シルクスクリーンデモンストレーションレクチャー|シルック・ケトラ「Color code-decording CMYK」を開催しました!(開催日:2019年5月20日(月))
2019年5月20日(月)に、フィンランド出身のシルクスクリーン作家、シルック・ケトラさんによるデモンストレーションレクチャー「Color code-decording CMYK」を1Fギャラリーにて開催しました。
このイベントは、神戸市立海外移住と文化の交流センターでC.A.P.(芸術と計画会議)が運営するアートプロジェクト「KOBE STUDIO Y3」で開催された展覧会「シルック・ケトラ パオラと呼ばれた身体」(2019年5月16日〜2019年5月26日)の関連企画です。
印刷の反復と瞑想的なパフォーマンスで構成されるシルックさんの作品について本人からお話をお聞きするとともに、参加者にも実際にシルクスクリーンを体験していただきました。
まず目に入ったのは会場の壁に貼られたシルックさんが刷った蝶。
イベントタイトルにもあるCMYK、シアン・マゼンタ・イエロー・キープレート(黒)のインクを用いて刷られています。
同じ絵柄ですがCMYKの重ね方によって全然違った色になるのが面白いですよね。
まずはじめに、シルックさんの作品について写真を見せていただきながら制作についてのお話をうかがいました。
これまで様々な国で制作を行ってきたシルックさん。街で見かけた面白いものを写真におさめ、作品に反映させることもあるのだとか。
時には印刷に失敗することもあるそうですが、その失敗が作品の面白みになると話されていました。
次は実際にシルクスクリーンの体験。
こちらもCMYKの各色の版を用意し、色を重ねていきます。まずはシルックさんによるお手本。
さて、これは何だか分かりますか?
これはシルックさんが日本で撮ったたくさんの面白いモチーフの中からピックアップした『肉月見うどん』の食品サンプルです。
1色だと何かよく分かりませんが、4色重なるとお肉の茶色やネギの緑色、卵のツヤ感なども見えてきます。
レクチャー後半には、参加者の皆さんにもお好みの『肉月見うどん』を刷ってもらいました!
大量のうどん。
各版をピタッと合わせて刷ったり、わざとずらして刷ってみたり。
先程の蝶同様に同じうどんでも全然違うものが出来上がります。
どんな紙に刷るかでも雰囲気が変わりますね。
今回のイベントでは、実際にシルクスクリーンを体験するとともに、アーティストが普段どのような制作過程で作品づくりをしているのかを知ることができる大変貴重な機会だったと思います。
シルックさん、イベントをサポートいただいたC.A.P.の下田さん、森さん、
そしてご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
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