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旦那の裏切りの先にあったものとは#3

母は手は出してこなかったが
常に怒っていた
「女の子らしくしなさい」
「残さず食べなさい」
「勉強しなさい」
「早く寝なさい」
「弟の面倒をみなさい」
「洗濯物をたたみなさい」
「お風呂掃除をしなさい」
「あれを買ってきなさい」
あれしなさいこれしなさい。
父に手をだされている時はただ見ていた。
母は自分の言うことをきかないと
すぐ父に報告していた。
誉められないことが当たり前だから
誉められたいとも思わない。
大人になって
職場の上司に「小さい頃誉められて育った?叱られてばかりだった?」
と聞かれてハッとした。
誉められた記憶がない。
いつも叱られてばかりだった。
いつも否定されてばかり
なんで私はこの人達の元にうまれ生かされているだろう。
なんでここで生きているんだろう。
不思議な話だが
5歳の私は鏡を見るたび顔をさわりながら"私ってなんでここで生きているんだろう?"
なんていえばいいのだろうか
1回どこかで死んでまた生かされている感覚だった
それもいつの間にか小学校に上がる頃には消えていた
現実逃避してたのか
前世の記憶なのか

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