見出し画像

専門用語! ~正しさ < わかりやすさ~

こんにちは! あたたけ です。

暑い日が続いていますねぇ。
今年の7月は統計開始以降、過去最高の暑さだったとか。

これだけ気温が高いと食品企業の品管としては『食中毒』が気になります。
昨年の駅弁に引き続き、今年はうなぎで大規模食中毒がありましたし。
個人的には両方とも『手洗い(≒食品衛生の基本)をしていない』のが最大の原因だと思いますが、気温が高いことも影響はあったんだろうなぁと。

そんなこんなであたたけの会社でもここに来て『食の安全・安心』ということを、改めて経営層からも頻繁に注意喚起いただいてます。
お盆(≒夏場の最繁忙期)に向けてありがたいことです。
あたたけごときが声を上げるよりも、社内の緊張感が高まりますので。

さて、『安全・安心』という言葉ですが、色んなところでセットで扱われているのを見かけます。
あたたけのこだわり?的に、安全と安心がセットになってると気持ち悪いんですよね。。。。
安心と安全は全くの別ものですし、品管としては『安全』は取り組めても、『安心』まではムリだろうと。。。。
さらに言えば、『安心安全』という順番だった日には、その順番は違うだろうと。。。。

ただ、ここ最近はこの区分の啓蒙活動をあきらめたというか、『別に区分しなくても良いのかも?』と思うようになってきました。

ぶっちゃけ、小売としては『安全』だけで満足してたらダメなんですよね。
なので、『安全』って『お客様に安心していただくための1つの要素』であって最終目標ではないわけで、現場レベルでは『やるべきことはやる』さえ理解できれば、安全と安心の区分を理解できてなくても良い(≒理解に労力を割かなくても良い)かなぁと。

そら、区分できた方が良いのは良いですけどね。
また、品管担当のように『安心のために安全を実現する立場』であれば、安全と安心の違いを理解しておかないと、アプローチを間違う気もしますが。

と考えていくと、『専門家による情報伝達(≒素人にとっての一歩目の情報)』って、より大事なのは『正確に伝える』じゃなくて『わかりやすく伝える』『誤解させないよう伝える』なんだろうなぁと思います。

ふり返ってみると、あたたけも研修等で『わかりやすさ』を重視した結果、『科学的な正確さ』を放棄することもありましたね。
典型的なのが『ウイルスを細菌と一括りで生物とみなす』ですね。
(仮にも生物系で大学を卒業しておきながら何をしてるんだか)

リスクコミュニケーションがうまく行かない』というのは食品安全界隈で長年言われ続けていることですが、正確さにこだわりすぎてわかりにくくなってるのも一因なのかなぁと思います。
(それ以上に世間の関心が薄いというのもありますが)

食品企業の品管の皆さまにおかれましては、社内研修等で『ウソにならない程度に、どこまでわかりやすくするか』を意識されると、組織内の理解度向上、さらには衛生意識向上に繋がるんじゃないでしょうか?

ご意見・ご質問等、▼こちらからお願いします!

ではでは。今回はこの辺りで!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?