人事評価の、その先へ。「経営にインパクトを与える」新たなソリューションの開発を目指して
あしたのチームは「人事コンサル × 人事クラウド × BPO」の組み合わせに強みを持たせたサービス展開で、採用、育成、評価、労務などさまざまな経営課題を解決しています。
中でも好評をいただいているのが、長期的な人事評価制度の運用サポート(BPO)です。現在、この運用サポートを通じて生まれたクライアントとの関係を基盤として「お客様のビジネスの成功に貢献する、新たなサービスづくり」への意識が社内でも高まっています。
「人事評価制度に取り組む企業が増え、課題も多様化してきているのが現実です。今後の我々は、経営課題解決のパートナーとして、ソリューションの幅を広げることが大切だと考えています」
そう語るのは、カスタマーサクセス(以下、CS)部マネージャーの青木。長期的な伴走で、お客様のビジネスを成功させたいと語る背景にはどんな想いがあるのか。入社の経緯から現在進行中の新たな取り組み、そして今後の目標についてお話を聞きました。
一過性の支援ではなく、中長期の伴走だから面白い!
──まずは青木さんのご経歴から教えてもらえますか?
キャリアの始まりは、福岡の実家が営んでいた不動産の仕事からでした。規模は大きくないものの、経営にも携わりながら2年ほど働いていました。
その頃に大学院にも通ってMBAを取得し、次のキャリアである研修会社に転職を果たすことになります。そこでは6年半ほど勤め、大手企業向けの階層別研修や次世代リーダー研修などを提案する営業職に従事しました。
国内にいたのは2年半ほどで、残りの4年は中国の拠点で管理職育成や組織開発、人事施策のほか、営業やマーケティングなどにマルチタスクで取り組んでいました。
──転職を考えたのはなぜでしょうか?
研修で解決できる範囲を超えた、お客様の経営課題にアプローチしたいと考えたからです。
実家の不動産の仕事をしていた頃から、経営にインパクトを与えてこそ教育や制度には意味があると感じていました。そのため、もっとはっきり「お客様に貢献できている」実感を持ちたかったんですよね。
「日本の中小企業は、教育や人事制度を変えればもっと元気になる」という想いはずっと変わらず持ち続けていました。だからこそ「瞬間的な支援ではなく、中長期で伴走できる人材領域の仕事ができたら」と新たにチャレンジする場所を探し始めたのです。
──そんな時に、あしたのチームを知ったわけですね。
そうなんです。人事評価制度の構築にとどまらず、その後の運用にCSとして貢献できることに惹かれました。
お客様の人事課題や経営課題に寄り添いながら、必要に応じて提案ができる環境なので、これまで培ってきた営業スキルも役立つはず。そう考えた時、自分がやりたいこと・できることとの親和性が最も高いのが、あしたのチームだったんです。
「誰もが “ワクワク” 働ける世界を創る。」というビジョンや、バリューに掲げている「Customer-Centric(常に寄り添い、最善を尽くす)」への共感も大きかったですね。
実家の不動産業でも、前職の研修会社時代にも、お客様を第一に考えるという理念は私自身も非常に大事にしてきたものです。やはり、思想や価値観が合う会社のほうが、自分も気持ちよく働けますから、あしたのチームで一緒に日本の中小企業を支えたいと思いました。
新サービス開発に向けて。チャレンジは始まったばかり
──現在、青木さんはどのようなお仕事をしているのでしょうか?
福岡支社でCS部のマネージャーをしています。
現在のチームメンバーは6名。自分自身でもクライアントを持ち、お客様の組織課題の解決や制度の不具合改善をしながら、チームとしての売上目標達成に向けてのマネジメント、メンバーサポートも担っています。
元研修講師やバリバリの営業出身者など、メンバーの専門性やバックグラウンドは多種多様ですが、熱意と実力のある人が揃っているのがチームの特徴です。そのためマネジメントでも「個々の強みを最大限に発揮できる」環境づくりを第一に考えています。
──皆さん、福岡在住なのでしょうか?
いえ、私は福岡在住ですが、チームメンバーの在住エリアはさまざまなんですよ。担当するお客様の地域も、業種も、特に限定はされていないですね。それぞれのメンバーの適性を踏まえ、専門性を発揮して貢献できる企業にアサインされる形です。
──前職の頃から、教育や人事制度に意欲を燃やしてきた青木さんですが、当時の経験を今のあしたのチームに活かしていることはありますか?
前職の経験を活かして、特に重点的に取り組んでいるのが社内教育の強化です。2023年1月には全5回のCS勉強会を開催し、お客様との関係構築やヒアリングの方法などを学び合う機会を作りました。
日常業務の中でより良い提案をしていくには、メンバーの意識改革を図り、スキルアップできる場を定期的に設けるのが重要です。
この時は私が講師を担当しましたが、CS部には様々な専門分野を持つメンバーが揃っているので、今後持ち回りで講師ができるような仕組みを作っていけたらと考えています。
──既存の業務だけでなく、これからに向けての取り組みを進めているんですね!
始まったばかりなので、定量的な成果を測るのはこれからですが、個々のスキルアップは今後絶対に必要だと思っていますね。
また、CS部全体としての指標の立て方や業務の進め方についても、見直しをかける必要があると考えています。中でも重要なのが、企業規模や取引状況を踏まえた「お客様ごとのサービスチューニング」の方法です。
あしたのチームでは4,000社以上の取引実績がありますが、その内訳は社員10名規模の組織から1,000名以上の企業まで幅広く、業種も事業フェーズもさまざまです。1つの施策を打つにしても、お客様ごとにかかる工数は当然変わってきます。
こうした工数や対応範囲については、これまでメンバーの判断に委ねている部分がありましたが、今後は生産性を高めるためにも業務のルール整備をしていく予定です。
具体的には、会社としてのサービス基準や注力基準をきちんと定め、お客様へのヒアリング・アンケート分析などを徹底して、ソリューションの提案方法を体系的に整備していければと考えています。
そうすることで、既存のサービス範囲を超えた、経営課題の解決に結びつくソリューションの提案も可能になるはずです。
今後の私たちは、経営の課題に直面しているお客様に対して、人事評価領域に限定した「今できる範囲での対応」だけに甘んじていてはいけない。これからは新サービス・商品の開発も含め、新たな提案に向けて模索することが、より重要になっていくと思います。
──新サービス・新商品の開発も視野に入っているんですね。
数年前までは人事評価制度に取り組む企業の数も多くはなく、まずは提案された通りに制度を導入してみようと考えるお客様が大半という印象でした。
しかし現在は、人事評価制度をすでに導入済みの企業も増え、リテラシーも大きく向上しています。評価制度が定着し、運用も順調であれば「結果も出てきたので契約を終了します」となるのは当然です。あしたのチームに期待することはそれ以上生まれないでしょう。
だからこそ、私たちはネクストステップとして「業績に連動するKPI設定は適切にできているか」「マネージャーの育成はちゃんとできているか」など、視野を拡大しないといけないんです。近い将来、人事評価を軸として経営や教育領域へとソリューションの範囲を広げていくことは必須だと考えています。
お客様の経営課題を共に解決するパートナーへ
──最後に、今後の展望について聞かせてください。
職種に関係なく、すべてのメンバーが「Customer-Centric」の姿勢を大切に、お客様の事業目標を達成するためのパートナーになれるように。人事評価制度に軸足を置きながら、ニーズに合わせたソリューションを幅広く提案できるように。
そんな組織を作っていくことが、私の今後の目標です。
家業に携わっていた頃から、経営にインパクトを与えられる仕事がしたいとずっと考えてきました。ですから今、あしたのチームで「お客様のビジネス成功というゴールを見据えて、さまざまな提案を掛け合わせたサービスを新たに展開していく」というネクストフェーズの始まりに参加できていることに、とてもワクワクしています。
今後も自分の経験を活かしながら、あしたのチーム全体のコンサルティング力の底上げに貢献していきたいと思っています。
取材協力:CASTER BIZ 採用
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