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ラスト30分の展開と迫真の演技で盛り返した映画の回

アタマちゃんです。
孤狼の血を観た。
超絶実力派俳優として君臨し始めた鈴木亮平の話になると必ず出てくるLEVEL2の方。とってもヤバいヤツで、演技がすごいらしい。
それを観るためにまずは孤狼の血から、と思い観てみたんだけど。
うーん。つまらなくも面白くも…ない…?

孤狼の血のあらすじはこんな感じ。

昭和63年、暴力団対策法成立直前の広島・呉原で地場の暴力団・尾谷組と新たに進出してきた広島の巨大組織・五十子会系の加古村組の抗争がくすぶり始める中、加古村組関連の金融会社社員が失踪する。所轄署に配属となった新人刑事・日岡秀一は、暴力団との癒着を噂されるベテラン刑事・大上章吾とともに事件の捜査にあたるが、この失踪事件を契機に尾谷組と加古村組の抗争が激化していく。

映画.com

いわゆるヤクザモノ。ヤクザモノだから嫌いっていうわけじゃないはずなんだけどなあ。

と、思ってたら、ラスト30分が面白かった!
普段あんまり気にしないところにも注目できたから新鮮だったかも。
以下、思いっきりラストのネタバレなので注意。


大上、あんたやっぱり…

ヤクザたちに対して恫喝や賄賂はもちろん、放火、拷問も厭わない大上。
しかも、13年前に大上はヤクザ幹部を殺したと、ヤクザ・警察内部から噂されていた。
やべーやつじゃん!と思っていたが、実はヤクザ幹部を殺したのは、夫を殺され、恨みを持っていた真木よう子演じるスナックのママだった。
スナックのママは大上が上手く収めてくれたこと、全部本当はカタギを守るためにやっていることを日岡に語った。

そんなこったろうと思ってたよ〜!
色々聞いたあとだと、大上の殺され方がより酷くてつらい…。
水責めアルコールver.と豚小屋、ぐぬぬとなりました。

松坂桃李の迫真の演技

松坂桃李、真面目で初々しい新卒みたいな役やりがち。
水死体で見つかった大上を見た時の松坂桃李の演技、上手だな〜って思ってたら、豚小屋シーンのチンピラフルボッコシーンもさらにすごい!
目から光を消すのが上手。照明とか加工とかかもだけど、それはそれですごい。
日岡が孤狼になった、ということが伝わってくる迫真の演技だった。
ちなみに、やられてる方の演技もすごい。ボコられる演技が上手い。

正直、普段映画を観ていても演技が上手いとか下手とかはあまり思ったことがないんだけど、今回は松坂桃李すごい!と思った。
演技を演技だと思わせないほど自然な演技ができる俳優さんもすごいけど。

あんまりLEVEL2には繋がらない?

抗争は相討ちっぽく終結しそうだし、日岡が孤狼になるまで、みたいな話だったから、LEVEL2は続きっていうよりかは新章っていう感じかな?
LEVEL2から観ても楽しめたかもしれない。

この手の話に抵抗はないんだけど、日曜の夜に観るとなんだかちょっと暗い気持ちになるので、LEVEL2は観るタイミングをちゃんと考えようと思う。

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