シェア
あたぼうステーショナリー
2022年5月13日 08:44
まず、この作文を書いているペンは残念ながら、万年筆である。申し訳ない。こうして腰をすえて何かを書く時、私はボールペンを好んでは使わない。では、どんな時なら、ボールペンを使うだろうか。はじめに思いつくのは、宛名書きである。最近は宛名もシールラベルに住所を印刷して封筒に貼り付けたりもするので、出番が少々減っているようにも思う。続いて検討されるのは、公式文書である。契約書とか、行政などに提出する
2022年3月16日 10:44
正直に言うと、私は鉛筆が大好きだ、などということはない。かといって、大嫌いで見たくもないということもない。では、関心がないのかというと、興味はあるのである。 時折、「鉛筆、筆記具 最強説」などを見かけることがあるが、概ね、私は同意する。子どもから大人まで、幅広い世代に使われ、鉛筆で書かれた文字は永い間、保管できるというところも素晴らしい。ただひとつ、プラスティック消しゴムには気をつけなければ
2021年12月19日 16:15
私は小日向京姐さんのような鉛筆オタクではないので、自分の知る範囲と経験で鉛筆について書くことにする。私が子どもの頃は鉛筆といえば、HBが標準だったように記憶している。標準の硬さを聞くと、歳がなんとなくわかる気がする(笑)最近は2Bが標準だとも聞くので、ずいぶんと柔らかくなったものだ。2Bは子どもの頃の私にとっては、鉛筆でデッサンをするためのものだった。美術の先生は私に言った。「佐川くんは
2021年12月1日 13:45
私が文房具の仕事を始めたきっかけは手帳です。中小企業診断士という資格で食べていけないかと考え、東芝という会社を辞めた時、自分一人のスケジュールを管理するために、手帳が必要になりました。初めから綴じられた手帳を使おうという気はありませんでした。そこで、大学生の時に流行っていたシステム手帳を使うことも考えました。しかし、仕事でメモをたくさん書くことも考えて、あえてルーズリーフのB5サイズを選びまし