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青い月と完全な愛-Blue Moon-

※q_sai_様のブルームーン画像お借りしました。
ブルームーンの夜は中二病臭いこと言っていい日にしよう。

素敵な月のお写真は他のnoterさんにお任せしますが。
本日はブルームーン=同じ月で2回目に見られる満月。

月が大きく見えるスーパームーンとも重なるので、
夏の終わりの夜風を感じながら月を眺め(て酒をあお)るのは
普段、修羅の如く生きている人間にも風情を感じさせてくれます。

・・・

Blue Moonには慣用句として「あり得ないこと」「無理な相談」という意味があり、
(天文的には数年に一回はあるのだからあり得なくもないのだけど)
バーでカクテル「ブルームーン」をお相手が頼んだりすると、
「あなたとはあり得ない」と袖にされているおそれがあります。

一方、材料にパルフェタムールというスミレのリキュールを使うのでその名の通り「完全な愛」という素敵な意味もあります。

カクテル ブルームーンのレシピ

・ジン 30ml(ゴードンとかボンベイ・サファイアとか)
・パルフェタムール 15ml(ボルスリキュールとか)
・レモンジュース 15ml

材料をシェイクし、カクテルグラスに注ぐ。
レモンピールを月の形に切って飾ると粋。

・・・

また、私の好きな藤色のバラ「ブルームーン」の花言葉は「ありえない」などの意味のほかに最近では、
「夢叶う」「奇跡」「神の祝福」などポジティブな意味を持たせているそうですから、そのご判断はあなた次第、といったところでしょうか。

・・・

noteで気付いたことですが、気分良く酔ったりしてると私は
ちょくちょく「叶わなかった恋」「忘れられないアノ人」みたいなことを月を見ながらつぶやいていました。

そういう時は決まって一人の、
叶わなかった恋の相手について考えているです。(遠い目)

これから見つけるどんな美しいものも敵わない、
素晴らしき紫のバラの人。(ガラスの仮面か)
でももし叶っていたとしたら、日々の暮らしに心をすり減らし
共に過ごした時間や 呼びかわし合った名前などは遠くへ飛び去り、
ときめきは日常に風化してすでに嫌いになっているかも。
と思う自信すらあります。

アノ人・・・と言って思い出すのは、
もはや現実に生きる彼ではなく、理想をつぎはぎして盛りまくったクリーチャーみたいな謎の異性像となり果てているのでしょう。

決して壊れることのない完全な愛。(一方通行)
そのお相手は恋に恋したなれの果てみたいなクリーチャー。

我々は理想だけでは生きられないけれど、
理想なしでは生きられない。
そんな理想の怪物が、時に私を世知辛い日常から切り離して、ふっと切なくも温かい気分にさせてくれるのです。

つらつらと未練がましいって?今宵だけですよ。
もしあなたにも、そんなアノ人の影がよぎるなら、
ブルームーンに乾杯。
彼は私の理想のためのブルームーンとなったのです。

そんな未練に浸った後は、日常への回帰と感謝も忘れずに。


ありえない青い月より きみと月

月桂冠

浸りたい方向け
追憶のライラック


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