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「むずむず足」と「いぢくらしい」

幼い頃から「むずむず脚症候群」だと思う。
もちろん、当時はそんな名などない。
シーツや毛布のまとわりつきを人より過敏に嫌がったり、真冬でも素足を好むのはそのせいかもしれない。

子供のころは自分が不眠症だなんてことは自覚していなかったけれど、眠れないのは「むずむず足」のせいもあった。
私の場合は痛くもかゆくもない。
ただ火照るというか、足の皮膚の内側の深いところがむずむずする。
バタバタ動かしたり、なでなでマッサージをすると、すこし改善する。
まぎれるというのが近い。
とにかく足が熱くて眠れないので、冬でも布団から足を出して寝ることがある。

足の裏にアイスノンを当てて冷やすというのは、昔はよくやったが、冷たさが引いてくると余計に熱さを感じるので、やらないほうがいい気がしている。
お風呂上りに足元に冷たい水をかけて出ると、あとからホカホカすると推奨されているが、私はそれを避けたいのでお湯をかけて出る。

末端冷え性の友人がスキー用の分厚い靴下をはいて寝るというのを聞いて、私は真逆だと信じてきたが、むずむず脚症候群の原因のひとつは冷え性だそうである。
と言われても、家の中で靴下をはく生活なんてまっぴらごめんというのは変わらない。

リモートワークが多くなってから血行不良はアリかなと自覚しているので、仕事のない日は散歩を心がけているが、「歩き出すと食べるのも休むのも忘れてしまう」という性分なので、すぐに1万歩を超えてしまう。
コロナ禍となってからは、昔みたいに店で珈琲を飲んで一休みということもなくなって、朝から日暮れまで歩き通してしまう。
お昼ご飯も食べず。
2万歩近く歩いた日は、やっぱり疲れる。
そして、2、3日は「散歩はもういいかな」と思って、引きこもってしまう。
極端なんだよなぁ。
毎日すこしずつとかコツコツというのが苦手なのは、前にも書いた。

今朝は、この冬一番の冷え込みだったそうだ。
昨日の昼間も寒かったですよね、とキャスターが言っていたけれど、私は買い物に行ったがリュックを背負った背中は汗びっしょりになった。
風邪をひくんじゃないかと心配したけれど、大丈夫そう。
秋物のコートを着て行ったのだが、つくづくダウンコートにしなくて良かったと思った。
うちの地域が寒くないのかもしれないが、とにかく私は寒くない。
一昨日も昨日も、足が熱くて眠れなかった。
それで、真冬用の布団を秋用に戻した。

寒さより、衣類の厚さや密着によるうっとおしさほうが耐え難いものなのかもしれない。

私の生まれたあたりでは、これを「いぢくらしい」と言う。
「じ」ではなく「ぢ」にするのは、私のニュアンス。
一般的な「うっとおしい」の不快感より強い。
足だけでなく、まとわりつくような人間関係も苦手。

今日もリモートなので、午前中からガーッと仕事をして、15時から昼食をとった。
そして、一旦休憩を入れてしまうと、休み終わりの起動がしんどい。
そろそろ「午後」の仕事に復活しなくてはならないが、もう仕事したくない!

読んでいただきありがとうございますm(__)m