我が家の子育て方針(2024/05/26)

私の家に初めての赤ちゃんがこの秋に生まれる。男の子だ。

私は世間的に見れば、良い大学を得て、良い職場に就職した。人からはさほど挫折もなく生きてきたと思われるのかもしれない。

しかし、個人的には、挫折も多く、自分の能力の限界から、不自由を感じることが多かった。

そうしたことから、子どもには自分より自由な人生を歩んでほしい。思う存分能力を発揮して欲しいと思う。

これは、親であれば誰もが子に対して感じる感情だろう。こうした感情から、子に対する教育に熱心になる親は多い。

私もその一人になるのかもしれない。まだ生まれてきていないが、近く生まれてくる子どもに、こういう方針で教育しようと意気込んでいるのである。

私は現時点で、子育てのテーマとして以下5つの考えている。

第一に、自主性自発性である。日本においては特定の答に効率的にたどり着くための教育を行う。それに対し、欧米では自分なりの答を探し当てる教育を行う。そこには、自主性・自発性に大きな差が生まれる。この自主性・自発性こそクリエイティビティ―の源泉であると思う。

第二に、テクノロジーである。これまでも、人類の歴史を通じ、農業革命、産業革命、IT革命等を通じ、人間は飛躍的にその生産性を向上させてきた。新たなテクノロジーこそが人類を豊かにしてきたのである。そして、今、AI革命が生じつつある。人間を上回る知性が誕生するシンギュラリティーも近いと主張する者もいる。こうした時代において、テクノロジーを使いこなせない者が自由でありようはずがない。

第三に、英語である。世界で出回っている情報の大半が英語である。日本語しか読めない時点で、世界の大半の情報、更に最も先進的な情報から隔離されることになる。もっとも、現在では英語もAIで日本語にすぐ訳せてしまう。しかし、感情の宿る人間とのコミュニケーションにおいては、AIを介さない生のやり取りに勝るものはないだろう。心と心が通うコミュニケーションから、ネットワークが生まれ、情報が流れ込んできて、新たな何かが生まれるのである。

第四に、事業・投資である。この資本主義社会において、人に雇われているだけでは、得られる金銭には限界がある。事業・投資をしてこそ、被雇用者では得られない、金銭と時間を得ることが可能なのである。より大きな金銭と時間を得ることによってこそ、より大きな事業設計、より豊かな人生設計が可能になるのである。

第五に、社会貢献である。いくら能力が高かろうが、金銭的に豊かであろうが、周りの人を不幸にしているのであれば、その人生は貧しく価値は乏しい。自ら自由に生き、それにより、社会全体の利益、人類の進歩に貢献することこそ、至高の喜びである。

これら5つのテーマの下、子どもと接していきたい。今はそう考えている。

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