野中さくら

Atelier36.5℃主宰 ”物語の適温をつくる”を理念として働いています. 物語と…

野中さくら

Atelier36.5℃主宰 ”物語の適温をつくる”を理念として働いています. 物語とは空間そのもの. 適温とは、クライアントの情熱とわたしたちの専門性を掛け合わせてバランスを取った温度. Atelier36.5℃は、人の手から創られる 「温もり」を感じるデザインを大切にします.

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わたしが肩書きを変えている訳

なんだか前回の投稿の終わりに、次回予告を「商空間」をテーマにすると書いたのですが、その前に書いておきたいことが出てきたので(笑) この2投稿目は私の肩書きについて、お話しします。 ・・・ わたしは現在、名刺に『店舗空間プロデューサー』を名乗っています。 店舗空間プロデューサーって急に言われたっていまいちピンと来ないな〜という方も多いと思いますので、ちょっと言葉の因数分解から。 まず、店舗空間とは基本的に”商空間”のことを指します。 飲食店、アパレル、ホテル、ショール

    • 店舗づくりに必要なこと

      先日も、クライアントに呼ばれて現場調査に向かいました。 計画は4坪の商業施設テナントへの出店。 かなり小規模でも店舗は店舗。 給排水、電気、空調、換気、人を惹きつけるための印象としてのデザイン。 仕上げることは変わりません。 現場調査をするときに見ているポイントは、いくつかあります。 歩いて通り過ぎる人が自然に目線を流すポイントはどこか? 床は引き渡しレベル-50かフラットか? 換気設備のB工事側の区分はどこまで施工されているか? 予算、設備設計、空間設計、デザイン、いろん

      • 心を伝える〜デザイナーが備える素養〜

        私の仕事は デザインを通して人の「心」を伝えること。 つまり、人が心から発信したい"メッセージ"を読み取り、それを形にすることだと思っています。 デザインが持つ力は偉大です。 人を幸せにするための文化技術、それがデザインなのですから。 デザインは単なる美しい絵や装飾ではない。 人が伝えたいメッセージや想いを形にする最善で最高の技術。そう捉えています。 わたしは、常に相手のニーズや感情に寄り添い、それを分析しながらデザインを考え、心に響くメッセージは何か?を探り当てること

        • ゆとりゆたかな世界

          今日、乗り合わせたバスは 「この時間にしてはえらく混んでるなぁ」と思うくらいぎゅうぎゅうだった。 わたしはバスの後ろステップギリギリに乗って、黄色いラインを踏まないように踏ん張ってた。 少しずつ、1人、2人と降りて隙間ができたので ちょっと失礼してバスの前方まで移動してみた。 その時に、隙間すきまからこのバスの乗客の顔ぶれがわかった。 車椅子で乗車している障がい者さん。 ベビーカーで1歳くらいの赤ちゃんを乗せてるお母さん。 疲れているのか具合が悪いのか、こっくりこっく

        • 固定された記事

        わたしが肩書きを変えている訳

          幸せを求める人になるか?つくる人になるか?

          ”飲食店舗のデザインを通して、幸せの循環が生まれる空間を創りだす。” 私は空間デザイナーです。 デザイン会社Atelier36.5℃を経営しています。 先に出した標語は、Atelier36.5℃の理念です。 私自身、人と食事をする空間が好きで 特に飲食店舗をつくることに喜びを感じているので その分野に的を絞ってデザインを提供しています。 なので、弊社のクライアントさんはほとんどが 飲食店舗の経営者さんです。 わたしが生み出すデザインで店舗のオーナーが幸せになり そんなオ

          幸せを求める人になるか?つくる人になるか?

          正しさ、よりも温かさを。

          人というのは、つい 「正しいことを言えば、わかってもらえる。」とか 「これだけ正しいことを言っているわたしは悪くないはず。」とか 「だって常識でしょ?」 とか思ってしまう。 子どもたちがいい例だ。 私にも5歳の子どもがいるが、彼はどんなにその「躾」が正しくとも、私が心の刃を剥き出しにしている以上、受け入れてはくれない。 そんな風に、誰もが幼少期を経ているとは思うが、その幼少期に親に正しさを突きつけられて苦しかった思い出がある人も少なくないはず。 しかし大人にな

          正しさ、よりも温かさを。

          建築感動の初体験はガウディでした

          旅を通して人と人を理解するのはわたしは大好きです。 旅行は建築にとっても、人生経験にとっても 切り離せない重要な要素になると信じてるからかな。 タイトルの通り、私が初めて建築に感動した体験は 16歳の時のバルセロナ、ガウディ建築に触れた時です。 その代表格とも言える、サグラダ・ファミリアに2度訪れた時のことを今回は書こうと思います。 16歳当時の写真を漁ったのですが、当時の私の写真技術があまりにひどかったのでこれくらいしか載せられるものなかったのですがw まだ、塔が数本し

          建築感動の初体験はガウディでした

          【感性】という売り物

          電車でお得意先のところへ向かいながら ふと、言葉にできた思いがありました。 「そうか、わたしっていま"感性"を売り物にしてるんだ!」 そして、わたしはデザイナーという職業柄、その"感性"を「どう表現するか?」を毎回課題とし、丁寧に解決することを生業としているんだと。 再確認したような。前から分かってたけど改めて言葉にすると面白いような。 わたしたちはいつも 「あなたはどんな感性をお持ちなの?」 「その感性をどのように表現するの?」 という問いかけをもらっていることを意識し

          【感性】という売り物

          2022年の幕開け〜今年は「創造の年」〜

          今年は、良くも悪くも今まで積み重ねてきたことが結果となって表れる年。 きっと多くのチャンスが訪れてくる。そのチャンスを掴み逃したくない。 自信も失いたくない。去年一年を通しても、反省する部分は多量にあったけど、誇りを持てる部分が0だとは思いたくない。自分を諦めたくはない。 だから、今からでも間に合うなら、努力を怠らず、新しいことに挑戦していきたい。 今年は「創造の年」ゆえ、芽を出す・楽しむ・工夫するをモットーに全心全力していこうと思います。 Atelier36.5℃

          2022年の幕開け〜今年は「創造の年」〜

          新しい素材に触れる

          また、記事の作成が遠のいてしまったことを反省しつつ。。 先日、BAMBOO EXPO 2021に行ってきました。 展示会に赴くのは久々で、会場の熱意と活気には刺激を受けました。 何よりも昨今、めっきり配る機会が少なくなった名刺を配り切れたことがなんか妙な達成感もあったかな(笑) 空間における「いいものづくりの3要素」は 素材・構造・デザイン であると言われています。 私たち空間デザイナーは、常に素材の探求と、構造の理解と、デザインの発想性が求められています。これらの

          新しい素材に触れる

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          BAMBOO EXPO 2021 行ってきました

          BAMBOO EXPO 2021 行ってきました

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          理念から空間を設計する

          今年も終わりに近づいてきましたね. そんな今年の春に竣工した現場の記事をようやくつくりましたw https://www.atelier365.design/posts/22240026 初めての大きさと規模のオフィス空間の設計でしたが、クライアントである社長さんの大ファンになるくらいこの会社が好きでしたので、とても思い出深い一件となりました。 金子社長、いつもありがとうございます^^ 【理念から空間を設計する】という意味では、理念がとてもしっかり浸透していらっしゃる会社さんだ

          理念から空間を設計する

          はじめまして.Atelier36.5℃です

          ※間違って(?)記事を消してしまってたので、コピペで再現した投稿です.なので記事UPの時系列がおかしくなってますが気にしないでください. はじめまして. Atelier36.5℃を主宰しております 野中さくら です. これからnoteを始めるにあたって、まずは自己紹介をさせてください. 1987年の4月生まれ.牡羊座でもあり、牡牛座です. デザイナーでもあり、母でもあり、経営者です. 正直、すべてをうまく両立なんてできていないのかもしれません. それでもこの3つの顔のどの

          はじめまして.Atelier36.5℃です