「正しいか、正しくないか」は大事じゃない

何事も全力で楽しむことが大切。そこから興味が出て、子どもは自分で何かを始める。


幸福度の高い北欧の考え方、価値観を勉強中です。

今日もこちらの本から。

北欧の英語学習

北欧諸国は、バイリンガルもしくはトリリンガルです。

母国語+英語 の2か国語はみんな話せます。

でもそんな北欧では、学校でガリガリ勉強させているわけではないのです。

ある日の小学校一年生の英語の授業では、

『3匹の子ブタのオオカミが学校の中に隠れているらしい!みんなで探してみたけれど見つからないから、指名手配のための手配書を描こう!』

ということで一人ひとりが英語で描きます。

ここで大切なのは、スペルを正しく書くことでも単語を覚えることでもなく、「ただ楽しんで描く」こと。

この手配書を描くのがとても楽しければ、そこから興味が出て、子どもたちは自分で英語を学び始めるとのことです。

北欧の人たちはネイティブでも難しいと言われる英語のテストも普通に満点を取るそう。

誰かと比べたくて勉強するのではなく、ただ好きで興味があるから勉強するのだそうです。


確かに、間違ったスペルをいちいち直されたり、後日テストのために勉強させられたりしては嫌になりますよね。

楽しんで学んでいればそのうち自分の間違いにも気づき、学びが深まります。

この「自分で気づく」ことが大切なのです。
今までもっていた考えや知識と異なるものに出会ったときに、記憶が定着しやすいと言われています。


我が家でも子どもにあまり口出ししないように気をつけています。

例えば、
3歳の長男が、パズルのピースを違う場所に置いていても声はかけません。
次第に他のピースと合わないなと自分で気づきます。

1歳の次男は何色を見つけても「あお!」と言いますが、直しません。
「あおなんだね〜」と言うと「うん!」と嬉しそう。
それでも1年後には色の区別がつくようになってるだろうから大丈夫。

『好きこそものの上手なれ』

何に興味があるかは人それぞれ。

でも、一つのことが分かるようになると他のことも知りたくなる。

だから、好きなもの、興味をもったものを子どもが見つけたら、「子どものやりたいこと」にできる限り寄り添うのが北欧。

親がやった方がいいと思うものを子どもにさせるという考え方がないのです。


また、子どもは自分の好きなこと、興味を持っていることに、親も興味を持って楽しんでくれていると感じるととても喜びます。

「これが好きでいいんだ。楽しいからずっとやっていていいんだ」と安心して、自分に自信をもつことにもつながっていきます。


親ができることは、正しいことを伝えることでも、正しいかどうか判断することでもなく、
子どもが興味をもって楽しんでいる姿を見守ることだなぁ、と改めて思います。

何事も近道を教えてあげれば早いですが、自分で気づくのを待つ余裕を常にもちたいなと思います。
これって、大人の仕事でも同じかもしれませんね。

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