照明を効果的に使ったパブリックアート 5選
こんにちは、@ARTです。
1879年10月21日にトーマス・エジソンが京都産の竹の繊維を炭化させたフィラメントを用いて白熱電球を完成させたことにちなんで、10月21日は「あかりの日」に制定されています。
世界で初めて作られた電球が日本の素材にも関係しているとは驚きですね。
というわけで、今回は美しいあかりが印象的な照明を使ったパブリックアートを幾つか紹介します。
【立川】メナシェ・カディシュマン 然は微笑まず、人は微笑む
間接照明で浮かび上がったように見える切り絵のような本作品は、ところどころに動物が配置され物語性が感じられます。100以上の様々なパブリックアートが鑑賞できるファーレ立川内にある作品のひとつです。
メナシェ・カディシュマン / 自然は微笑まず、人は微笑む “Nature does not smile ; people do”
【難波】土屋壽満 空のカレイドスコープ
大阪のなんば地下街に設置されたこちらの作品は、照明そのものを使ってアート空間を演出する土屋壽満氏によるもの。
38個並んだ半球体からの光が、半透明鏡(ハーフミラー)の組合せに反射されて万華鏡のように無限に続き、思わず見入ってしまうような空間が広がります。照明はコンピュータ制御されていて、時間帯によってさまざまな表情を見せてくれます。
【横浜】平山郁夫 星座 '94横浜
こちらの作品はパシフィコ横浜国立大ホールのエントランスに設置されています。12,500ピースのガラスで構成され、照明式では世界最大規模のステンドグラスです。屋内にあるため、基本的にイベント開催時に鑑賞可能ですが、不定期で一般公開されています。とても巨大で写真に収まらないほどのサイズのため、ぜひ実際の眼で見ていただきたいパブリックアートです。
平山郁夫 / 星座 '94横浜 “Constellation '94 Yokohama”
【赤羽橋】岩崎電気 都会のホタル
都営大江戸線赤羽橋駅構内に設置された壁画作品。「都会のホタル」と名付けられた本作品は、様々な照明パターンで点滅する色とりどりの光が駅利用者の目を楽しませてくれます。
【札幌】ジャン=フランソワ・ブラン 桃色の雲
最後にご紹介するのは、光を使った作品を多く手掛けるジャン=フランソワ・ブランの、札幌ドームアリーナに設置された「桃色の雲」。
中には照明装置が仕掛けられていて、夜間になるとピンク色に鋭く輝き光の雲を夜空に浮かび上がらせます。夜の幻想的な光景は、ぜひ実際の目で確かめてみて下さい。
ジャン=フランソワ・ブラン / 桃色の雲 “Pink Cloud”
以上、「あかりの日」にちなんで照明を使った国内のパブリックアートを5つ紹介しました。
本記事では紹介しきれない作品もまだまだありますので、ぜひPublic Art Databaseからも検索してみて下さい。
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