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産後ママに、無料の家庭訪問型子育て支援というものがあります。


『ホームスタート』という子育て支援をご存知ですか?

産後の家庭に研修を受けた子育て経験者が訪問し、話を聞いたり、ちょっとした家事育児を一緒に行ったりするというもの。
頻度は週に1〜2回程度。

「赤ちゃんかわいいね。何か手伝うことない?」と気軽に声をかけてくれる、仲の良い友人や実家の母のような存在です。

時には公園や子育て広場に出かけるなど、地域の子育て支援や人とつながる応援もします。

この支援の目的は、
子育てが『孤育て』にならないように
というもの。
虐待や産後うつなど、事態が起こった家庭には保健師さんが介入していますが、そこまで重篤な問題ではないが、ストレスを感じている親には行政の支援が届きません。

この支援は、地元の住民が40時間の研修を受けて、オーガナイザーのバックアップを受けながら、ボランティアで訪問します。

イギリスで40年以上前に始まったこの支援は、世界中の22ヵ国に広がっています。


こんな支援があるのを、産後すぐに知っていればなぁと思います。
私の旦那さんは1ヶ月育休を取ってくれましたが、その後2ヶ月目からは子どもと私だけの生活。
地域の子育て支援センターに行くのも早くても首が座る頃?寝返りしてから?などと思い、出かける場所も毎日会う人もいません。
誰か大人と話したい、ただそれだけでした。
しかも、コロナ禍の現在では支援センターを控えている方も多くいらっしゃいますよね。


「最近目で追うようになったの。」
「おっぱいに吸い付く赤ちゃんって本当に可愛い。」
「母乳足りてる?」
「すごく泣くけど、どこか痛いの?体調悪いの?」
「昨日は夜泣きがひどくて眠れなくて疲れちゃった。」

毎日の何気ない会話が誰かとできたら、赤ちゃんのかわいさ、子育ての大変さを誰かと共感できたら、もっと気楽に子育てできたかもしれないなぁと思いました。
これは私だけではないはず。

しかも、ボランティアで無料というのが嬉しいですよね。
お金をかければ家事代行やベビーシッター、産後ヘルパーなど外注することはできます。

でも私は
「働いてないし自分は家にいるのにお金をかけてまで来てもらうのはどうなの?」
「これから子どもにお金がかかるようになるのに、今自分のために使ってしまうの?」
などとためらってしまっていました。
(3年子育てするとそれは必要な支出だと思えるようになりましたが。)

無料で来てもらえるなら気楽にお願いできますよね。

就学前のお子さんをお持ちの方、悩みを聞いてほしい、誰かと話したい、どんな方でも支援を受けられます。

まだ日本全国で土台ができているわけではないので、お住まいの地域の支援を探してみてくださいね。

そして、40時間の研修は大変だけど、地域に還元することを前提で、この研修を受けるのも無料。
地域の産後ママを手助けするために、子育ての経験を活かしてボランティアをするのもするのもいいなと思いました。
街全体で子どもの育ちと子育てを支え合っていくことにつながります。


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