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そして誰もいなくなったを残り50ページまで読んだ回

アタマちゃんです。
アガサ・クリスティのそして誰もいなくなったを読んでます。

タイトルは聞いたことがあるけど、読んだことはなかった本。
残り50ページという、たぶん一番いいとこまで読んだ感想を綴っておく。

ネタバレ注意!

読もうと思ったきっかけ

私はTBSの王様のブランチをよく観る。映画コーナーはマスト、そのあとのブックコーナーもたまに。

いつだったか定かでないが、ブックコーナーでミステリー小説家が3人集まった対談があった。
そのうちの1人に湊かなえがいて、おすすめのミステリ小説に挙げていたのが「そして誰もいなくなった」だった。

300ページほどで、一晩で読もうと思えば読める量にエンタメが詰まっている。プロットが素晴らしい。まだ読んだことがない人がうらやましい!というような話をしていて、そんなに…!?そんなにおもしろいのか…!?と思っていた。

ずっと思いながら恐らく半年以上経ち、先日急遽休みを取ったときに思い出し、読み始めたのだった。

これが元ネタなのか…!?

その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。だが、招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が……そして無気味な童謡の歌詞通りに、彼らが一人ずつ殺されてゆく! 強烈なサスペンスに彩られた最高傑作!

Amazonから引用

あらすじはこんな感じ。
孤島という密室(?)殺人で、童謡の歌詞の通りに1人ずつ殺され、死因も毒死、殺傷、溺死…とバラエティ豊か。ミステリ全部のせ。

時代を感じるのは気付けにブランデーを飲むことくらいで古く感じることもなく、あるあるな展開なのにおもしろい。

今でこそあるあるだが、出版当時は超斬新なストーリー展開だったかもしれない。今のミステリの起源とも言えるんじゃなかろうか。

名探偵コナンの「ペロッ…これは、青酸カリ…!?」というネットミーム?があるが、それの元ネタか!?と思った一文がある。

医者は、グラスのにおいをかいだ。そして、グラスの底に残っている酒に、指を一本ちょっとつけ、その指を自分の舌に近づけて、用心深くそっとなめた。
(省略)
「そう。はっきりしたことはわからない。どうも、シアン化物の一種のようだ。青酸のにおいは特にしないが、おそらく青酸カリでしょう。即効性の猛毒ですよ」 判事がすかさず言った。

そして誰もいなくなった

絶対これが元ネタじゃん!!!と思ったら、コナンはコラだったんだ…。おもしろいからどっちでもいいか!

たぶんすごくいいところ

残り50ページ、いますごくいいところのはず。
なぜなら、順番に1人ずつ殺されていって、残っているのは2人だから。
島にいるのは最初にいた10人で、他に人はいない…ということは、残った2人のうち1人が犯人のはずなのだ!どっち!?どっちなの〜!?

と、思いきや、殺されたはずの8人のうちの1人が犯人で、実は死んでないんじゃない?それでも童謡の通りだと最終的には残った1人も首吊るんだけど…。

いずれにしても、犯人の動機が気になるところ。集められた10人に共通点があるはずなんだけど、わかりそうでわからないんだよなあ。

私の悪い癖

いまは時間の余裕がないというのもあるが、ここまで気になっているのになかなか読みきれないのだ。
これはマンガや本でよくやってしまう私の悪い癖で、読み進めて残りわずかになると急に読む気がなくなるのだ。
スラダンを借りて読んでいたときも山王戦の途中まで読んで、最後まで読みきれなかった。知人にそのことを話したら、なんでそこで止められるの!?とやや怒り気味に驚かれたことがある。

今週中には読み切るのを目標にしたいと思う。

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