る「クリスマスポスト」が設置されます。

<エスポー市立図書館 : Sello Library 公式サイト>


<追記>Oodiの記事をアップしました。宜しかったら、覗いてみて下さい。


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