写真えほん『はなむしのかくれんぼ』
『はなむしのかくれんぼ』
作:はなむらここ
あるもりのなか、はなむしはおとうさんむし、おかあさんむしといっしょになかよくくらしていました。
「きょうはとってもよいてんきね！」おかあさんむしがいいました。「そうだ！みんなでかくれんぼしようよ。」とはなむしちゃん。「じゃあ、ぼくとはなむしがかくれよう。おかあさんがおにだよ。」「わかったわ！いーち、にーい、さーん。」「にげろ〜」
「どこにかくれようかなあ」「はなむしちゃん、がんばろうね！」
おとうさんむしはあたまをつかってかんがえます。「うーん、かくれみのじゅつはどうだろう。」
「お、このきのこはたしかとてもめずらしいしゅるいだったような、ええと、しらべたいけど・・・いまはかくれなくちゃな。」そうよ、おとうさんむししっかりね！
「よし！きめたぞ！ここならみつからないだろう！」「もういいかーい？」「もういいよ！」
「おとうさんむし、どこかしら？」「・・・・・。」
「このへんにいそうなきがするのよねえ・・・」「・・・。」
「あ！おとうさんむし、みーっけ！」「あああ、みつかっちゃった！」「うふふふふ。」
そのころはなむしは、、、「ぜっったいみつからないようにかくれるぞ！」
「あ。おいしい。」こらこら、たべてないでかくれなくっちゃ。
「このあなもいいなあ・・・・・あ！」あら、なにかはっけんしたのかしら、わらいむしになっちゃいましたよ。
「ここにきーめた！」え、もしかして・・・やめたほうがいいんじゃない？
ずぼ。「ギャー！でられない〜〜！」あらあら、いわんこっちゃない。おこりむしになってしまいました。
「もういいかーい？」しーん。「はなむしちゃんはどこかしら？」
「あ！！！！！」
「はなむしちゃんみーっけ！」「え〜ん、おかあさんたすけてぇ〜〜〜」あらあら、なきむしになっちゃった。「だいじょうぶよ、ほらしっかり！」
「おかあさん、どうもありがとう！」「もうあぶないところにかくれちゃだめよ」「はあい」「ほら、おいしいみをたべてげんきをだしてね」あらあら、すっかりわらいむし。
「おとうさん、おかあさん、かくれんぼ、たのしかったね！」「いや〜おとうさんはつかれたよ」「そういえば！さっきおひるねにちょうどいいベッドをみつけたのよ。みんなでいきましょう。」
「ああ、こりゃいいね。」「でしょう？みんあでひとねむりしましょう。」「ねえ、ゆめのなかでもかくれんぼしようよ。」「うふふ。じゃあ１０びょうかぞえるうちにねなきゃだめよ」「はーい」
はなむしちゃんは、だいすきなおとうさん、おかあさんとゆめのなかでまたかくれんぼをたのしんだようですよ。うふふ。（はじまりにもどる！笑） Fin.この記事が参加している募集
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