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『ゴジラ-1.0』の感想!【ネタバレなし】

本日はメンタルヘルスはお休み。
趣味の映画の感想回です!

最近、映画館料金の値上げの話があって、心苦しい限りです。
でも、やっぱり映画は面白いですね。

好きなことをやる。好きなことを自覚する。
これも健全なメンタルの為には必要な事でもありますね。



◆どんな人にオススメか?

2010年代ほどからのゴジラシリーズ。
これらにおいて「新しいゴジラを見たい」という人はオススメ。

さらに
「ゴジラをほとんど知らない。けど、ゴジラだから観ようかな?」
…という人にもオススメできる。

ただし、注意点。

ハリウッドゴジラのような大暴れ。
シン・ゴジラのような不気味かつ神々しい雰囲気を求めている。
それだと期待外れになる可能性が高い。

いわば「面白い映画が見たいだけ!」という人には良作になる。



◆賛否両論への補足

今回のゴジラ、実は賛否両論になっている。

その大部分が、くさい演技。大げさな演技である。

ネガティブに見れば、確かに『演技力が低い』という言い分も理解できる。

しかし、あえてここはポジティブにとらえてみよう。

くさい演技……と言えばそれまでだ。
だが、こうも考えられる。

とにかくメチャクチャ分かりやすく作ってある。

セリフで全部言ってくれる。
映像で全て見せてくれている。

内容の中にもツッコミどころ満載の作品ともいえる。
詳しい人が見たら「そんなバカな(笑)」という場面は多い。

ただ、捉え方を少しだけ変えてみよう。

「そこを指摘するのは野暮=頭空っぽで視て良いエンタメ作品」。

こう言えるのも事実だ。


◆欠点部分の効果を考えてみる

大人から見れば、クサく演技。
でも、子供から見れば少し話が違うのがミソだ。

このくらい分かりやすい事が、子供にとって大事になるとも言える。

また、海外の人たち向けのオーバーリアクションと考える事もできる。

日本人がアメリカ人など表情を見極めにくいのと同じ。
日本人の表情を見極めにくいので、あえてのオーバーリアクション。

このようにも考えられる。

だが、実際はどうなのか分からない。
ちょっと判断が難しい。

何故なら、山崎監督だから……

映画に詳しい人なら、おそらくコレで分かると思う(笑)



◆近年のゴジラ映画の個人的見解

個人的な話だが、2010代以降のゴジラには主に3種類ある。

あえて表記するなら……

「シン・ゴジラタイプ」
「ハリウッドゴジラタイプ」
「初期ゴジラタイプ」

……これら3種類だ。


これらの違いは以下の通り。

◆「シン・ゴジラタイプ」
ゴジラを災害や厄災として登場させている。
なので、人間ドラマというよりは立ち向かう人々や組織を描いている。
人類vsゴジラと考えられ、個人より組織的な動向が重視される。

◆「ハリウッドゴジラタイプ」
ゴジラをあくまでモンスター。
「力」「破壊の象徴」として登場させ、大暴れさせている。
なので、人間ドラマは皆無というか、もはやいらない。
過去にあった「vsゴジラシリーズ」と同じ類と言える。

◆「初期ゴジラタイプ」
ゴジラという脅威が巻き起こす人間や社会ドラマを描いたものだ。
一個人の感情にしっかりと焦点を当てて「人間vsゴジラ」を描いている。
表向き「人類や国家vsゴジラ」だが、実際は「主人公vsゴジラ」こそ本命。

今作は「初期ゴジラタイプ」と言える。

ゴジラというモンスター、災厄。破壊の化身。
どんな形であれ、人々の与える影響と立ち向かうドラマが描かれている。

その中で1人に焦点を当てている作品だ。

元々初期ゴジラに近しいのを作ろうとしたという話をもある。
当然ではあるが、結果的に近年における新しいゴジラになっていると思う。

見ておいて損はない映画である。

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