テラリウムの梅雨空
先週、私のポストには2通の手紙が舞い込んだ。
スリランカカレー屋を始めた友人からの近況を知らせる便りと、サンジュの友を介して知り合ったキジュの友からの葉書。
封を切ると、彼女の庭の香りのする葉っぱが顔を出した。
葉書を裏返すと、彼女の詠んだ句が3首。私の知らない美しい季語が宝石のように埋め込まれていて、その意味を調べる。
そんな時、自分の中の大地が豊かに湿る感覚をもらう。
そして、頼りない木に小さな葉がついたり、殺風景だった岩に苔が蒸したり、膨らんでいた小さな蕾が花開いたりす