言うことを聞かせるには。
いいから黙って言うこと聞け!
と言いたくなる、もしくは言ってしまう、そんなタイミングは時たま訪れるものだろうか。
沸騰中の喧嘩、泣き止まない乳幼児、意地を張ったままの恋人、聞く耳を持たない老人
説明してもどうせ分からない、面倒だからとりあえず言う通りにしてほしい、
またこの無駄な時間が来た、と辟易する事も往々にしてあるだろう。
言うことを聞け、言うことを聞かせたい(話し言葉としてはよく聞くが文字として見ると違和感のあるこの言葉)
人に対してそんな風に思ってはいけない、他人をコントロールしようとするな、などという反論は今日は捨て置いておく。
まず大前提として思ってしまうことを無くすのは無理だ。
そして、他人はコントロール不可なことを重々承知した上で、ではどうやったら言うことを聞いてくれるのか。
残念なことに、いいから黙って言うこと聞け!と思っている時など、大抵その感情は態度として滲み出ている。
態度は伝染する。
相手から、黙って言うこと聞けよ?なんてオーラを滲み出されて、はい!言うこと聞きます!と従うだろうか、いや無い。
そんなわけない。
つまりは態度。
自分だったら言うこと聞かないよな、、なんて態度で言うことは聞かせられない。
言うこと聞け!を話聞いてほしいな、と変換した上で、相手は自分の鏡だと思おう。
言うことを聞いてくれない相手の相手をしている自分の顔もまた、般若なのだから。
いいから黙って言うこと聞け!と般若の形相をしていたら相手も般若になり、般若がにっこり笑って言うこと聞きますね、なんてそんな滑稽な話はないわけだ。
言葉を選ばずに言うならば、
黙って聞けよ!!!とイライラしてしまうということは、相手によってイライラさせられている、同じレベルの同じ土俵ということで、
黙って聞け!と上からものを言えるほど相手より偉くはない。
本気で言うことを聞かせたいのなら、言うことを聞きたくなるような態度、言葉遣いから。
それをするのは悔しい、ムカつく、、!と思うのなら、見下している相手はあなた自身と大差無いということかもしれない。
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