現代アートの聖地 前橋市内のパブリックアート 7選
こんにちは、@ARTです。
群馬県前橋市は、2013年に美術館「アーツ前橋」が開業し、その後2020年には現代アートと共に宿泊できる白井屋ホテルがオープンするなど、近年現代美術好きに注目されている地域のひとつです。
今回はそんな前橋市内で鑑賞できるパブリックアートの一部を紹介したいと思います。
ローレンス・ ウィナー FROM THE HEAVENS FROM THE PRAIRIES FROM THE SEA FROM THE MOUNTAINS
白井屋ホテルのファサードを飾るこれらの文字は、ローレンス・ ウィナーによる作品です。前橋市の地域特性からインスピレーションを受け、この地が山や平原、海、天国から繋がり、やがてより世界へと結ばれていく様子を表しています。
ローレンス・ ウィナー / FROM THE HEAVENS FROM THE PRAIRIES FROM THE SEA FROM THE MOUNTAINS
リアム・ギリック Inverted Discussion
こちらの作品も、白井屋ホテルの外壁に設置され、外から鑑賞できる作品です。上下逆さまに描かれた馬と人が、なんとも不安定な気持ちにさせられます。
リアム・ギリック / Inverted Discussion
レアンドロ・エルリッヒ Lighting Pipes
白井屋ホテルの内部に縦横無尽に張り巡らされたこちらの光る水道管のようなこの作品は、中のカフェを利用することで鑑賞することができます。レアンドロ・エルリッヒらしい、見慣れた素材で非日常的な空間を演出する本作。昼と夜でも表情が異なり、思わず時間を忘れて浸ってしまいそうです。
廣瀬智央 空のプロジェクト: 遠い空、近い空
アーツ前橋の屋上看板に描かれた雲と空。晴れの日には実際の空と一体となり、巨大な構造物でありながらとても透明感のある作品です。元々商業施設だった頃の看板の形状がそのまま使用されているため、見慣れたスーパーの建物と思わせておいて実はアートの施設だったという驚きも感じられます。
廣瀬智央 / 空のプロジェクト: 遠い空、近い空 "Sky Project: Your Sky, My Sky"
山極満博 ちいさなおとしもの
アーツ前橋の歩道に植えられた街路樹の枝に引っかかっているように見えるこちらの風船は、山極満博氏による彫刻作品です。街なかで宝探しを楽しむようにアート作品を見つけられるのも、パブリックアート散策の醍醐味のひとつです。
山極満博 / ちいさなおとしもの "Tiny Thing I Lost"
井川惺亮 マエバシモニュメント
屋外広告看板の支柱がカラフルに着色されたこちらの作品は、本町一丁目カフェで見ることができます。2018年の設置当初には、この支柱にバスタブを取り付けて実際にここで入浴をするというパフォーマンスが行なわれました。
井川惺亮 / マエバシモニュメント
岡本太郎 太陽の鐘
諏訪橋近くの広瀬川沿いで見ることができる岡本太郎作品。鐘の正面には、太陽の塔と同じ顔が描かれています。とても迫力があり力強い印象を受けます。鐘の音はイベントが行われた際のみ聞けるようです。
以上、前橋市内のパブリックアートを7つ紹介しました。
市内にはこの他にも様々な魅力的なパブリックアートが多く存在します。ぜひ@ARTのパブリックアートマップも活用して、市内を散策してみて下さい。
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