コジセツ(個人的な社説)

社説の個人版のようなイメージで、政治や経済など社会に対して思ったことを、だいたい150…

コジセツ(個人的な社説)

社説の個人版のようなイメージで、政治や経済など社会に対して思ったことを、だいたい1500字前後で投稿しています。 まれに物語評やスマホのことも取り上げます。 中学社会・高校地歴・高校公民の教員免許持ちです。 非常識なアカウントでなければフォロバします!

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記事一覧

名前を「ただの会社員」から「コジセツ」に変更しました。「個人的な社説」の略です。
社会のいろいろなことに対して自分の考えを書いてきたので、気付いたら社説のようになっていました。
そこでわかりやすくするためにこの名前にかえました
今後もよろしくお願いします

ふるさと納税の規制はコレだけで充分

国は2025年10月よりポイントがつくサイトを通してふるさと納税を受けることを禁止すると発表しました。 最近は、返礼品の金額に上限を設けたり、地場産品である基準を厳格…

国会の会期が短すぎる件 国民置き去りの駆け引きを招く

終盤は政治資金規正法の話題ばかりだった今年の通常国会が会期末を迎えました。 通常国会は毎年1月に召集され、延長がなければ、会期は150日間と決められています。 しか…

政治家による裏金や脱税をスルーな政治資金規正法改正案

裏金を作っていたことが年末からずっと騒がれている政治資金のお話。 衆議院では改正案が通過し、参議院で議論がされている最中ですが、私はいつの間にか問題の焦点がすり…

国会で議論するのではなく、国民に選択肢を示せ

現在、国会は各党が出し合った政治資金規正法の改正案で盛り上がっています。 そもそも、日本においては国会のあるべき姿はどのような姿なのでしょうか。 今回は日本の政…

【裁判員辞退率63%】裁判に国民感覚を反映する方法を考える

裁判員制度が始まってから、15年が経過しました。 共同通信の記事によると、その間裁判員になることを辞退した人の割合は63%に登るそうです。 今回は裁判員制度を振り返り…

【人間とスマホの熱中症】ポケモンGO夏イベントで実際に有効だったのと意味がなかった対策

実は去年、大阪で開催されたポケモンGO Fest 2023というイベントに参加してきました。 開催された時期は8月上旬。最高気温は30℃超えでかなり暑かったのを覚えています。 …

痩せるためにチョコザップに入会したら過去最高に太った話

今回の記事はいつもの政治系の記事ではなく、まったくプライベートな話になります。 もちろん執筆するからには読んで欲しいという思いがあるのですが、自分個人の話なので…

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子育てのメリット「人生のやり直し」

今回はいつもの政治系の記事とは違い、私自身の日常で感じた子育てのメリットを取り上げます。 子供は欲しくないのが当たり前? Z世代(18歳〜25歳)に将来、子供が欲しい…

手っ取り早く給料をあげるには、解雇規制緩和より転職者へ補助金or天引き免除

2024年2月、日経平均株価が34年ぶりに高値を更新しました。 高値を更新するのはバブル期の1989年12月以来のことだったようですが、なかなか好景気を実感することはありませ…

同一選挙区からの多選禁止で政治の世界に国民感覚を!

年末に政治資金パーティーについての記事を書きましたが、年が明けて1か月半が経過してもまだこの問題が世間を賑わせていますね。 以前の記事では政治家に政治資金を管理さ…

子育ての不安をなくす! N分N乗、育休融通化、同僚が育休取得で給料UP

岸田政権は「異次元の少子化対策」として様々な政策を打ち出していますが、個人的には「まだまだ出来ることあるだろ」というのが正直な感想です。 そこでこの記事では異次…

メディア(マスコミ)は自らも事実に干渉する当事者であることを自覚する必要がある

皆さんは、メディア(マスコミ)が起こった事実Aを報道するとき、Aを客観的に、俯瞰で捉えた内容を報道していると無意識に思っていないでしょうか。 私も以前はそう思って…

値引き規制の変更でスマホの本体代は高くなったのか?

2023年12月27日より、省令の改正によってスマートフォン本体代が値上がりするかも、というニュースを見た人も多いんじゃないでしょうか。 今回は値引きの規制がどのように…

パーティー券のキックバック問題から考える。政治資金は誰からの寄付かわからないようにすべきでは?

最近、また政治と金の問題(この言い方も古い?)がニュースになっています。 今回はパーティー券の販売ノルマを達成した議員に売上の一部をキックバックしていたが、その…

『すずめの戸締まり』 映画版と小説版の差異から考察してみる

皆さんはじめまして。 今回が初noteへの投稿となります。 よろしくお願いします。 今回は新海誠監督最新作の『すずめの戸締まり』を映画館で鑑賞し、小説版も読了しました…

名前を「ただの会社員」から「コジセツ」に変更しました。「個人的な社説」の略です。 社会のいろいろなことに対して自分の考えを書いてきたので、気付いたら社説のようになっていました。 そこでわかりやすくするためにこの名前にかえました 今後もよろしくお願いします

ふるさと納税の規制はコレだけで充分

国は2025年10月よりポイントがつくサイトを通してふるさと納税を受けることを禁止すると発表しました。 最近は、返礼品の金額に上限を設けたり、地場産品である基準を厳格化したり、ふるさと納税への規制強化が続いています。 しかし、私はふるさと納税については競争原理を維持しつつ、自治体の責任において返礼品を決定するべきだと考えています。 そもそもふるさと納税とは まずはふるさと納税について、簡単に説明しておきます。 ふるさと納税とは、今住んでいる場所以外の自治体に寄付をす

国会の会期が短すぎる件 国民置き去りの駆け引きを招く

終盤は政治資金規正法の話題ばかりだった今年の通常国会が会期末を迎えました。 通常国会は毎年1月に召集され、延長がなければ、会期は150日間と決められています。 しかし、この会期が諸外国と比べると、とても短いことはご存じでしょうか。 今回はそんな国会の会期のお話です。 国会の種類と会期 国会には、開かれるタイミングや目的によって4種類の分類があります。 通常国会・・・毎年1月に召集され、会期は150日間で1回だけ延長可能。3月までは来年度予算、4月以降は法律案や条約

政治家による裏金や脱税をスルーな政治資金規正法改正案

裏金を作っていたことが年末からずっと騒がれている政治資金のお話。 衆議院では改正案が通過し、参議院で議論がされている最中ですが、私はいつの間にか問題の焦点がすり替えられていると感じています。 そもそもの問題は使途が不明だったこと そもそも、当初この問題で言われていたのは派閥から政治家個人に政策活動費としてキックバックした資金が裏金になっているのでは、という疑惑でした。 この辺りは以前の記事で簡単にまとめています。 そう、確かに政治家の収支報告書に記載されない収入があ

国会で議論するのではなく、国民に選択肢を示せ

現在、国会は各党が出し合った政治資金規正法の改正案で盛り上がっています。 そもそも、日本においては国会のあるべき姿はどのような姿なのでしょうか。 今回は日本の政治制度を踏まえ、私の考えを述べていきます。 日本は議院内閣制を採る国 まずは、前提として日本の政治の制度をおさらいしておきます。 日本はアメリカのような大統領制ではなく、イギリスをお手本にした議院内閣制を採用しています。 これと違う仕組みなのが大統領制で、議員も大統領も国民が選ぶため、議会の多数派と大統領の

【裁判員辞退率63%】裁判に国民感覚を反映する方法を考える

裁判員制度が始まってから、15年が経過しました。 共同通信の記事によると、その間裁判員になることを辞退した人の割合は63%に登るそうです。 今回は裁判員制度を振り返りつつ、どのように国民感覚を裁判に反映していくべきかを考えます。 裁判員制度とは 裁判員制度は平成21年に国民が直接裁判に関わる制度としてスタートしました。 それまでの裁判は、裁判官や検察、弁護士といった法律の専門家だけで行われるため、正確である反面、国民にとって分かりにくいことが問題となっていました。 そこで

【人間とスマホの熱中症】ポケモンGO夏イベントで実際に有効だったのと意味がなかった対策

実は去年、大阪で開催されたポケモンGO Fest 2023というイベントに参加してきました。 開催された時期は8月上旬。最高気温は30℃超えでかなり暑かったのを覚えています。 事前に暑さ対策をしてから参加しましたが、効果を発揮したものもあれば、あまり実感できなかったものもあったので、それぞれまとめておこうと思います。 ※今回紹介する商品リンクはアフィリエイトリンクとなっています。 効果があったと思う対策冷タオル まずは効果があったもの筆頭は冷タオルです。 浜辺美波

痩せるためにチョコザップに入会したら過去最高に太った話

今回の記事はいつもの政治系の記事ではなく、まったくプライベートな話になります。 もちろん執筆するからには読んで欲しいという思いがあるのですが、自分個人の話なので恥ずかしくて読んで欲しくないという思いも同居しており、初の有料記事とします。 私個人の話に何も価値なんてないのですが、わざわざお金払ってくれる方に対してはいろいろとぶっちゃけられるかなと思っています。 目次は表示しておきますので、課金する価値があるかどうかの目安としてください(正直課金してまで読む価値はないです笑

¥100

子育てのメリット「人生のやり直し」

今回はいつもの政治系の記事とは違い、私自身の日常で感じた子育てのメリットを取り上げます。 子供は欲しくないのが当たり前? Z世代(18歳〜25歳)に将来、子供が欲しいか訪ねたところ、約半数は欲しくないと回答しているようです。 この調査で挙げられている子供が欲しくない理由は、お金の問題とお金以外の問題が約半数ずつとなっています。 お金の問題以外では、育てる自信がない、子供が好きではない、自由がなくなる、といった理由が上位3つを占めています。 たしかに、子供がいるとお金

手っ取り早く給料をあげるには、解雇規制緩和より転職者へ補助金or天引き免除

2024年2月、日経平均株価が34年ぶりに高値を更新しました。 高値を更新するのはバブル期の1989年12月以来のことだったようですが、なかなか好景気を実感することはありません。生活がより良くなっていくためには、やはり給料が上がっていくことが重要ではないでしょうか。 そこで今回は、給料を上げるための手っ取り早い政策を考えたので記事にしていきます。 原因のひとつは終身雇用と言われるが・・・ 日本は諸外国と比べて、給料が上がりにくい構造上の問題があると言われ、その根拠として槍

同一選挙区からの多選禁止で政治の世界に国民感覚を!

年末に政治資金パーティーについての記事を書きましたが、年が明けて1か月半が経過してもまだこの問題が世間を賑わせていますね。 以前の記事では政治家に政治資金を管理させることをやめさせるべき、という主張をしましたが、今回の記事では、あまりにも一般常識からかけ離れた政治の世界を修正するための制度を主張します。 広報活動で本を配るのは非効率的では? 自民党の二階元幹事長が書籍代として3年間で3,500万円も出費したことが疑問視されています。 この記事を書いている数時間前に二階元幹

子育ての不安をなくす! N分N乗、育休融通化、同僚が育休取得で給料UP

岸田政権は「異次元の少子化対策」として様々な政策を打ち出していますが、個人的には「まだまだ出来ることあるだろ」というのが正直な感想です。 そこでこの記事では異次元と名付けるからにはこれだけはやってほしいなと思う政策3つを紹介します。 ①まずは序の口 N分N乗方式 まずは序の口として、一時期ニュースなどでも話題になったフランスで採用実績のあるN分N乗方式です。 これは、個人の収入によって納めるべき税金を決定するのではなく、世帯単位で課税額を決めるやり方です。 例を挙げ

メディア(マスコミ)は自らも事実に干渉する当事者であることを自覚する必要がある

皆さんは、メディア(マスコミ)が起こった事実Aを報道するとき、Aを客観的に、俯瞰で捉えた内容を報道していると無意識に思っていないでしょうか。 私も以前はそう思っていましたが、羽生結弦選手の結婚についてや処理水の海洋放出、そして能登半島地震についてのメディアのあり方に対してそうではないと思うようになりました。 今回は少し抽象的な話になるかもしれませんが、できるだけ分かりやすいように書いていこうと思います。 知る権利に応える? 羽生結弦選手の件 まずは羽生結弦選手の結婚と離婚

値引き規制の変更でスマホの本体代は高くなったのか?

2023年12月27日より、省令の改正によってスマートフォン本体代が値上がりするかも、というニュースを見た人も多いんじゃないでしょうか。 今回は値引きの規制がどのように変更になったのか踏まえ、安く買うためにはどうすればいいのかを取り上げていきます。 スマホの値引きは原則4万円まで まず、新しいルールがどうなったかざっくりまとめると、8万円を超える機種は4万円まで、4万円から8万円までの機種は50%まで、2万円から4万円までの機種は2万円まで値引きが可能です。 これまでは、

パーティー券のキックバック問題から考える。政治資金は誰からの寄付かわからないようにすべきでは?

最近、また政治と金の問題(この言い方も古い?)がニュースになっています。 今回はパーティー券の販売ノルマを達成した議員に売上の一部をキックバックしていたが、その分を収支報告書に記載しておらず、裏金化していたことが問題になっています。 そもそもパーティー券ってなに? そもそもですが、普通に暮らしている国民からしたら「パーティー券」というものになじみがないと思うのでここから説明します。 「パーティー券」とは文字通り、政治家が開催するパーティーに参加するためのチケットです。

『すずめの戸締まり』 映画版と小説版の差異から考察してみる

皆さんはじめまして。 今回が初noteへの投稿となります。 よろしくお願いします。 今回は新海誠監督最新作の『すずめの戸締まり』を映画館で鑑賞し、小説版も読了しましたので、両者のある違いについて書きます。 映画にはあって小説にはないシーン 『すずめの戸締まり』本編の内容に触れます。 ここからは映画(または小説)をご覧になってからお読みください。 その違いとは、物語中盤、鈴芽が入院している草太の祖父羊郎に会いに行ったシーンです。 羊郎との会話の中で人が通れる後ろ戸は生涯に